【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年03月06日
【帰国レポート】チェンナイからバンガロールへ 南インド大周遊の旅
<2025年2月18日(火)~3月2日(日) 添乗員:東京支店 牧原 淳一郎>
南インドの旅に添乗してまいりました。北インドではよく目にするタージマハルをはじめとしたイスラム建築はほとんど見かけず、使用している言語も北インドとは全く異なります。同じインドでも違う国にやってきたかのような感覚になりました。13日間という長めのツアーでしたので多くの見どころを訪ねましたが、そのハイライトをレポートします。
旅の前半は南インドならではのドラビタ建築を堪能しました
ドラビタ人はインドに元々暮らしていた民族です。世界遺産「マハーバリプラムの建築群」の見どころの1つ、7世紀建造のファイブ・ラタ(5つの山車)寺院は岩を掘り下げて造る「石彫寺院」で、5つとも建築様式が異なり、まるで当時の寺院建築のモデルハウスのようでした。海岸寺院は8世紀の建築。ファイブ・ラタから発展した「石積寺院」です。さらに時代を経て、11世紀初頭建造、タンジョールの世界遺産ブリハディーシュワラ寺院では高さ61mという巨大なピラミッド型の本堂に圧倒されました。ドラビタ建築の初期から盛期への変遷を見ることができ、インド古来の建築を堪能しました。ちなみに最も人気があったのはマハーバリプラムの落ちそうで落ちない不思議な岩「クリシュナのバターボール」でした。




インド亜大陸の最南端 コモリン岬へ
旅の半ば、ついにインド亜大陸の最南端・コモリン岬へやってきました。海の夕日と朝日の両方が楽しめるインド唯一の場所です。今回はきれいな夕日も朝日もご覧いただけました。朝日に向かって沐浴をするたくさんのヒンドゥー教徒の姿も印象的でした。また、コモリン岬のあるカニヤクマリの漁村も散策。青空に映える白亜の美しい「償いの聖母教会」から路地に入ると、カラフルな漁村の家々が立ち並んでいました。海岸に出て防波堤から教会と漁村と浜に並ぶ漁船の眺めもご覧いただきました。1泊の滞在でしたが、インド最南端での長閑な時間を満喫しました。






旅の後半は緑豊かなケララ(ヤシの国)州へ
旅の前半は石造りの建築が見どころの乾燥したタミルナドゥ州を巡りましたが、後半、ケララ州に入ると風景が一変しました。ヤシとバナナの木がたくさん見られるようになり南国風情が感じられ、同じ南インドでもまた違う国に来たかのようです。キリスト教の教会もよく見かけます。途中で購入した赤バナナもご賞味いただき、モチモチした食感と程よい甘さはとても好評でした。水郷地帯では伝統的なハウスボートに乗ってバックウォータークルーズも楽しみました。船は張り巡らされた水路を進み、水路沿いの家々や岸辺で釣りをする人の姿、行き交う渡し舟など眺めながらのんびりとした時間を過ごしました。ポルトガルが街づくりをはじめたコチンでは、インド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマの墓石が残る聖フランシス教会、今では一人になってしまったというユダヤ教徒のシナゴーグなど、西洋の面影を感じることもできました。






旅の終盤は世界遺産「ニルギリ鉄道」の乗車体験
「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」などと並ぶ世界遺産インド山岳鉄道群の1つ、「ニルギリ鉄道」にも乗車しました。紅茶の産地としても有名です。ランチではニルギリ紅茶もご賞味いただいた後、標高2240mの始発駅のウーティから「ニルギリ鉄道」に乗車。涼しい気候の中、所々に現れる茶畑を車窓に約1時間の乗車体験をお楽しみいただきました。この旅の終着点・バンガロールへの途中では、マイソールにも宿泊し、インドでも1,2を争う豪華絢爛なマハラジャの宮殿、マイソール宮殿の見学にもご案内しました。






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