【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2026年08月07日

【帰国レポート】6つの景勝ルートとアレッチ氷河の旅

<2026年7月29日(水)~8月7日(金) 10日間 添乗員:稲田裕子>

<2026年7月29日(水)~8月7日(金) 10日間 添乗員:稲田裕子>

ボランティアに支えられたフルカ山岳蒸気鉄道。未来の機関士たちにも出会いました。

夏のスイスの旅に添乗してまいりました。毎年様々なコースをご紹介しているスイスですが、このたびは「列車」に注目し、弊社でもあまり紹介しない地域を中心に巡ってまいりました。イタリアへと抜けるチェントヴァッリ鉄道、定番の氷河特急や世界中の鉄道ファンの憧れともいわれる「フルカ山岳蒸気鉄道」、そして、箱根鉄道と姉妹提携を結んでいるレーティッシュ鉄道のアローザ線など、特徴ある列車に乗って、アルプスの山々を越えてまいりました。

チェントヴァッリ鉄道でロカルノからドモドッソラへ

イタリア語で100の谷を意味するチェントヴァッリ鉄道。某旅行ガイドブックでは「世界で最も美しい鉄道ルートのひとつ」と紹介されているそうです。スイスはティチーノ州のロカルノから、イタリアのピエモンテ州に位置するドモドッソラまでの全長52㎞を約2時間で結び、その名の通り、83の橋と31のトンネルを抜けながら、深い渓谷や急流、滝、ブドウ畑や森などの絶景を縫うように走ります。たどり着いたのはイタリアのドモドッソラ。かつて、「シンプロン・オリエント急行」も停車した立派な駅舎から、オリエント急行の乗客も歩いたであろうメインストリート歩いて、中央広場であるメルカート広場まで向かいました。ちょうど土曜市がたっていて、とても賑やかでした。

ティチーノ州で最も高い、65mの鐘楼を持つイントラーニャの教会そばを通り過ぎます。
移り行く車窓風景はどこを切り取っても絵になる風景ばかり。
イタリアのドモドッソラに到着です。1888年開業のクラシカルな駅舎です。
ちょうど土曜市がたっていた中央広場。周囲を囲む家々は、15~16世紀にかけて建設された、貴族や商人の館でした。

廃線からの復活! ボランティアに支えられるフルカ山岳蒸気鉄道

標高2436mのフルカ峠を越える「フルカ山岳蒸気鉄道」は1926年に開通した、レアルプからオーバーヴァルトを結ぶ路線です。大雪や雪崩によって一年の半分は運休せざるを得ないエリアなので、通年列車が走れるようにと、1982年に新フルカトンネルが開通。需要がなくなったフルカ峠を越える路線は廃線となります。しかし、この美しい絶景山越えルートが失われるのはもったいないと、1992年頃から地元ボランティアたちが立ち上がり、壊れた線路を修復し、廃線後各地に売り払われていたかつての車両を買い戻し、ついに2010年に全18㎞の路線を復活させました! 現在もボランティアの人々によって運営されているフルカ山岳蒸気鉄道は、世界中の鉄道ファンの憧れの的だそうです。もくもくと煙をあげて走る蒸気機関車に乗って、レアルプからオーバーヴァルトまでの3時間の列車の旅を満喫しました。

途中駅で停車すると、機関士さんが機関車を磨いています。
1982年に開通した「新フルカトンネル」。フルカ山岳蒸気鉄道は、このトンネルは使わずに、かつての山越えルートを走ります。
途中駅ではオーバーヴァルトから出発した列車ともすれ違いました。
アルプスの花の時期は6月末から7月上旬ですが、8月にはピンクのヤナギランが咲いていました。
お天気に恵まれ、美しいアルプスの風景を満喫できました。

ヨーロッパ最大のアレッチ氷河へ

宿泊しているアンデルマットからフィーシュ駅まで鉄道で移動し、そこからエッギスホルン展望台へ上がるケーブルカーで標高2869ⅿの山頂駅まで登ります。たどり着いた展望台から眺めることができるのが、アレッチ氷河です。アレッチ氷河は全長が約23㎢、幅1.6㎞、総面積約80㎢で、ヨーロッパアルプス最大の氷河です。温暖化と言われる昨今、このアレッチ氷河も今世紀末には消滅する可能性があると言われています。約2時間の滞在中、ご希望の方と標高2927ⅿのエッギスホルン山頂まで歩いてきました。

ケーブルカーに乗って山頂駅を目指します。
たどり着いた山頂駅の目の前に広がる、ヨーロッパアルプス最大のアレッチ氷河。
片道40分くらいの岩山登りでたどり着いたエッギスホルン山頂。
山頂駅周辺にはいくつも展望スポットがあり、雄大な氷河の景色を楽しめます。

小国リヒテンシュタインへの日帰り旅行

スイスと国境を接する小国リヒテンシュタインへの日帰り旅行にも出かけました。小豆島くらいのサイズしかない小さな国の首都ファドーツへは、スイス全土を網羅するポストバスで向かいます。20世紀初頭に建設されたリヒテンシュタイン市庁舎からファドーツ大聖堂までのメインストリートはわずか700mほど。その通り沿いに、国際的にも評価の高いリヒテンシュタインの美しい切手を展示している切手博物館、リヒテンシュタイン公国の入国印を押してもらうことのできる観光案内所、25名の議員のための国会議事堂などがあります。野外展示されている現代アートや、歩道に描かれた切手のモチーフを眺めながらのぶらり散策も楽しめました。

町中から見上げると、ファドーツ城が。今でも公爵一家がお住いの邸宅です。
リヒテンシュタイン公国の市庁舎。市庁舎の前には現代アートの「三頭の馬」があります。
リヒテンシュタイン公国の大聖堂。
リヒテンシュタイン公国の入国印を押してもらうことのできる観光案内所。Made in リヒテンシュタインの土産物も取り扱っています。
リヒテンシュタイン名物の切手のモチーフが道のあちこちに描かれています。

この記事に関するキーワード

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
湘南
0466-27-0111