【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2026年11月06日
【帰国レポート】ヘラン号でゆく韓国鉄道周遊の旅 5日間
<2026年10月19日(月)~10月23日(金) 添乗員 東京支店 春名 釈、照井 歩>
<2026年10月19日(月)~10月23日(金) 添乗員 東京支店 春名 釈、照井 歩>
今回で第25回目のチャーター。8年振りに実現したクルーズトレイン「ヘラン号」の韓国鉄道周遊の旅から帰国しました。1998年から2008年まで、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権による北朝鮮への外交的緊張緩和政策「太陽政策」の一つとして、韓国と北朝鮮の代表関係者を乗せ、北京オリンピックへの入場を実現しようと計画されたのがこの列車だったのです。実際には実現できなかったのですが、この列車には、ヘラン「太陽のもとで」という名前が付けられました。日本より一足先に秋景色に変わりつつある韓国の里山の風景とともに、鉄道の旅を楽しみました。8年たっても変わらなかったのは、ヘラン号のスタッフの温かいホスピタリティでした。

韓国唯一の宿泊型観光クルーズトレイン「ヘラン号」
2008年、韓国初のクルーズトレインとして登場した「ヘラン号」。現在では韓国でも大人気の観光列車で、乗車日3カ月前の発売日には約5分で完売し、常に30組ほどのキャンセル待ちが出るとのこと。かつて登場当時は韓国の中でも知られていなかったため、年に数回チャーターしてご案内しておりましたが、韓国でもその良さが口コミで広がり、チャーターが難しくなってしまい、今回は8年振りのチャーターとなりました。
ヘラン号の魅力は、高速鉄道が中心となりつつある韓国の鉄道の中で、風光明媚な在来線を走る貴重な列車であることと、下車観光する場所も通常では訪問しづらい韓国の田舎が含まれているところです。皆様も、韓国の田舎の魅力を楽しんでいらっしゃいました。


8両編成の列車を30名で利用。贅沢な鉄道の旅
ヘラン号は寝台車6両にカフェテリアカー、ラウンジカー、そして機関車とバッテリーカーの10両編成。寝台車はすべて韓国の方向けにダブルベッド仕様となっているため、今回は30名で満席とさせていただきました。よって、8両編成を30名で利用するため、平均すると1車両を3~4名で利用するという贅沢な旅となりました。
そして、8年前に比べさらにランクアップしていたのが、各地での食事の数々でした。




1日目「韓国の万里の長城」水原華城に感動
通常はソウル発~ソウル行きの「ヘラン号」を、チャーターのメリットを利用して水原駅からの乗車とし、1日目は古都水原の見学を楽しみました。朝鮮王朝時代に築かれた城門や城壁が残る世界遺産の水原華城と、その一角にある御所の跡、水原行宮を訪れました。「韓国の万里の長城」のようで、規模は小さいながら御所の雰囲気を楽しむことができました。映画やドラマの撮影地としても有名で、『チャングムの誓い』や『イ・サン』の撮影場所にも利用されました。夕食後には、ドライバーとガイドさんに特別にお願いし、見事な夜景もご覧いただきました。




2日目 歴史的な建築が残る南原と世界遺産の順天湾へ
「ヘラン号」の最初の下車観光地は、全羅北道の南原駅。朝鮮王朝時代の楼閣と庭園を残す広寒楼苑を訪れました。身分の違う芸妓の娘と両班が身分を越えて結ばれる、韓国の古典「春香伝」の舞台です。その後、ラムサール条約に登録され、韓国の干潟として世界自然遺産にも登録される順天湾湿地と順天湾国家庭園へ。生憎の天気と日没になってしまいましたが、葦の干潟が印象的でした。


3日目 新しい釜山の町を楽しみました
夜が明けると「ヘラン号」は、韓国第二の都市、釜山市内の釜田駅に到着しました。「ヘラン号」の面白いところは、2泊とも朝食の後には「旅の疲れをいやすスパ・タイム」が設けられていることです。リゾートホテルでビュッフェの朝食を楽しんだ後は、同じホテルで入浴を楽しみます。列車のコンパートメントはシャワーのみのため、入浴を楽しめるのが嬉しいサービスでした
碧い海が印象的だった釜山。新しい見学場所として人気のある、松島海上ケーブルカーにて松島へ。床がガラス張りとなっているロープウェイが印象的でした。


新羅の都、古都慶州は秋の旅行シーズン
昼食後「ヘラン号」は、古都慶州へと到着しました。世界遺産に登録された慶州歴史地区は、市内のいたるところに古墳が点在する珍しい町。その中の中心となっている大陵苑の天馬塚古墳、旧慶州古城を望む東洋最古の天文台と言われる瞻星台(せんせいだい)を見学しました。夕食は、慶州の伝統料理が並ぶ韓国風懐石「韓定食」を楽しみました。夕食の後は、東宮と月池のライトアップ見学へ。ちょうど秋の旅行、修学旅行シーズンで、観光客の多さに驚きました。




4日目「世界で最も海に近い駅」として称される正東津駅へ
夜明けと共に「ヘラン号」は、美しい海岸線を望みながら、世界で最も海に近い駅と称される正東津駅に到着しました。この駅ではヘラン号と夜明けの海岸を楽しむ時間が設けられています。韓国でも数少なくなった昔ながらの駅舎も懐かしさが残ります。数多くの韓国映画やドラマで登場する有名な駅でのひと時を過ごしました。その後、海の見えるリゾートホテルで朝食。朝食後、温泉を楽しむ時間も設けられています。



秋たけなわの武陵渓谷へ
朝食、温泉入浴の後は武陵渓谷を訪れました。渓谷に沿った遊歩道を、頭陀山三和寺まで歩きました。紅葉を楽しみながらの気持ち良い散策でした。




韓国鉄道一の難所、太白山脈を越え夕暮れのソウル駅に到着
東海駅から再び「ヘラン号」に乗車し、終点のソウル駅を目指しました。東海駅からしばらくは、韓国鉄道一の難所区間と言われる太白山脈越えの絶景ルートを走ります。残念ながらスイッチバック駅は数年前に廃止されてしまいましたが、新しいループトンネルを通って峠の駅太白へ。昼食を楽しんだ後はまた「ヘラン号」に乗車し、再び太白山脈の風景を楽しみながらソウル駅を目指しました。
車内ラウンジカーでは、ヘラン号のスタッフによる送迎会が開かれ、ヘラン号に関してのクイズ大会の後は、今回の3日間をまとめたビデオ上映もありました。


5日目 景福宮は「韓服」で見学するのが人気です
旅行の最終日は、ソウルの見学を楽しみました。朝鮮王朝の正宮であった景福宮、景福宮の敷地内にある国立古宮博物館を見学いただきました。景福宮は世界各国からの観光客で賑わっていて、日本の浅草や京都と同じように、貸衣装のチョゴリを着て観光する外国人の数の多さに驚かされました。見学後は、かつて要人たちが利用した隠れ家的な別荘であり、宴会場であった三清閣にて、旅の最後の昼食をお楽しみいただきました。遠くにソウル市内を望む緑豊かな隠れ家でした。




「ヘラン号」のもう一つの魅力。韓国の味覚の数々
今回の旅で驚かされたのは、多彩な韓国料理の数々でした。「ヘラン号」乗車中は、各地の駅長さんお勧めのレストランを利用し、料理を楽しみました。とてもバラエティに富んでおり、韓国料理の多彩さを実感。「ヘラン号」のもう一つの楽しみは「韓国グルメ」と言っても過言ではない内容でした。






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