【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年03月31日
【帰国レポート】幻想的なモン・サン・ミッシェルとノルマンディー地方の旅 8日間
<3月18日発 添乗員・東京支店 笹島侑弥>
<2025年3月18日(火)~3月25日(火) 8日間 添乗員:東京支店 笹島 侑弥>
このたびはフランス北西部、緑豊かなノルマンディー地方と憧れの巡礼地モン・サン・ミッシェルを訪れる旅から帰ってまいりました。印象派に描かれたモチーフとして、中世ノルマンディー公国発祥の地として、そして数々の歴史舞台としてのノルマンディーをこだわりの日程で巡った様子を、現地の写真とともにご紹介します。
クロード・モネが連作を描いた、ルーアンへ
911年、この地を治めていたバイキングの首領ロロはフランス王との交渉によりノルマンディー公国を認められ、首都をルーアンに置きました。さらに時代は下り15世紀、英仏100年戦争のさなかオルレアンを解放した英雄ジャンヌダルクはこの町で魔女裁判にかけられ、火あぶりの刑に処されました。そして19世紀には、時代の最先端を行く印象派の画家たちが次々にノルマンディーに繰り出し、ここルーアンではクロード・モネが30点もの連作『ルーアン大聖堂』を描き上げます。ノルマンディー地方の旅は、この見どころの多いルーアンから始まります。




モン・サン・ミッシェルでは贅沢に連泊で滞在
ノルマンディー地方の最西端、サン・マロ湾に浮かぶモン・サン・ミッシェル。高さ約90メートルの小島に建つ大修道院、そして均整の取れた美しい姿から「西洋の驚異」とも呼ばれます。パリから日帰りツアーもあり、比較的簡単に訪れることはできますが、せっかく行くならぜひ泊まりたい。そんな中で弊社では2連泊、しかも対岸にモン・サン・ミッシェルを望む好立地ホテルをご用意いたしました。朝晩、そして日中と、光の当たり方によって雰囲気をがらりと変えるモン・サン・ミッシェルの光景は、このホテルの宿泊者ならではの特権です。今回は朝日の観賞こそ叶いませんでしたが、夕日に照らされたモン・サン・ミッシェルの姿を見ることができました。




ノルマンディー地方の美しきカントリーサイド
町から少し離れると、ノルマンディー地方は本当の姿を見せてくれます。なだらかな丘陵がどこまでも続き、まるでパッチワークのように牧草地と畑、森が広がるこの景色はボカージュと呼ばれ、北フランスをはじめとした一部の地域でのみ見られる風景です。農道沿いの生垣や木骨組みの民家が立つ牧歌的な風景に加え、ここノルマンディーではリンゴの農園が見られるのも特徴。この地域ではブドウが育ちにくい反面、リンゴの栽培に適しており、今ではブルターニュと並ぶリンゴの、そしてリンゴから造られるお酒、シードルの生産地として名を馳せています。


そんなノルマンディーに魅せられた日本人がひとり。田窪恭治は愛媛県生まれの芸術家。偶然訪れた田舎町ファレーズにある礼拝堂の美しさに感激し、自身の作品としてその修復を申し出ました。一家でフランスに移住し地域住民の理解を得ながら、1999年ついに礼拝堂の修復は完了。内部の美しい壁画から「林檎の礼拝堂」と呼ばれます。この教会を訪れる観光客は少ないですが、実際に行ってみると、彼が10年をかけて形にしたノルマンディーの美しさを感じることができました。


唯一無二の「シャルトル・ブルー」とは
旅の最後にはフランス中部の町、シャルトルを訪れました。見どころは町の遠くからでも見えるシャルトル大聖堂。高さ113メートルの尖塔を備えた巨大建築が今から800年前に建てられたことも驚きですが、特筆すべきはステンドグラスです。旧約聖書の出来事やキリストの物語、星座や四季、中にはスポンサーとなった人の職業に関するものもありました。中でも見逃せないのが「シャルトル・ブルー」と呼ばれるキリストを描いたステンドグラスで、一般的な酸化マンガンではなく、コバルトと銅が使われたガラス部分はひと際淡く美しい色を放っていました。1979年、フランス最初の世界遺産として登録されたのも納得です。




この旅ではパリでの滞在もありました。弊社で利用しているのが、オペラ座から徒歩約5分、ルーブル美術館から徒歩約15分という好立地の「ホテル・ウェストミンスター」。観光では、教科書で見たことのあるような印象派作品の宝庫、オルセー美術館を見学しました。
今回はノルマンディー地方に絞った旅でしたが、弊社ではまだまだ奥深いフランスの旅をご紹介しています。ぜひホームページをご覧ください。
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