【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2026年08月21日

【帰国レポート】ソロモン諸島とパプアニューギニアの旅

<2026年8月5日(水)~8月12日(水) 8日間 添乗員:東京支店 笹島侑弥>

<2026年8月5日(水)~8月12日(水) 8日間 添乗員:東京支店 笹島侑弥>

今回添乗員として同行させていただいたのは、南太平洋の二つの島国、ソロモン諸島とパプアニューギニアです。今年7月にニューギニア航空の直行便が再開し、両国とも格段にアクセスが良くなりました。普段なかなか耳にすることのない国だからこそ、素朴な人々とのふれあいや隠れた魅力、そして日本との関わりにも驚かされる旅になりました。実際に現地を訪問した様子を、様々な観点からご紹介いたします。ぜひご一読ください。

太平洋戦争最初の激戦地、ガダルカナル島へ

ソロモン諸島の首都ホニアラがあるガダルカナル島は、千葉県ほどの面積に約30万人が暮らす、緑豊かな南の島です。しかし多くの日本人にとっては、忘れてはならない太平洋戦争で最も悲惨な戦場のひとつとして知られているでしょう。昭和17年8月、快進撃を続ける日本に対し、この島でアメリカ陸軍が初めて反攻に転じ、日米両軍に大きな被害を出した「ガダルカナル島の戦い」の舞台となってしまいました。特に旧日本軍の間では、あまりの物資不足から「餓島」と呼ばれ、戦闘による死者より病気や食糧不足による死者の方が多いという悲惨な戦況が続き、わずか半年の間に約2万人の日本人将兵が亡くなったとされています。そういった場所ですので、平和な島の景色や食事、島民とのふれあいを楽しみつつも、点在する戦跡や慰霊碑を巡り、日本の英霊たちに手を合わせる時間もお取りしました。

戦後、現地で亡くなった日本兵を慰霊するために建てられたソロモン平和慰霊公苑。皆様で線香をあげました
島内の博物館では日米両軍の遺留品や武器、車輌などが展示されています
島内で見つかったアメリカ軍の戦闘機の残骸
ガダルカナル島で戦った丸山師団に哀悼の意を示すナナ村の慰霊碑
ガダルカナル島を目前に沈没した補給船「鬼怒川丸」の残骸。海岸からわずか数十メートルの位置にあります
今では日本から払い下げられた消防車が街を走り回っています

メラネシアの陽気な島民たちとの触れ合い

ソロモン諸島では、通常の観光だけではなく、地域の人々との交流や、本来の島の暮らしをご覧いただく時間もありました。我々が小学校を訪問した際には、偶然にもスピーチコンテストが行われており、島の子どもたちの発表を間近で聴かせてもらったり、教室を見せてもらったりしました。どこか懐かしくも日本とは違う学校風景に、ソロモン諸島の日常を感じるひとときでした。

ソロモン諸島の少年たち。元気で人懐っこい子ばかりです
スピーチコンテストはなぜか壇上に我々の席が用意されており、特等席からの見学です

他にもカカオ農場や、現地の文化を継承するカルチャービレッジなどへも訪問しました。現地の方が喜んで自分たちの文化や産業、暮らしを説明してくれるのを、お客様も熱心にご覧になり、島での滞在をより有意義に楽しまれていました。

島のカカオ農場でのチョコレート製造工程を見学
カルチャービレッジでは島の女性が伝統的なダンスを披露してくれました

部族のパワーみなぎるパプアニューギニアで「マッドマン」に出会う

世界で2番目に大きな島、ニューギニア島。その東半分を占めるのがパプアニューギニアです。国の特徴はその部族の多様性で、世界に約7100ある言語のうち約800がパプアニューギニアにあると言われていることからも、それがわかります。4,000メートル級の山脈と深いジャングルが、部族間のコミュニケーションと西洋列強の植民地化を阻み、数万年に渡る歴史の中で途方もない多様性を生みました。すでに独立を果たしてから半世紀以上が経ちますが、その伝統は廃れることなく、独特な衣装や言語、儀式、舞踊といった文化を受け継いでいます。

そんなパプアニューギニアの人気者がマッドマン。彼らは元々戦いの弱い部族でしたが、村を追われ川辺の泥に落ちた際、その異様な光景を見た敵の部族が「殺した敵の亡霊が反撃にやってきた!」と勘違いし逃げていき、泥のマスクで敵を脅かし村を取り返したという伝説が残ります。今でも村の若者が伝統を受け継ぎ、「マッドマンショー」としてパフォーマンスを見せてくれます。ひょうきんな表情にも見えますが実物は不気味さがあり、静かに歩み寄ってくる様子に慄くお客様もいらっしゃいました。

敵のねぐらに忍び寄るマッドマン。亡霊をイメージしたゆっくりとした動きで近づきます
弓を構えるマッドマン
勝利を収めた戦士たちによる「モコモコダンス」も見せてもらいました

マッドマンのいる村では、村民たちによる伝統料理「ムームー」の実演も。現地食材をバナナの葉に包み蒸し焼きにするダイナミックな料理法です。完成後は皆様でテーブルを囲み、ムームーをいただきました。

ムームーを作る様子。食材をバナナの葉に包み、そのまま蒸し焼きにします
ムームーが出来上がりました

ソロモン諸島では、ガダルカナル島に残る戦争の記憶と向き合い、各慰霊碑で静かに祈りを捧げた一方、市場や学校、カカオ農園、文化村では、現在を生きる島の人々の温かさや素朴な暮らしにふれることができました。パプアニューギニアでは、中央高地のアサロ渓谷でマッドマンや伝統料理ムームーを体験し、ポートモレスビーでは豊かな動植物や、リゾートも満喫でき、様々な観点から両国を楽しむ8日間となりました。

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