佳景・名景・絶景

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2021年08月01日

黒部立山アルペンルート

『旅のひろば』編集部 上釜一郎

 

大観峰は駅の屋上展望台から一望する黒部湖や後立山の大パノラマは、アルペンルート屈指の美しさです。また、大観峰と黒部平を結ぶ立山ロープウェイは、大観峰と黒部平の間に一本も支柱がなく、動く展望台として360度の大パノラマを楽しむことができます。

一日遅れの更新です。昨日7/30(土)は、ようやく2回目のコロナワクチンの接種で、バタバタしており日曜日の更新になってしまいました。これまでどおりの感染防御対策は行いますが、今後3週間ほどで、しっかりと抗体ができるのを望むばかりです。

さて、この「佳景・名景・絶景」コラムですが、毎週、何を書こうか結構悩みます。そんな中で、いつも写真撮影ツアーの企画を作ってくれるプランニング事業部の春名から、「黒部立山アルペンルート」を紹介して欲しいとリクエストがあり、今週はここを取り上げてみます。「黒部立山アルペンルート」というとみなさんは、まず思い浮かぶのは黒部ダムと室堂の「雪の大谷」ではないでしょうか。確かにこのコラムのテーマにはぴったりの撮影スポットです。特に「歩くのが……」という方にも様々な乗り物を乗り継いで春から秋、北アルプス有数の絶景を楽しめるスポットです。近年では飛騨高山や、白川郷と組み合わせたツアーで、外国人にも大変人気でトロリーバスやケーブルカー、ロープウェイとそれぞれ乗り継ぐポイントでは大混雑で、私も数年前に撮影に行った時は若干うんざりしてしまいました。しかし、不謹慎かもしれませんが、この秋のシーズンは「行き時」でしょう。体力に自信のない方でも標高2000メートルクラスの絶景と紅葉が楽しめる「黒部立山アルペンルート」は写真ファン、自然ファンにはぜひ一度は訪ねて欲しい撮影地です。

ちょっと早い時期の紅葉はこんな感じです

ハイライトの立山ロープウェイ
秋の黒部ダム
黒部渓谷の秋の風景
ゴールデンウィーク前後はこの通り雪の壁です
大観峰も5月はこのくらいの雪です


秋の黒部立山アルペンルートを楽しむ
アルペンルートと秋の北アルプス絶景の旅【4日間】はこちら

【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。

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