【海外】帰国しました。添乗員レポート
【海外】帰国しました。添乗員レポート
2022年12月02日
【帰国レポート】ターキッシュエアラインズビジネスクラスで行く 魅惑のシチリア島満喫の旅
2022年11月17日(木)~11月25日(金) 9日間 本社営業部 相澤 満弘
<11月17日発 添乗員・本社営業部 相澤満弘〉
ターキッシュエアラインズを利用しての「シチリア島満喫の旅」より帰国しました。シチリア島の旅は今年3本目となり、大変好評をいただいております。
今回は11月中旬の出発でしたので、ヨーロッパのバカンスのシーズンが過ぎて、現地の賑わいが落ち着いた頃。冬が近づく季節でしたが、晴れた日には気温20度を優に超えて暖かく感じられるほど。地中海の美しい海原を各地で眺め、ちょうど初冠雪を観測したばかりの地中海最高峰の活火山エトナ山の雪化粧も見られました。
そして何よりも観光客で混雑することなく、遺跡や博物館をほとんど貸し切り状態で見て回ることができたことも嬉しかったポイントです。「文明の十字路」としての歴史のシチリアと、大自然のシチリアをどちらも「満喫」していただけました。
バロックの町「カターニャ」から旅を始めました
シチリア島は「島」といってもとても広く、四国よりも大きく、九州の約7割の大きさ。主要な見どころを見て回るだけでも4泊~5泊は必要です。
今回はターキッシュエアラインズ ビジネスクラス利用の旅でしたが、ヨーロッパ域外からの就航便の多くは第2の都市カターニャに就航しているため、島への玄関口はカターニャ空港でした。
島に到着した後は、空港からバスで10分ほどの距離にあるカターニャの旧市街地区を散策しました。
町はエトナ山が噴火した1669年の後、1693年の大震災に見舞われてしまい、その後近代に入って復興を遂げた町です。そのため、近代の荘厳なバロック様式の建築があちらこちらに見られますが、「陶器の町」カルタジローネも同じ歴史を持ちます。
ともに訪ねることで、それぞれの町の表情の違いが見て取れ、非常に興味深いものでした。
世界遺産の島 シチリアを周遊
先に挙げたシチリア島東部に点在するバロック様式の建築群(カターニャやカルタジローネ)を含めて、シチリア島には7件の世界遺産があります(文化遺産5件、自然遺産2件。イタリア全体では58件で世界遺産の数は世界一です。2021年時点)。
古代ギリシャ、古代ローマ、ビサンチン、イスラム、ノルマン、スペインなど、多くの歴史が蓄積していった島だけに、場所ごとに異なる表情を見せてくれます。ツアーではシラクーサ、アグリジェントの古代遺跡、カサーレの古代ローマの別荘と、島の東西南北を巡る中でシチリアの世界文化遺産を訪ねました。
中でも感激したのは、パレルモなどで訪ねた世界遺産「アラブ=ノルマン様式の建築群」です。パレルモでは、ノルマン王宮2階にあるパラティーナ礼拝堂を見学。聖書の様々な場面が、まばゆいほどの金箔モザイクで装飾されています。ノルマン王国時の王、ルッジェーロ2世のよる建築で、絢爛さだけでなく、イスラム的なムカルナス(鍾乳石のような装飾)の木造天井、アラブ=ビサンチン様式の床面モザイクが細やかで、さすがこの文化の融合が見事なのは、「シチリア的」と納得しました。
別の日には同時代に建てられ、未完に終わったチェファルーの大聖堂も見学。ティレニア海に臨む小さな町に不釣り合いなほどの大聖堂で、素朴で美しい町の散策をしながら教会見学も楽しみました。
パレルモ近郊のモンレアーレ大聖堂は、3つのうちで最も後期となる時代に、グリエルモ2世により建てられました。そのため、より技術が高まった細やかなモザイク画をご覧いただけます。また教会には回廊付き中庭が併設され、楽園を思わせる佇まい。 古代ギリシャから、中世、近代まで、見逃せない建築があちこちにあふれています。
特に美味しかったシチリアのお食事をご紹介します!
シチリアはやはり新鮮な魚介類と柑橘類、オリーブ、ナッツなど肥沃な大地から採れる農作物に恵まれた島。「シチリア的」な名物料理がいくつもあるように、「美食の島」であることは確かです。
「どれが一番」と言うと、どうしても個人的な嗜好が入ってしまうのですが、特に印象に残ったお食事をお写真でご紹介します。
今回の11月は一般的なオフシーズンではありましたが、日本・本州のような冷えはなく過ごしやすい気候でした。もっと早い夏の陽光のシーズン、はたまた2月のアーモンドの花咲くシーズンか。島にぎゅっと歴史と自然と食が凝縮された、まさに魅惑の島でした。ご紹介した(できた)のはごくわずかに過ぎません。
ぜひ、皆様もお訪ねください。
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