新企画

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2022年05月12日
2022新シリーズ 日本遺産紀行 第2弾発表
日本遺産認定は文化庁が平成27年から始めたもので、初年度に18カ所が認定されました。
従来の文化庁の認定事業は、文化財保護法として国宝・重要文化財などの有形文化財、無形文化財、民俗文化財、文化的景観、伝統的建造物群(重伝建)などに分けて日本の宝を保護することにありました。いわば、点として、そのものの保存を目的としていましたが、日本遺産認定に関しては点としてではなく、一つの面として、各地の歴史的価値や魅力をストーリーとして着目していることに特長があり、現在は104のストーリーが認定されています。文化財を単体としてではなく、そのエリアとして再評価することによって注目を促し、地域の活性化につなげて、日本の歴史的な価値ある文化を再発見してもらうという趣旨ですが、この日本遺産の認定を文化庁が行っていくことで、改めて日本各地に息づいている日本固有の価値を再認識する大いなるきっかけになっています。
日本遺産を旅することは、日本各地で、今もそこに住む人々の誇りと共に継承されてきた歴史と文化を楽しみながら、地域の魅力を再発見、再認識するものです。
文化庁は、単に日本各地の価値ある文化的遺産を紹介することにとどまらず、その物語を語れる人々の育成プログラムにも取り組んでいます。その地の日本遺産の番人ともいうべき語り部の存在は必要不可欠なものであり、大人だけでなく、子どもたちにも広げ、未来の語り部を育もうとしています。
「日本遺産紀行」シリーズでは、各地の自治体や観光協会などのご協力をいただき、うわべだけのものでなく、しっかりと、日本遺産たる価値を楽しんでいただける内容に仕立てています。
世界遺産は「卓越した人類共通の価値」を重視して登録されますが、日本遺産は「文化の多様性を大切に、その文化財が擁するストーリー」が重要視されています。海外のツアーがストップしている現状にあって、ぜひ日本各地の歴史、文化をお楽しみください。

2022年 第二弾発表 2コース発表
日本各地の伝統・文化のストーリーを求めて
1.「黄金の国ジパング」みちのくゴールド浪漫の旅 3日間
日本で初めて「金」が産出された陸奥国。このみちのくで花開いた黄金文化の象徴、中尊寺「金色堂」。惜しげもなく使われた黄金は、まさに産出地だからこそ完成したものだということが分かります。この金色堂を中心に、奥州藤原氏の都、世界遺産の町・平泉を講師の講演を含めてゆっくりとご紹介します。
また、奥州の食文化としてお楽しみいただきたいのが、豊富な種類の「お餅の文化」です。奥州では祝い事やおもてなしなど、様々な行事に欠かせないハレの料理として今に息づきます。汁物も、おかずも、甘味も 餅づくしを楽しむ「果報もち」をご賞味ください。


2.国生みと御食国(みけつくに)の島・淡路の旅 4日間
国生み神話の舞台が淡路島となった背景には、古代日本に新たな時代の幕開けを告げる金属器文化をもたらし、後に塩づくりや巧みな航海術で畿内の王権や都の暮らしを支えた「海人(あま)」と呼ばれる海の民の存在がありました。淡路島は、国生みの神話とともに、古代国家形成期の中枢を支えた海人の歴史を今に伝える島として、日本遺産に登録されています。
また、「御食国」として、朝廷に数々の食材を納めてきた淡路島。6月から10月しか味わえない赤ウニは熟練の漁師でも獲るのが難しく、希少な高級品です。また、旬の鱧も淡路島の名店で味わいます。


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