【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年05月08日

【帰国レポート】コソボ・北マケドニア・アルバニア3ヶ国の旅 9日間 

<2024年4月26日(金)~5月4日(土) 添乗員:渋江恭子>

<2024年4月26日(金)~5月4日(土) 添乗員:渋江恭子>

バルカン半島に位置するコソボ・北マケドニア・アルバニア3ヶ国。どんな人が暮らしているのか、どんな見どころがあるのか。日本で得られる情報は少ない国だからこそ、実際に訪れることで、多くのことを得られる旅でした。今回はそれぞれの国のハイライトとお食事について紹介します。

コソボ イスラム文化が薫る古都プリズレン

コソボ共和国は中世にはセルビア人が多く暮らしていましたが、オスマン帝国時代にはイスラム教を信仰するアルバニア人が移住しました。古都プリズレンにはオスマン帝国時代に建造された石橋やモスクがあり、イスラム文化が色濃く感じられます。一方で町の一角には中世に建造されたセルビア正教のリェヴィシャの生神女教会があります。2008年にセルビアから独立した複雑な国情も感じられましたが、町の人々は穏やかに暮らしており、たくましさを感じました。

オスマン帝国時代に建造された石橋から撮影したプリズレンの旧市街
プリズレン市庁舎の壁にはコソボの独立を承認した国への感謝の言葉が刻まれています。日本語で「ARIGATOU GOZAIMASU」とも。
樹齢450年以上の木陰で談話する男性たち。ちなみに一番左の男性は10セントで体重計に使わせてくれます。

北マケドニア 東方教会の建築が林立するオフリッド

北マケドニアのオフリッドは標高600ⅿ、湖畔に佇み、ヨーロッパではリゾート地としても人気の高い観光地。10世紀にスラヴ語に用いられているキリル文字を考案した2人の修道士が布教活動を行い、スラヴ世界におけるキリスト教文化の中心地として栄え、「マケドニアのエルサレム」とも称されていました。往時は300を超える教会が建てられ、現在もその多くが残っています。ツアーでは旧市街に残る教会を訪ね、歴史あるフレスコ画や正教会ならではの装飾であるイコノスタシスなどをご覧いただきました。観光の最後にはオフリッド湖の遊覧にもご案内し、町で写真スポットとして人気の聖ヨハネ・カネオ教会の景観を湖上からもご覧いただきました。

オフリッドで絵になる教会、聖ヨハネ・カネオ教会。オフリッド湖をクルーズし、湖上からもご覧いただきました。
聖ナウム教会に残る聖人の生涯を描いたフレスコ画
オフリッド湖に流れ込む湧き水がある川を遊覧しました。
5月5日は東方教会のイースター。ローマ・カトリックとは異なる暦で定められています。

アルバニア 千の窓の町・ベラット

アルバニア南部のベラットには紀元前4世紀からの歴史を持つ城があり、その城下に伝統的な家屋が並んでいます。懐かしさを感じる家屋とそそり立つ岩壁のコントラストが魅力で、アルバニアを代表する観光地となっています。ツアーではベラットに1泊し、日中の観光だけではなく、窓に明かりが灯る夜景もご覧いただきました。

ベラットを代表する風景。耐震のために2階を軽量な木造にしたことで、窓を大きく取ることができるようになり、千の窓の町が誕生しました。
ベラット城内にあるオヌフリ・イコン博物館。16世紀、イコン画を革新した画家の作品が展示されています。
夕食後、ご希望の方は夜景もご覧いただきました。

豊かな食材を利用し、素朴な味わいのお食事が好評でした。

今回、訪れた3ヶ国は農業が盛んで主要産業で多くの野菜が栽培されています。朝食を含めて、サラダなど野菜料理をお召し上がりいただく機会が多くありました。3ヶ国ともオスマン帝国時代が5世紀ほど続いたので、食文化にもトルコ料理の影響が強く残っていて、肉料理が中心とはなります。一方でアドリア海に面しているアルバニアではイカやエビなど海の幸、オフリッドでは名物の鱒料理をお召し上がりいただきました。また、どの国もワインの醸造地で、独自のブドウを利用したワインもお楽しみいただけます。

アルバニアでは野菜が豊富に栽培され、新鮮なサラダをお楽しみいただけます。
オフリッド名物・鱒のグリル。素朴な味わいが好評でした。

「このレストランの料理は世界一」と誇らしげにサービスしてくれたベラットのレストランのお父さんと息子さん
3ヶ国ともワインの生産地。北マケドニアのスーパーでは小瓶も売っており、お土産にもお薦めです。

コソボ・北マケドニア・アルバニア3ヶ国の旅は昨年よりご好評いただいており、これからもツアーを設定しております。また、モンテネグロ・ボスニア・セルビアの旅、バルカン6ヶ国周遊の旅も募集しております。ぜひ、ツアーの詳細をご覧ください。

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