【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2026年09月28日
【帰国レポート】3つのシルクロード遺産とふたつの絶景 トルクメニスタン周遊の旅
<2026年9月11日(金)~9月20日(日) 10日間 添乗員:東京支店 笹島侑弥>
<2026年9月11日(金)~9月20日(日) 10日間 添乗員:東京支店 笹島侑弥>
今回添乗員として同行したのは、カスピ海に面した中央アジア南西の国「トルクメニスタン」です。ソ連からの独立後、大統領の下で独自路線を歩み、「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれる体制を築いてきました。しかし近年、観光事情は大きく改善し、観光客も少なからず訪れるようになってきました。
最近では大阪万博にパビリオンが出展され、「独特な雰囲気を体感できる」と話題となったのも記憶に新しいところです。今回はそんなトルクメニスタン1カ国に目的を絞り、各地に遺るシルクロードの痕跡と絶景を辿る10日間の旅に行ってまいりました。
旅人を迎える白亜の都、アシュガバード
トルクメニスタンに降り立つと、さっそく不思議な風景が目に飛び込んできます。首都アシュガバードは「白亜の都」として知られていて、官庁系の建物に限らず、マンションや学校、市場などが例外なく白い大理石で覆われ、バス停や街灯、柵、そして走る車までもが「白くあらねばならない」と法律で定められています。これは初代、そして二代目である前大統領の強いこだわりによるもので、リーダーの考え方が国の形そのものを変えてしまうという、この国の特徴を最もわかりやすく示す景色でしょう。この街並みは統制の強さを示す一方、国の管理が行き届いている証拠でもあり、治安は大変良く、清掃が行き届いていて、街にはゴミひとつ落ちていません。観光客にとって、世界のどこに行っても見られないこの類まれな景観は、一見の価値ありと言えるでしょう。




他に類を見ない奇観「地獄の門」
アシュガバードから北に260キロメートル。カラクム砂漠の中央にあるダルワザ・クレーターは、1971年にソ連の地質調査によって生じた陥没穴です。地下から天然ガスが漏れ出たため周辺への影響を考え火を付けましたが、予想に反してガスの湧出は止まらず、それから半世紀以上も燃え続けています。恐ろしい見た目からか「地獄の門」と呼ばれ、そのアクセスの難しさも相まって、いつかは行ってみたい旅人の憧れの地でもあります。
近年はガスの勢いも弱まり、数年の内に鎮火するだろうという話もあり、「この光景が見られなくなる前に」とご参加いただいたお客様も多くいらっしゃいました。しかし実際に目の前にやってくると、その迫力は凄まじく、約5時間の道中の疲れも吹き飛ぶ景色を見せてくれました。幅約70メートル、深さ20~30メートルの大穴の底からは、ガスが燃える低いうなり声のような音が響き、暑い上昇気流は景色が揺らぐほどの勢いです。皆様からは「期待以上だった」と嬉しい反応をいただきました。



地獄の門ではすぐそばに建つ遊牧民のテント「ユルト」風のホテルに滞在しました。共同トイレはあるものの、シャワーは無く最低限の設備のみですが、これでもテントに寝袋で泊まっていた数年前と比べるとだいぶ快適性は増しました。歩いて地獄の門に行ける利便性と、満天の星を考えれば、むしろ贅沢なホテルと言えるかもしれません。


メルヴ遺跡で往時の輝きに思いを馳せます
メルヴ遺跡は中央アジア最大級のシルクロード遺跡で、古くは紀元前6世紀のアケメネス朝ペルシア時代に始まり、13世紀にモンゴル帝国によって滅ぼされるまで、シルクロード経済の拠点として、時には学問、政治の中心として栄えてきました。現在は街の痕跡が残るだけですが、荒野にシルクロードの思いを馳せて、ワールドではソ連時代の1982年からツアーを組んできました。メルヴは一説には最大で100万人の人口を誇ったとも言われ、その面積は約1000ヘクタールに及びます。今でも各時代の城壁や要塞、霊廟が点々と残っているため、各所をバスで回って見学しました。





今回ご紹介した他にも、パルティア王国の都ニサや、ホラズム・シャー朝時代の都市クニャ・ウルゲンチ遺跡などのシルクロード遺跡、そして1億8000万年前の地層が露出した奇観ヤンギカラなど、魅力的な景色にたくさん出会えた旅でした。まだまだ日本ではマイナーな国ですが、徐々に観光地化を進めており、情報が少ないからこそ期待を上回る感動もありました。2027年もツアーを設定予定ですので、ぜひ最新の機関誌「旅のひろば」およびホームページにて、トルクメニスタンの旅をチェックしてみてください。
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