【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年01月09日
【帰国レポート】豪華寝台列車デカン・オデッセイ号でゆく 聖地ベナレスと北インド周遊の旅
<12月27日発 添乗員 東京支店・相澤 満弘>
<12月27日発 添乗員 東京支店・相澤 満弘>
このたびの年末年始は、ご縁があり11月に引き続き、インド北部~中部を走る寝台列車「デカン・オデッセイ号」での旅に添乗をしてまいりました。
11月と同じく、「カルチュラル・インディア」という7泊8日間の北インド周遊コースで、タージマハルで有名なアグラ、「ピンクシティ」ジャイプール、ヒンドゥー教の聖地ベナレスなどを訪問、およそ2500キロを列車で走りました。
今回は、列車の設備についてレポートいたします。

ついにスタート! 7泊8日の旅はデリーから
列車が発着するのは、デリー南部にあるサフダルジャング駅。ここから様々な豪華寝台列車が発着しますが、デカン・オデッセイ号の出発は土曜日。この日ばかりは小さな駅舎が花々で飾られて歓迎モードに。これから始まる列車の旅に期待が高まります。
バグパイプの鼓笛隊がホームに音色を響かせて、ついにデカン・オデッセイ号が入線。いよいよ7泊8日の列車の旅が始まりました。




今回のデカン・オデッセイ号は18両編成。レストランやバー、ライブラリーラウンジやスパ車両を中央に、前後に客室車両が連なります。インドではたとえば貨物列車が横切るのを眺めていると、100両もありそうな車両編成の多さに驚きますが、デカン・オデッセイ号も前後で500メートルはありそうなほど長く、ホームから眺めても見晴らせないほどです。その分、1車両あたり4室のキャビンは各部屋10平米ほどあり、客室はベッドルームとシャワールームから構成され、列車にしては十分な広さ。アメニティも充実していて、車両ごとに世話をしてくれるバトラーが常駐しているので、快適に過ごすことができます。




夕食はチョイスメニュー。おしゃれな盛り付けも楽しめます
デカン・オデッセイ号での旅の楽しみのひとつはお食事。レストランが2つあり、その日その日に仕入れた食材を生かして、シェフが腕によりをかけたメニューを考えてくれます。インド料理だけではなく、毎日必ず洋食や中華、タイ料理などからのチョイスができるので、飽きがくることもありません。
日本語つきのメニューを作成して、皆様に毎日のチョイスメニューをお召し上がりいただきました。レストランは青が基調の「WAAVAR」、赤の「UTSAV」の2つあり、その日の気分でお好きな時間に好みのメニューを選んでいただけます。





こうしたパブリックエリアにはほかにも、バーラウンジ「ゲートウェイ」、ライブラリー車両「パンク」、スパ車両「アーユシュ」があります。年末年始でしたのでクリスマスのデコレーションになっていましたが、大晦日にはバーラウンジをスタッフ一同が一生懸命飾り付けて、おもてなしをしてくれました。




各地でのサプライズ歓迎式典もご覧いただけます
大晦日はアグラでタージマハルを訪ね、元日はヒンドゥー教の聖地ベナレスで過ごしました。
北インドでも有名な2都市を2024年と2025年の年をまたいで訪問できた行程も、列車ならでは。この2都市は同じ州にありながら600キロ以上離れているため、通常のバスの旅では1日での移動はできません。


また、各駅に到着すると、踊りや演奏で大歓迎してくれて、それを見るのも旅の楽しみのひとつでした。特色ある踊りが見られて、そこから観光に出発。観光に出かけるにあたっても、バスやガイドの手配だけでなく、列車スタッフ、コーディネーターが各地を先回りして、すぐに観光ができるようチケット購入や食事会場の準備、または疲れたときには早く戻れるように準備をしてくれるなど、細やかな心配りで、快適に過ごせました。




そして、たっぷり充実の観光から列車に帰ると、おしぼりとウェルカムドリンクでお迎えをしてくれます。バトラーがお茶を用意してくれ、一息。夕食の時間まではスパをご利用される方もいらっしゃいました。


2024年~2025年の年末年始を列車の旅で過ごして、1週間後にデリー、サフダルジャング駅に戻りました。デカン・オデッセイ号スタッフ総出のお見送りを受けて、デリーの街中に出発しました。


列車の設備、サービス、充実の観光。デカン・オデッセイ号が案内する列車ルートは全6種。今後とも、ぜひご案内をしていきたいと思います。2025年のインドの旅もぜひ、ご期待ください。
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