【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2023年12月18日

【帰国レポート】ビジネスクラスでゆく ドバイ・アブダビとアル・アインの旅

<12月05日発 添乗員・東京支店 相澤 満弘>

<12月05日発 添乗員・東京支店 相澤 満弘>

アラビア半島は、ドバイ、アブダビ、そして、アラブ首長国連邦唯一の世界遺産「文化遺跡群」を擁する素朴な町アル・アインを旅してきました。

ここ数十年で一気に展開した近代的、未来的な都市景観が注目され、確かにドバイ、アブダビの中心地をバスで走ると驚きの高層建築群や、「世界最大級」、「世界最大の○○」といった建築が目白押しでした。

しかし、それもさることながら、やはりそれぞれの町に漂うアラブ的、エキゾチックな雰囲気があって、ドバイ、アブダビ、アル・アインの都市ごとの異なる魅力を感じていただける旅でした。

連泊で訪ねたドバイ、アル・アインの様子をレポートします。

旅の最後に立ち寄った世界最大のショッピング・モール「ドバイ・モール」にて。世界最高(828メートルの)ブルジュ・ハリファを背景に、世界最大の噴水ショーを見ました

歴史と未来が交錯するドバイ。たくさんの「世界一」をご覧いただきました

今回の旅はビジネスクラス(全区間)を利用し、香港経由でドバイへ。ドバイは、アラブ首長国連邦の中でも随一の観光スポットとして知られる場所です。ここ数年でも新しい建物が続々と完成しており、私自身にとっても数年ぶりの訪問でしたが、その発展ぶりには驚きました。

ドバイは3連泊、ゆっくりと滞在していただきましたが、それでも足りないほど、見どころにあふれていました。

ドバイの歴史を感じられたのは、バスタキヤ地区の散策とアブラ船の乗船。普段、意識することはありませんでしたが、ドバイのアラビア湾を挟んだすぐ向こうはイラン。そのため、天然の入り江を擁するドバイは、古くからイラン、さらにはその先のインドや東アフリカまでをアラブ伝統のダウ船でつなぎ、重要な交易地として栄えてきました。

歴史あるバスタキヤ地区の名前は、イランの「バスタク」という地名に由来します。かつて交易をおこなっていたイラン人商人たちが暮らしていた場所で、夏は酷暑となるこの地域の特性にあわせて、屋内に涼しい風を送り込む風塔(ブラジール)が設けられおり、趣がありました。迷路のような地区をブラブラと散策した後は、近くの入り江からアブラ船(渡し船)で対岸へ渡る、数分の乗船体験もしました。対岸ではスークの散策をして、昼食を。岸に停められた現在も使われているダウ船も見られました。

色合いも落ち着いた旧市バスタキヤ地区を散歩
アブラ船(渡し船)に乗って、対岸の市場(スーク)巡りへ

また、次々と完成する「世界最大の○○」も数多く体験。世界最大の「額縁兼展望台」ドバイ・フレーム(2018年完成)、世界最大の「垂直庭園かつ花柄彫刻」ドバイ・ミラクル・ガーデン(2013年開園)、世界最大の「屋内蝶々庭園」ドバイ・バタフライ・ガーデン(2015年開園)、世界最大の「人工島」パーム・ジュメイラ(2016年完成)、世界最大の「観覧車」アイン・ドバイ(2021年開業、現在メンテナンス中)などなど。

ドバイ・フーム。上の辺の部分が展望台になっています
ガラスの床になっていて、高さ150メートルから地上を見下ろせます(展望台すべてではなく、一部ですのでご安心ください)
ドバイ・ミラクル・ガーデンは、10月~4月時期限定オープンです
庭園内には、様々な花のオブジェが。巨大な航空機が花で飾られていました
ドバイ・ミラクル・ガーデンに隣接するバタフライ・ガーデンにて
人工衛星でも観測できるという人工島パーム・ジュメイラ。ヤシの木を見立てた島の枝葉の部分にはヴィラが建ち並ぶ

数日に分けて、ドバイの「世界最大」巡りも楽しみました。今も進化を続ける都市です。また数年のうちに町の様子は一変することでしょう。

世界遺産を擁するオアシス都市 アル・アイン

旅の中盤は、アル・アインの町に2泊しました。ここは同国のアブダビ首長国に属し、アブダビ領の東側にある小さな町です。

ドバイの迫力の建築を見てきた私たちにとって、がらりと印象が変わった静かな雰囲気の町。ドバイを出ると、すぐに辺りは砂漠の景色に変わりましたが、アル・アインが近づくと芝生や街路樹が数多く見えるようになりました。内陸の砂漠の中にある町が緑にあふれるのは、町の名前がアラビア語で「泉」を意味するように、水源に恵まれた地であるからです。

世界遺産「アル・アインの文化遺跡群」は、この地に紀元前3000年以上前から人々の定住があったことを伝えるものです。オマーンとの国境近くにあるヒーリー考古学公園では、きれいに整備された公園の中に突如、3000年前の墳墓が現れました。また、町の中にある公園は見渡す限りヤシの木が茂るオアシスとなっていて、2500年以上前から灌漑施設として使われていた「ファラージ」という水路があり、今も清らかな水をたたえていました。

オアシスの中に流れるファラージの清らかな水
アル・アインは、かつてアブダビの王族が暮らした地。石油が発見される前の建築は、いたって質素な印象でした

また、夕刻はアル・アインから西にある砂漠までドライブして、デザート・サファリを体験。砂丘を四輪駆動車で走り、砂漠の中にあるキャンプでディナーやベリーダンス、旋回の舞タンヌーラなどを観賞。キャンプには様々な催しがあり、夕景から夜まで砂漠で過ごし、これもまたアラビアらしい体験となりました。

アル・アインから砂漠を走るデザート・サファリを体験しました
デザート・キャンプして、ベリーダンスを観賞しました

通常はオマーンへ行く際に通過してしまう町ですが、2泊滞在してアラブのオアシスの風情をじっくりと体験していただきました。

最後はアブダビにも宿泊。写真でその様子をお届けします

近年注目を浴び世界初のルーブル別館「ルーブル・アブダビ」。貴重な展示だけでなく、特徴的な建築にも注目
大統領官邸「カスル・アル・ワタン」。まさに豪華絢爛な建築に思わずため息が
世界で8番目に大きいというグランド・モスク。世界最大の手織りペルシャ絨毯と、世界最大シャンデリアがありました
「7つ星」と称えられるエミレーツ・パレスではランチを楽しみました

昨今、世界各地で何かと不穏なニュースが飛び交いますが、アラブ首長国連邦はこれほど安心して旅できる場所も珍しいと思えるほど、安心してリラックスして過ごせました。

今冬、弊社の中近東のツアーでも人気の訪問地です。ぜひ、皆様もお出かけください。

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