【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年03月23日

【帰着レポート】四国ガストロノミー 徳島・高松の旅

2021年3月16日~3月19日 4日間 添乗員:松本岳 東京支店

地元の食材を活かした、シェフによる見事な芸術的な料理を楽しむ「ローカルガストロノミー」シリーズ。今回の旅は、「四国ガストロノミー 高松・徳島の旅」ということで、香川県と徳島県を4日間で訪ねました。瀬戸内海の荒波で揉まれ旬を迎える魚や、四国山脈で採れる春の野菜など、香川と徳島の海と山の幸を堪能。特に、「二蝶」や「壺中庵」など料亭での食事は特別な時間となりました。また、食事のみならず日本を代表する庭園、栗林公園の散策や阿波踊りの実演鑑賞など、春の心地よい陽気の中、食事以外のテーマでも楽しむことができました。

春の食材を使った「壺中庵」での食事。

香川県と徳島県を代表する2つの料亭で過ごす特別な時間

今回の旅では様々な場所で「食」を楽しむことができましたが、その中でもハイライトとなったのは、高松の「ニ蝶」と徳島の「壺中庵」です。

高松市内の中心にある「ニ蝶」は何と昭和21年創業の料亭で、3代目夫婦が現在営んでいます。料亭に入ると、昔ながらの面影が残っており、実際に建物の一部は国の有形文化財にも指定されています。「次にどんな料理が出てくるのかも楽しみにして欲しい」という想いから、敢えてお品書きはありません。春の食材が使われたお料理一つ一つは「和」を感じさせる芸術品のようで、食べるのが勿体ないほどでした。また、お料理それぞれに使われている器にもこだわりが感じられ、贅沢なひと時を過ごすことができました。
一方の徳島の「壺中庵」は、「ニ蝶」とは対照的に、山や川など自然に囲まれた佐那河内村という、徳島県で唯一の村にある料亭です。バスで向かう途中、「本当にこんな場所にあるのだろうか?」と思いながら向かうと、静かな場所に建つ料亭を発見。ここが「壺中庵」なのですが、何と一日数組限定でしか入ることのできない、予約困難な料亭。四国のみならず、日本中の食通がここまで訪れます。庭園を眺めながら楽しむことのできる上品な空間が広がる間にて食事。はまぐりしんじょうや、お刺身など、徳島の幸を美味しくいただきました。

「二蝶」での食事。春の讃岐の食材が使われています。
「二蝶」で出た新鮮なイカのお造りには、アクセントとして上品にからすみが乗っていました。
静かな村にある予約困難な「壺中庵」の門構え。
「壺中庵」では器一つ一つも美しい彩でした。

毎日の食事の時間がハイライト。2つの料亭「以外」のこだわりの食事

 

ローカルガストロノミーの旅ということで、今回訪れたこの2つの料亭以外にも、毎日「食」を楽しむことができました。

3日目に訪れた「かま屋」は、徳島中部の山の中の小さな町、上山町にあるレストラン。バスの車窓から町を見渡す限り人はほとんどいませんでしたが、この「かま屋」には何と順番待ちができており、驚かされました。その秘訣は「地産地消」。使用されている食材はもちろん、割りばしや食事に使われる器まで、この神山町で造られたり町のコミュニティより寄付されたものだそうで、だからこそ地元の方が多く訪れるのだと納得しました。また、最終日に訪れた洋食レストラン「カリフォルニアテーブル」は、食事が美味しいのはもちろんのこと、テラスから鳴門海峡を眺めながら楽しむことのでき、この日も快晴だったため、お客様はテラスより写真撮影など楽しまれておりました。自由行動でご希望の方と訪れた、瀬戸内海で獲れる鯛の王様「鳴門鯛」の専門店の写真も併せてご紹介します。

地域で愛されている神山町にある「かま屋」。
夕食の自由食では旬を迎える鯛料理のお店へ。
レストラン「カリフォルニアテーブル」のテラスからは鳴門海峡が望めます。

「歴史」を感じる香川県、「文化」を楽しむ徳島県

旅の前半は香川県からスタート。香川県では、1590年に建てられた高松城、高松藩が代々100年以上かけて完成させた日本庭園の栗林公園、空海ゆかりの善通寺と、歴史ある場所に訪れました。今年は春の訪れが早く、栗林公園や善通寺などでは春の花が一足先に咲いており、お客様も花見を楽しまれていたご様子。瀬戸内海に面する高松城は、お堀の水に瀬戸内海の海水を使っており、お堀に箱フグや鯛などが泳いでいるという珍しい光景も見ることができました。

一方、旅の後半に訪れた徳島県では、阿波踊り会館での阿波踊り実演鑑賞や、藍の館と呼ばれる阿波藍に関して学んだり体験もできる博物館、自由行動中には阿波人形浄瑠璃の鑑賞など、徳島に古くから残る、文化や伝統を知ることができました。個人的に特に印象的だったのが阿波踊り会館。昨年はコロナウィルスの影響で阿波踊りが中止になってしまいましたが、めげることなく楽しそうに、また、迫力ある阿波踊りをステージで披露してもらい、

その姿から今年は是非とも催行して欲ししいと感じました。ステイホームが続いたためか、最後はお客様も一緒に踊り手のリズムに合わせ、お座席で楽しく踊っていらっしゃったのが印象的。コロナウィルスが明けたらステージで一緒に踊る体験もできるそうです。

今回の旅では4日間、春の温かい気候の中で香川県と徳島県を堪能。毎日、天気に恵まれたこともあり、充実した時間となりました。

高松城のお堀には瀬戸内海の海水が使用されており、水門で水量が調整されています。
「栗林公園」には早くも春の花が咲いておりました。
「阿波踊り会館」では最後、皆様も立って踊られました。
「藍の館」では藍染め体験を。世界にひとつだけの、オリジナルの作品が仕上がりました。
自由行動では徳島の伝統、人形浄瑠璃を鑑賞。
大塚美術館では世界の名画に触れました。

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