【国内】注目の旅
【国内】注目の旅
2022年02月18日
フェリーで旅する、海の国ニッポン
海の旅。航空機やバスの旅は専ら「移動」が目的ですが、「船旅」には物語性が潜んでいて、何だかロマンを感じさせます。そして、日本は島国でありながら、いわゆるクルーズ客船が数少ないこともあってか、この大洋をゆく船旅を楽しんだ経験をお持ちの方は意外なほどに少ないようです。
このたびは、快適になったフェリー客船でゆく旅を3コースご紹介します。
新造船「東京九州フェリー」にご注目ください。
昨夏7月に「東京九州フェリー」が就航して注目を集めている「はまゆう」と「それいゆ」(15515トン。乗客268名)。いずれも新造船で、ほぼ丸一日の「船旅そのもの」をゆっくり楽しんでいただくために、キャビンの快適性や船内のパブリックスペースを充実させ、単なる移動手段としてのフェリー客船ではないコンセプトが特徴です。展望大浴場から洋々たる大海原を眺めながらの「ひとっ風呂」も、日本の船だからこその豪快で開放感いっぱいの贅沢なひとときをお過ごしいただきます。
1、太平洋と日本海を新鋭フェリー客船でゆく
日本をぐるり ふたつの船旅 9日間
日本を取り囲む太平洋と日本海を新鋭フェリー客船でぐるりと一周する、海路2354キロ、陸路(バスと鉄道)940キロ、全行程3294キロ(空路は含まず)の壮大な旅です。下船地での観光にもこだわりました。海と断崖に囲まれた珍しい「サンドイッチ型城下町」の杵築や、武家町の落ち着きと、商家町の賑わいのコントラストが印象的な丹波路の城下町篠山、伊根浦の舟屋を海から楽しむ伊根湾クルーズなど、日本の良さをしみじみ感じる内容としました。舞鶴港から小樽へ、能登半島、佐渡島などの沖合を進む、日本海の船旅も楽しみです。
2、太平洋の船旅と優雅な九州
嬉野の名旅館と古き町並探訪の旅 5日間
新造船「東京九州フェリー」に乗船し、新門司港へ。到着後は、歴史深い山間の重伝建、日田・豆田町や、新緑の城下町・秋月の散歩、さらに佐賀の陶器の町など、変化に富んだ町歩きにご案内します。長崎街道の宿場町として栄え、開湯1300年の歴史を誇る嬉野温泉では、大正14年創業の老舗「大正屋」と、瀟洒な洋館の「ハミルトン宇礼志野」と、和洋趣の異なる2つの宿を確保。名湯でゆっくり寛ぎ、旅を締めくくります。
3、新日本海フェリーでゆく
話題のウポポイと小樽から新潟への旅 5日間
「新日本海フェリー」を利用し、小樽から新潟へ、北前船の航路をゆをくロマン溢れる旅です。一昨年オープンのアイヌ文化の復興と発展を目的とした複合施設「ウポポイ」、登別温泉、そして小樽を観光した後、新鋭客船らべんだあ(あざれあ)号のデラックスキャビンにて新潟へ。北前船の一大拠点として栄えた新潟では北方文化博物館なども訪れます。
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