正倉院展に合わせ、特別感たっぷりの奈良を紹介

第77回 正倉院展と青き秘仏特別開帳の旅【4日間】

  • 集合場所:京都駅※近鉄奈良駅合流可能
  • 出発日: 10月28日(火) 、 11月3日(月) 、 11月5日(水)
  • 旅行代金:¥208,000

ここにご注目。旅のポイント

Point 1
正倉院に収められた宝物を展示する年に一度の「第77回 正倉院展」を事前の見どころセミナーとともに鑑賞。
Point 2
吉野山金峯山寺の「青き秘仏・金剛蔵王権現特別ご開帳」に合わせて訪問。正倉院展とともに楽しみです。
Point 3
最後の1泊は、スモールラグジュアリーホテル「ANDO HOTEL奈良若草山」での宿泊でお楽しみください。

ツアープランナーより

 東大寺の正倉として、1300年にわたり世界各地から集められた宝物が保管される「正倉院」。その収蔵品を展示する奈良国立博物館の正倉院展は、今年で77回目を迎えます。会場となる奈良国立博物館に徒歩圏内の、ホテルMIROKU奈良に泊まり、毎回好評をいただいている講師による特別講座「今年の見どころ事前セミナー」と併せ、この正倉院展を見学いただきます。また、奈良再訪のお客様にもお楽しみいただけるよう各地の秋季特別見学も紹介。吉野の金峯山寺で行われる「青き秘仏・金剛蔵王権現の特別ご開帳」、薬師寺の「三大壁画特別公開」、老舗料亭「菊水楼」の「登録有形文化財建築特別見学」を含めました。そして、毎年好評いただいております、奈良のスモールラグジュアリーホテル「ANDO HOTEL奈良若草山」での宿泊など、奈良再訪の方にもお楽しみいただける内容といたしました。

見どころのご案内

第77回 正倉院展を楽しむ

聖武天皇の遺愛の品々を中心とする約9000件の宝物を収める正倉院。毎年、60件前後を選び一般公開する展覧会で、今年で第77回を迎えます。9000件すべてを見るには、150年間通わなければならない計算で、毎年楽しみにされている方も多い展覧会なのです。
当時、奈良に蔓延した社会不安、疫病退散のために、大仏を建立した聖武天皇に思いを馳せながら、ぜひ、この機会にご訪問ください。

奈良国立博物館 東西新館
聖武天皇の時代より、様々な宝物が収められてきた正倉院

第77回 正倉院展開催のご案内

会期 : 2025年10月25日(土)~2025年11月10日(月)
会場 : 奈良国立博物館

 毎年、楽しみにしているファンの多い「正倉院展」。大変お待たせいたしましたが、今年の出陳物、会期が正式に発表されました。
 今年は、聖武天皇の身近に置かれた宝物と、シルクロードを通じた当時の国際色豊かな都の情景が垣間見える、異国情緒豊かな品々が見どころです。
 ぜひ見たいのが、シルクロードを感じさせてくれる、気品ある美しさをたたえた紺色のガラス器「瑠璃坏 附 受座」。西方産のガラス器が、はるばるシルクロードを経て東アジアにもたらされたもので、下方に取付らえた銀製の台脚は、裾に龍のような文様が表されることから、東アジア圏に運ばれてから、付け加えられたものと言われています。
 聖武天皇が愛用されたという「国家珍宝帳」に記載された、ツゲ、シタン、コクタン、象牙、鹿角、竹という多彩な素材を用い寄木細工の技法で装飾された双六盤(すごろくばん)「木画紫檀双六局」、中央部の松や竹の下で高士で囲碁を楽しむ情景が描かれた、円形の胴を持つ四絃の楽器「桑木阮咸」。
 聖武天皇ゆかりの鏡20面のうちの1つで、ヤコウガイ、トルコ石、ラピスラズリなどの小片が埋め込まれている中国・唐代のものと思われる、「平螺鈿背円鏡 附 題箋」。そして、濃密な大唐花文様を前面に表した羊毛製フェルトの敷物で、極めて高い製作技術がうかがわれる「花氈」など、シルクロードの終着点、奈良らしい出陳物となりました。

(左)中倉 瑠璃坏 附 受座 Ⓒ宮内庁正倉院事務所  (右)北倉 平螺鈿背円鏡 附 題箋 Ⓒ宮内庁正倉院事務所
北倉 木画紫檀双六局(全姿)©宮内庁正倉院事務所
北倉 木画紫檀双六局(部分)©宮内庁正倉院事務所
(左)南倉 桑木阮咸(全姿)©宮内庁正倉院事務所  (右)南倉 桑木玩咸(捍撥部分)©宮内庁正倉院事務所
北倉 花氈 Ⓒ宮内庁正倉院事務所

講師同行による2つのプログラム ➀「正倉院展を楽しもう」特別講演

シルクロードの終着点とも呼ばれる正倉院。東大寺の蔵であった正倉院正倉には、約9000件に及ぶ宝物が収められ、その一部を公開する「第77回 正倉院展」は、奈良国立博物館の秋の風物詩として高い人気を誇ります。会場では混雑を防ぐために会場での説明は不可となり、博物館専用の音声ガイドのみの解説となるため、見学前にワールドのお客様だけのセミナー「正倉院展を楽しもう」を実施。今年の見どころをわかりやすくご紹介します。より楽しく、有意義な見学をお楽しみいただけるようにしました。

②「奈良市観光大使」と歩く 世界遺産・元興寺と奈良町散歩

奈良の古い町並みが今も残る奈良町。興福寺や、猿沢の池周辺には、貴重な古い町並みが残ります。
その町並みを「奈良市観光大使」の倉橋みどりさんの案内で散策します。奈良の老舗や、小料理屋が並ぶ路地を歩いていると、地元の人々の息吹を感じられます。そして、奈良町の中心には、世界遺産に登録される元興寺があります。かつては飛鳥にあった古い寺院でしたが、平城京遷都に合わせて現在の位置に移され、奈良時代には東大寺、興福寺とともに奈良大寺といわれた由緒ある寺院です。

ならまちに位置する世界遺産元興寺
ならまちの古い町並み

講師のご紹介 ナビゲーター:倉橋みどり氏

プロフィール : 1994年の結婚を機に奈良へ。奈良の魅力を、歴史の長さだけでなく、各地とのつながりを大切にしながら編集発信する執筆活動、講座などを企画を精力的に行う。特にNHK文化センターなどでの社寺案内講座の企画・ガイドは500回を越える。著書に『祈りの回廊をゆく〜奈良町・高畑編』(飛鳥園)、『奈良の朝歩き、宵遊び』(淡交社)ほか多数。山口県徳地観光大使・奈良市観光大使

著述家・奈良市観光大使
倉橋みどりさん

金峯山寺の特別開帳に合わせてご案内

吉野にある金峯山寺の蔵王堂は正面5間、側面6間、高さ約34m、檜皮葺き(ひわだぶき)の、東大寺大仏殿に次ぐ木造大建築です。ここに祀られる蔵王権現像(重文)3体は高さ7mに達する青い秘仏であり、秋の特別開帳のこの時期にご覧いただけます。
※ 2025年度の秋の特別開帳は、10/27(月)~11月30日(日)の予定です。

金峯山寺蔵王堂(国宝)の秘仏本尊金剛蔵王権現(重文)(令和7年10月27日から11月30日の特別開帳期間にご案内します)

圧巻の「九体阿弥陀仏」と、「運慶初期の傑作」を訪ねて

奈良と宇治の間に位置する南山城(みなみやましろ)地区。つい通り過ぎてしまう地域ですが、ここにぜひともご覧いただきたい仏像があります。それは浄瑠璃寺に安置される「九体阿弥陀仏」。2018年から1体ずつ修復に入り、2023年すべての修復が終わりました。2018年以来、いつ訪れても1〜2体は空席になっておりましたが、ついに9体すべてが建立された当時の輝きを取り戻して揃いました。また、奈良市の東、旧柳生街道沿い随一の名刹、円成寺では、運慶最初の傑作とされる国宝「大日如来坐像」もご覧いただきます。

国宝の宝庫とされる古刹、浄瑠璃寺
緑と池の風景も美しい円成寺
円成寺 運慶が20歳の時に造像した国宝の大日如来坐像が必見

自由行動では薬師寺の秋の特別拝観
「三大壁画特別公開」にご案内

毎年、春季と秋季の特別拝観が楽しみな薬師寺。今年も秋季の特別拝観で「三大壁画」が特別公開される予定です。
2025年10月25日(土)~11月9日(日)の予定

➀「大唐西域壁画」平山郁夫画伯作
  玄奘三蔵伽藍にある全幅48メートルの大作
  (通常非公開)
②「仏教伝来の道と薬師寺」田渕俊夫画伯作
  通常非公開の食堂に描かれる
③「東と西の融合」元内閣総理大臣 細川護熙作
  通常非公開の慈恩殿に描かれる

一般公開される玄奘三蔵院伽藍(玄奘塔) 写真提供:薬師寺

奈良の歴史を見つめてきた「菊水楼」にて館内見学と夕食を

明治24年に創業した奈良を代表する料亭「菊水楼」。奈良を訪れる名士、文豪などの要人をもてなしてきました。興福寺興善院から譲り受けた豪華で格式ある建築は、国の登録有形文化財に指定されています。この「菊水楼」での夕食と共に、館内見学の機会を設けました。格式ある建築の素晴らしさもお楽しみください。

明治二十四年創業「菊水楼」
明治24年創業。歴史を感じさせる佇まいも魅力の菊水楼

若草山の中腹に位置する、スモールラグジュアリーホテルでの1泊

「正倉院展」の旅の最後の1泊は、奈良でぜひお泊りいただきたいホテル「ANDO HOTEL奈良若草山」といたしました。全21室のスモールラグジュアリーホテルで、奈良市内を一望する特別なロケーションに位置しています。客室数が少ないこともあり、通常ツアーではなかなか宿泊できないホテルですが、正倉院展を訪れるお客様には、奈良再訪のお客様も多いことから、今までにない新しい奈良を体験いただこうと、実現させた宿泊です。

夕食はフレンチ、朝食は和食中心。食事も楽しみなANDO HOTEL奈良若草山(イメージ)
若草山の中腹から奈良市内を一望する(一例)

ツアー日程

4日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
京都駅12:00集合 京都駅12:25発 近鉄奈良駅12:59着 MIROKU奈良 (奈良町散策) (正倉院展事前セミナー)

■各地より京都駅にて集合。

■京都駅より、近鉄特急にて近鉄奈良駅へ。

■着後、ホテルMIROKU奈良へ

午後、奈良市観光大使ナビゲーター、倉橋氏と共に、世界遺産・元興寺と奈良町散歩にご案内します。

夕刻、引き続き倉橋氏による「正倉院展を楽しもう」事前セミナーをお楽しみください。

【2連泊】(奈良:MIROKU奈良泊)

2日目
MIROKU奈良 第77回「正倉院展」 MIROKU奈良 (薬師寺秋季特別拝観) (菊水楼特別見学とディナー)

午前、●奈良国立博物館にて「第77回 正倉院展」を鑑賞します。

■聖武天皇の遺愛の品々を中心とする約9,000件の宝物を収める正倉院。正倉院展は毎年、そこから60件前後を選び一般公開する展覧会です。
■当時、奈良に蔓延した社会不安や疫病退散のために、大仏を建立した聖武天皇に思いを馳せながら、是非この機会にご覧ください。(博物館予約の関係で、見学日が入れ替わる場合があります。)

■見学後、自由行動。

ご希望の方は、薬師寺の秋季特別拝観「三大壁画特別公開」にご案内します。(実費)

夕食は、奈良の老舗料亭「菊水楼」の特別見学とディナーをお楽しみいただきます

(奈良:MIROKU奈良泊)

3日目
MIROKU奈良13:00発 南山城の国宝巡り ANDO HOTEL奈良若草16:30着

■午前、自由行動。奈良町に位置するホテルにて、ゆっくりとお過ごしください。

午後、南山城の国宝巡りにご案内します。修復を終え九体が揃った「九体阿弥陀仏」が見られる●浄瑠璃寺と旧柳生街道沿い随一の名刹、●円成寺で若き時代の運慶が手掛けた国宝「大日如来坐像」をご覧いただきます。

(奈良:ANDO HOTEL奈良若草山泊)

4日目
ANDO HOTEL奈良若草09:00発 吉野 (金峯山寺・青き秘仏・特別ご開帳) 吉野 新大阪駅16:30着

午前、「青き秘仏・金剛蔵王権現 秋の特別ご開帳」が行われる吉野山、●金峯山寺を訪れます。

■見学後、バスにて新大阪駅へ。

■着後、解散。新大阪駅より各地へ。

ご自宅までお荷物を託送します。

 

※各地からの参加に便利な交通機関(ご参考)
東京駅発着  往路:東京駅09:30発 京都駅11:44着(のぞみ21号)    復路:新大阪駅17:00発 東京駅19:27着(のぞみ248号)
名古屋駅発着 往路:名古屋駅11:10発 京都駅11:44着(のぞみ21号) 復路:新大阪駅17:00発 名古屋駅17:50着(のぞみ248号)
博多駅発着  往路:博多駅08:36発 京都駅11:19着(のぞみ14号)  復路:新大阪駅17:02発 博多駅19:30着(のぞみ41号)

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは4日間のコースです。

出発日 旅行代金
10月28日(火)発

旅行代金:¥208,000

1名室利用追加代金:¥50,000

MIROKU奈良:スーペリアルーム(34㎡)利用

1名利用はスタンダード・ダブルルームとなります。(17㎡)

11月3日(月)発

旅行代金:¥208,000

1名室利用追加代金:¥50,000

MIROKU奈良:スーペリアルーム(34㎡)利用

1名利用はスタンダード・ダブルルームとなります。(17㎡)

11月5日(水)発

旅行代金:¥208,000

1名室利用追加代金:¥50,000

MIROKU奈良:スーペリアルーム(34㎡)利用

1名利用はスタンダード・ダブルルームとなります。(17㎡)

※お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

※現地合流離団:近鉄奈良駅合流(出発) 旅行代金から¥1,200引きとなります。

 

ツアー申し込み・お問い合わせ申込・問合せ

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
湘南
0466-27-0111