【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2022年12月05日

【帰国レポート】パラドールで愉しむ秋の南スペインとマドリッドの旅 10日間

2023年11月21日(月)~11月30日(水) 添乗員:本社営業部 金子友里恵

<11月21日発 添乗員・本社営業部 金子友里恵>

スペインと聞けば、「闘牛」や「フラメンコ」をイメージする日本人が多いことでしょう。まさにそれらの発祥の地であるのが、南スペインのアンダルシア地方です。我々が想像する「スペインらしさ」が色濃く感じられるアンダルシアは、ぜひ一度は訪ねていただきたいエリアです。

地中海沿いに広がるコスタ・デル・ソル(太陽の海岸)は、輝く太陽の下でバカンスを謳歌できる世界屈指のリゾート地です。海を離れてバスを走らせる山間には広大なオリーブ畑や南国のフルーツの畑が続き、アンダルシアらしい白壁の小さな町々が点々と現れて、3000~4000メートル級の山々が連なるシエラ・ネバダ山脈のダイナミックな光景も目に飛び込んできます。

このたびは、旅の前半にはアンダルシア地方を2つのパラドールに2連泊ずつしながらじっくりと巡り、後半は高速鉄道AVEに乗車して首都マドリッドに移動して、中心地で3連泊する旅へご案内いたしました。

せっかくスペインで泊まるならば「パラドール」で。

スペインの「国営ホテル」であるパラドールは、年々その数を増やし、現在スペイン全土で97ものパラドールが存在します。重要文化財レベルの歴史的建築物を改装したパラドールもあれば、見晴らしの良い絶景を楽しめる立地に建てられたものなど、その種類は様々です。どのパラドールにも特色があり、現地のガストロノミーが味わえる楽しみもあります。

「わざわざパラドールに宿泊することを目的にスペインを旅する。」そのような旅のスタイルも、今の時代に合っているのかもしれません。今回は地中海沿いのネルハと、断崖絶壁の上に築かれたロンダの異なる雰囲気を持つ2つのパラドールに連泊いたしました。

【ネルハ】朝焼けに染まるシエラネバダ山脈の山々が美しいパラドールのテラス
【ネルハ】8:00の日の出とともに朝日を眺めながらの朝食を
【ロンダ】天然の要塞タホ渓谷の上に築かれたロンダの町。町のシンボルであるヌエボ橋の左手の建物がパラドールです。
【ロンダ】パラドールの敷地から眺めるロンダの旧市街は絶景!

パラドールでは「PASAPORTE PARADORES(パサポルテ・パラドーレス)」といういわゆるパラドール手帳を貰え、宿泊した各パラドールの押印を集めることができます。一度パラドールに宿泊すれば、次はこのパラドールに泊まってみたい!と、ワクワク感が募ります。

アンダルシアらしい白い村を巡る。

アフリカ大陸からジブラルタル海峡を渡り、イベリア半島の南側から攻め入ってきたムーア人(イスラム教徒)たちが築いた町や村、建築物には、カトリック教徒の国となった現在のスペインにもその面影を残しています。白壁の小さな家々が肩を寄せてひしめきあい、曲がりくねった細い小道が四方八方に続きます。あえて迷い込むように、地図を見ずに自分の足であるくのもまた楽しいです。中でも「フリヒリアナ」、「ミハス」、「セテニール・デ・ラス・ボデガス」、「オルベラ」の4つの特徴的な村々を巡りました。

【ミハス】世界一小さな闘牛場からの白壁家々を眺める
【オルベラ】天空の町オルベラの頂上からの景色は素晴らしい
【フリヒリアナ】階段の上からの眺めが可愛らしい。家の軒下も花々で彩られています。
【セテニール】迫り出した岩の下に家々が連なっています。

外せない観光スポット「アルハンブラ宮殿」とメスキータへ。

アンダルシアを訪ねたならば、グラナダの「アルハンブラ宮殿」と、コルドバの「メスキータ」は外せません。ギリシャ、ローマ、フェニキア、イスラム、ブルボン、ハプスブルクなど、統治する王朝が変容し、その都度戦いの舞台となったアンダルシアの町々。イベリア半島が辿った複雑な歴史を代表する二大建築だと言えるでしょう。手に及ばない壮大な自然にも圧倒されますが、人間が築き上げた建築物にはその歴史の重みがずっしりと感じられて、目にすると心が震えます。

【コルドバ】グアダルキビル川にかかるローマ橋を渡ってメスキータへ。
【コルドバ】幾重にも連なるアーチの姿には思わず息をのみます。
【グラナダ】細やかな装飾やピカピカの大理石がふんだんに使われた宮殿内はまさにナスル朝建築の集大成です。
【グラナダ】まるで鏡のように建物が映り込むアルハンブラ宮殿のパティオ

~~高速鉄道AVEに乗車して、アンダルシアのコルドバから首都マドリッドへ!~~

【コルドバ駅 ホームの様子】手荷物検査を抜けて、ほぼ時間通りに来る高速鉄道の乗車も楽しみました。

クリスマスムードに包まれたマドリッドの街並みを歩く

点灯されたクリスマスツリー。各広場にクリスマスツリーが設置されていました。

マドリッドの駅に到着すると、速足で行き交う人々の多さと、アンダルシアの田舎町の静けさのギャップに圧倒されました。南部とはまた違う都会的な楽しさが待ち受けてるのだとワクワクします。お客様が到着されたちょうどその時期から町中のクリスマスイルミネーションの点灯やクリスマスマーケットが始まり、その様子をひと目見ようと、週末のマドリッドは人で溢れていました。

マドリッドでは3連泊でゆっくりしましたが、ツアーでの観光は「プラド美術館」へ。解説付きでじっくりご覧いただきます。その後、一日半は自由行動。ご自身の旅の目的やペースに合わせて、思い思いに観光や芸術鑑賞、ショッピングをお楽しみいただきました。私はお客様とご一緒に、スペイン3大美術館に数えられる「ソフィア王妃芸術センター」や「ティッセン=ボルネミッサ美術館」などへご案内しました。旅の前半で訪ねたアンダルシア出身の芸術家であるピカソ、ベラスケス、ムリーリョなどへ思いをはせながら、本物の芸術を堪能することができました。

【マドリッド】マジョール広場の様子。朝からクリスマスマーケットが開いていました。
マジョール広場横で、各国のアンティーク紙幣を広げるマーケットも開いていました。
【ティッセンボルネミッサ美術館】ピカソと同じ時代を生きたココ・シャネルがデザインした洋服が一緒に展示される企画展も開催しています。
自由行動でご希望のお客様をご案内したCORRAL DE LAL MORERIAのフラメンコショーも大好評でした!さすがは首都マドリッド。レベルの高いダンサーや歌い手が集まります。

ご参加のお客様には公共交通機関や人混みの中では特にマスクをご着用いただきましたが、マスクを着用している現地の人は数えるほどしかおりませんでした。現地では驚くほど、かつての当たり前の日常が広がっていているのだと実感しました。かつてと同じように気軽に海外旅行を行えるようになるまで、もうあと少しです。

ご心配な点がございましたら、どんな些細なことでもお気軽にお問合せください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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