【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2026年06月14日

【帰国レポート】北アイルランドとグレートブリテン周遊の船旅

<2026年5月29日(金)~6月14日(日) 17日間 添乗員:稲田裕子>

北アイルランドとグレートブリテン島を巡る船旅に行ってまいりました。スコットランドの北部に位置するオークニー諸島やシェットランド諸島は、船旅ならではの珍しい訪問地です。どんよりとした曇り空、ぱらっとくる小雨……かと思うと、パッと青空が広がる! 忙しく変わる天気も、北の果ての世界ならではでした。そして緑豊かなアイルランドや、プリンス・オブ・ウェールズの叙任式が行われるカナーヴォン城のあるウェールズなど、盛りだくさんの14日間クルーズでした。

イギリスの最北に位置するオークニー諸島とシェットランド諸島へ上陸!

イングランドともスコットランドとも異なる、独自の文化とルーツ(バイキングの末裔)を誇るイギリス最北の島々、オークニー諸島のカークウォールとシェットランド諸島のラーウィックを訪れました。15世紀にデンマーク=ノルウェー王国からマーガレット姫がスコットランドにお嫁入りする際、「持参金」の一部としてスコットランドに引き渡されて以来、今でも両諸島はスコットランド領になっています。

船からカークウォールに降り立ったところです。
オークニー諸島で採れる赤砂岩を使った聖マグナス大聖堂。スコットランド最北に位置する大聖堂です。
シェットランド諸島ラーウィックの市庁舎。青空が見えて、散策日和でした。
17世紀、イングランドとオランダが制海権を争っていた時代に建設されたフォート・シャーロット。今では展望エリアとして人気です。

デリー/ロンドンデリーで「アイルランド」の歴史に触れました

北アイルランド第二の都市デリー/ロンドンデリーは、ヨーロッパでも最も保存状態が良い城壁都市のひとつとして知られています。アイルランド語の「ドゥラ(樫の木)」が英語化されてデリーと呼ばれるようになり、17世紀初頭のイングランド王ジェームズ1世の入植&植民政策の際にロンドンの商人ギルドが深く関与したことで、デリーの前に「ロンドン」が付けられました。長らくカトリック系とプロテスタント系が争っていたこの地で、「血の日曜日事件」が起きたのは1972年のこと。今ではその記憶を家々の壁に描いた「ボグサイト地区の壁画」が観光地としても有名になりました。

デリーの歴史を展示したギルドホール(市庁舎)は19世紀に建設されたネオゴシックの美しい建物です。
タイトル:「Bloody Sunday Victims(犠牲者たち)」。血の日曜日事件で亡くなった14人の肖像が描かれています。
1993年から2008年にかけて制作された「ボグサイト地区の壁画」は、北アイルランド紛争の象徴的事件を描いています。

ウェールズでは「世界一長い名前の駅」で写真ストップ

イギリスを構成する4つの国のうち、最も早くにイングランドに併合されたウェールズは、イギリスの「国旗」であるユニオンジャックにもその要素は含まれず、少し影の薄い「国」のように思われます。ですが国土の80%を山地や丘陵地帯が占める「山の国」は自然が豊かで、独自の文化を育んできました。もちろん公用語は英語ですが、彼ら独自の言語であるウェールズ語は今も息づいています。「世界一長い駅名」として一世を風靡したウェールズの駅、そしてプリンス・オブ・ウェールズの叙任式が行われるカナーヴォン城を訪れました。

イングランドのチェスターからウェールズのホリーヘッドを繋ぐ路線の途中にある「世界で一番長い駅名」の可愛い駅舎。
これが、世界で一番長い駅名です。
チャールズ皇太子の叙任式が行われたカナーヴォン城。
8つの「塔」が今も残り、上にのぼることもできます。

タイタニックの最後の寄港地コーブにも寄港しました

19世紀から20世紀にかけて、アイルランド最大級の移民港として知られたコーブの町。1912年4月11日にタイタニック号もこの町に立ち寄り、123人を乗せてニューヨークへ向かいました。こぢんまりとした町のなかには、当時の人々がこの地にやってくるのに利用した鉄道の駅、新天地を目指す前に最後に「飲み会」をしたパブ、そしてタイタニック号を所有していた船会社のオフィス(現在は博物館)などが残っています。

ニューヨークにある「エリス移民局」に第一号入植者となったアニーとその弟。背後にある船は今回乗船したホーランド・アメリカ社のニュースタテンダム号です。
タイタニックを所有していたホワイト・スター・ライン社のオフィスを利用した「タイタニック博物館」です。
タイタニック号のモニュメント。
創業1824年の老舗アイリッシュ・パブ。アメリカへ旅立つ移民の多くが立ち寄った場所です。

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