ホテルの完成、道路事情の改善により遂にツアー化

【成田発】ヒマラヤの禁断の王国・ムスタンへの旅【10日間】

  • 集合場所:成田空港
  • 出発日: 10月18日(土)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用 ¥788,000〜ビジネスクラス利用 ¥1,088,000

旅のポイント

Point 1
道路事情、ホテル事情が大きく改善。遂に紹介できるようになった、ムスタン王国。憧れのローマンタンへ
Point 2
まさに「屋根のないチベット文化博物館」城壁都市ローマンタン。途中の村を含め、チベットの原風景を堪能
Point 3
ダウラギリ峰、ニルギリ峰、そしてアンナプルナ連峰。8000メートル級のヒマラヤ連峰の風景に感動

ツアープランナーより

2008年、ネパールに併合されるまで、ヒマラヤの小国として600年以上存続したムスタン王国。最後まで鎖国政策をとっていたため「禁断の王国」と呼ばれていました。ネパール併合後、外国人の入国も許可されたものの、空港のあるジョムソンから首都ローマンタンまで、寝袋を持参し山小屋に泊まりながら片道約3日間必要だったため、一般のツアーは実現できませんでした。そんなムスタンに新しい道路とホテルが完成しツアーを発表。秘境好きのお客様を中心に7本のツアーが催行され、ご参加いただいたお客様から、久しぶりに「旅」をした気分、まだこんな秘境が残っていたと声をいただくことが出来ました。 天候、現地事情により、ツアーを実施できるのが4月~6月初めと10月に限られるムスタンへの旅。秋シーズンの旅の発表です。 鎖国政策により色濃く残されたチベット文化と、周りを囲む6,000~8,000メートル級のヒマラヤ山脈の絶景が魅力のムスタン王国への旅。素朴な秘境の姿が変わらないうちに、是非訪れたい訪問地です。

ローマンタンの旧市街はまさにチベット博物館

河口慧海氏、近藤亨氏、日本人ゆかりのジョムソン街道の旅

 初めてチベットに入境した日本人僧侶、河口慧海氏。そして、不毛の地ムスタンに農業技術を教えた近藤 亨(とおる)氏。この二人の日本人によって、今でも親日的なムスタンの人々との出会いは、ムスタンを訪れて、初めて実感した一面でした。河口慧海氏が滞在した家や、河口慧海像を大切にするツァラン村の人々や、ジョムソンからローマンタンまで、近藤亨氏が開いた畑で育てたリンゴで造ったアップルパイの味は忘れられない思い出となりました。また、標高2810メートルのジョムソンから、少しずつ陸路で標高を上げてゆくことにより、多くのお客様にご参加いただいたにもかかわらず、高所障害(高山病)の症状が出た方が、極めて少なかったことも、安心してお勧めできる要因となりました。

復路はアンナプルナ連峰を前方に見ながらのドライブ
近藤亨氏が指導し作り上げたリンゴ園も訪問
ジョムソン街道は、まさに絶景の連続
途中にはところどころにカフェが。トイレストップも安心
4WD車のキャラバンでローマンタンを目指す。3台に3名ずつ乗車

河口慧海が過ごした、ツァラン村で宿泊

日本の僧侶、河口慧海が10か月を過ごしたツァラン村。当時鎖国をしていたチベットへの入国が難しく、ツァラン村滞在中に何度か試みましたが叶わず、断念してジョムソン郊外のマルファ村へ戻り、別の谷をさかのぼったとのことでした。村には、今でも村人が河口慧海だと信じ、崇拝している仏像が残ります。また、ヒマラヤ山脈の絶景も楽しみな、ムスタン最古のガール・ゴンパ訪問も楽しみです。

ガールゴンパからは、ヒマラヤの絶景が
ツァラン村に聳える、ツァラン・ゴンパ
ツァラン村のアニ・ゴンパには、河口慧海像が村人から守られている

まさに「チベット文化の博物館」ローマンタン

2008年まで存在したムスタン王国の首都、ローマンタン。名前は「薬草の豊かな町」を意味し、旧市街地区は城壁に囲まれた城塞都市で、1か所だけある城門は、数年前まで利用され、日没から翌日の夜明けまで閉ざされていたといいます。城内には王宮を中心に3つのゴンパ(寺院)と160世帯が暮らします。旧市街に電気、水道が引かれたのも数年前だったこともあり、近代化の波を受けずにチベット文化が残りました。まさに「屋根のないチベット文化の博物館」です。

旧市街の中心に位置する王宮
ローマンタン旧市街には3つの歴史あるゴンパが
城壁内は狭い路地が入り組んでいます
チョルテン(仏塔)も並ぶ城壁内。チベット仏教が浸透している町並みです

王室が運営する2つのホテルが印象に残ります

 道路事情の改善と共に、ムスタンへの旅を可能にしたのが、2つのホテルの完成でした。共にかつてのムスタン王室の家族が、迎賓館にも利用できるようにとコロナ禍にオープンしたもので、チベット建築をうまく取り入れた趣たっぷりのホテルです。ローマンタンの「ロイヤル・ムスタン・リゾート」は、ローマンタン王宮をイメージしたもの。そして、ツァラン村の「マヤズ・ヘリテージ・イン」は、ツァラン村の民家をイメージして造られています。この2つのホテルの完成により、暖房設備、お湯の供給が可能となり、寒暖差が大きく夜には0℃近くに下がるムスタンを快適に旅行できるようになったのです。旧王室の皇太子自らがスタッフとして迎えてくれる「ロイヤル・ムスタン・リゾート」と、王室の親戚にあたる家族が運営する料理が評判の「マヤズ・ヘリテージ・イン」。参加いただいたお客様より、好評いただいた2つのホテルも楽しみです。

ムスタン唯一の高級ホテル ロイヤル・ムスタン・リゾート
チベット建築で統一されたロビー。迎賓館としても利用される
ロイヤル・ムスタン・リゾートの客室(イメージ)
ロイヤル・ムスタン・リゾートのスタッフ。左端がこのホテルのオーナーである旧ムスタン王国の皇太子
※不在の場合もございますのでお含みおきください
ツァランのホテルは、旧市街の中心に位置します
ツァランの「マヤズ・ヘリテージ・イン」モダンなチベット建築

ローマンタンとツァラン村では、日本語案内人が同行説明

 現地視察をした際の大きな課題が、現地ガイドがいないことでした。観光グループが入っていない場所であるため案内人がいなくても無理はありません。この悩みを解消してくれたのが「ロイヤル・ムスタン・リゾート」で働く旧ムスタン王国の皇太子でした。それが、かつて日本の企業で研修をしていたという、ローマンタン在住のグルンさん兄弟でした。その後、不慣れながらグループが訪れるたびに、一生懸命、ムスタン王国を紹介してくれたグルンさん兄弟。ガイドのいないツァラン村や、洞窟住居群チョサルへも同行し案内してくれます。ネパール人のスルーガイドとともに、知られざるムスタン王国を紹介いただきます。
(※急病などのやむを得ない事情が発生した場合には、ご案内できないことがございます。)

ローマンタンの町を一生懸命案内してくれるグルンさん(オレンジ色のパーカーを着ているのがグルンさん)
ローマンタン郊外、チョサルの洞窟寺院もご案内いただきます

旅の最後はホテル アンナプルナ・ビューに宿泊

 ジョムソンから再び山岳フライトにて、ポカラへ。ポカラでは、この旅の最後のハイライト、アンナプルナ三峰やマナスル、ダウラギリといった著名な 8,000メートル峰を眺望できる絶好の地として知られるサランコットの丘に位置する弊社の「ホテル アンナプルナ・ビュー」での宿泊をお楽しみください。
かつては、朝日を見るために歩いて登ったサランコットの丘も、今ではペワ湖畔からロープウェイで登ります。丘の上に立つ高級ホテルは、旅の疲れを癒してくれるでしょう。

ポカラのホテル アンナプルナ・ビューからの絶景

チベット圏で、最も楽しめた食事でした

 意外だったのは各地での食事でした。チベット圏にあって、ましてや奥地であることで、正直食事には全く期待していませんでした。ところが、新しく出来たホテルを中心に、洗練されたチベット料理、ネパール料理をお楽しみいただくことが出来るのです。また、ポカラの「ホテル アンナプルナ・ビュー」では西洋料理と日本料理、9日目のカトマンズでは人気の日本蕎麦店「ヒマラヤ蕎麦処」と、多彩な食事も楽しみです。(東京支店 春名釈、視察時撮影)

ネパールの昼食ダルバートも地方色豊か
マヤズ・ヘリテージ・インのお洒落なデザート、アップルパイ
リンゴはムスタンの名物の一つ アップルタルト

現地視察に赴いた東京支店 春名釈による視察レポート「禁断のムスタン王国へ」もぜひご覧ください

ツアー日程

10日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
成田空港10:25発 カトマンズ15:50着(標高1400m)

■成田空港より、ネパール航空直行便にて、ネパールの首都カトマンズへ。

■着後、ホテルへ。

(カトマンズ泊)

2日目
カトマンズ午前発 パタン カトマンズ午後発 ポカラ午後着(標高820m)

■午前、世界遺産の古都パタンを見学します。旧市街地区○ダルバール広場、旧王宮内にある●パタン博物館、パタンの金閣寺と言われる●黄金寺院の見学。

■午後、国内線にてポカラへ。

(ポカラ泊)

3日目
ポカラ朝発 ジョムソン朝着(標高2810m) (マルファ村) (トゥクチェ村)

■朝、航空機にてジョムソンへ。アンナプルナ南峰(7219m)、ヒマラヤの高峰ダウラギリ峰(8172m)などを望むフライトです。(注)
※航空機が欠航の場合は、陸路移動となります。(8~9時間)

■午後、四輪駆動車に分乗し、カリガンダキ川に沿った、ジョムソン谷周辺の観光。

河口慧海の小さな●博物館があるマルファ村、河口慧海の滞在した家が残るトゥクチェ村を訪れます。

■また、日本人農学者近藤亨(とおる)氏が開拓したリンゴ園の見学もお楽しみください。

(ジョムソン泊)

4日目
ジョムソン08:00発 カグベニ村 ムクティナート村 ツァラン18:00着(3560m)

朝、いよいよ四輪駆動車に分乗し(1台3名制)、ムスタン王国への旅に出発です。

■午前、下ムスタンの村巡りにご案内します。

■古い城跡やチベット寺院が残るカグベニ村、仏教、ヒンドゥー教の聖地ムクティナート村を訪ねます。

■昼食後、城塞が残るチェサン村へ。ムスタン王国へのチェックポイントを抜け、上ムスタンに入ります。

自然の岩が作り上げた絶景、○岩のトンネルを遠望し、カリガンダキ川に別れを告げてダシュリ峠を目指します。ダシュリ峠からは、ダウラギリ峰、ニルギリ峰が望めます。(注)

■夕刻、河口慧海が10か月を過ごしたという、ツァラン村に到着です。

(ツァラン)

5日目
ツァラン08:00発 (ガール・ゴンパ) ツァラン ローマンタン18:00着(3760m)

■午前、ムスタン王国最古の寺院と言われる、●ガール・ゴンパを訪ねます。

■午後、ツァラン村の見学。●ツァラン・ゴンパ、河口慧海像が大切に収められる●アニ・ゴンパ、●旧王宮を訪ねます。

■見学後、ロー峠を越え、かつてのムスタン王国の首都、城壁都市ローマンタンへ。

宿泊は、ムスタン王家が経営し、今も王族の迎賓館となっている「ロイヤル・ムスタン・リゾート」に2泊です。

【2連泊】(ローマンタン泊)

6日目
ローマンタン

■午前、ローマンタンよりさらに北、中国領チベット自治区との国境にも近い、洞窟住居群チョサルを訪ねます。
遠望する洞窟住居群は、かつての敦煌莫高窟のようです。
○洞窟住居群、●洞窟寺院などを訪問。

■午後、「薬草の豊かな町」という意味がある、城塞都市ローマンタンの見学。
ローマンタン旧市街の散策、○ローマンタン王宮、3つの寺院●チョエデ・ゴンパ、●トゥプチェン・ゴンパ、●ジャンバ・ゴンパを見学します。

(ローマンタン泊)

7日目
ローマンタン08:30発 ガミ村 ジョムソン17:30着

■午前、再び四輪駆動車に分乗し、ムスタン街道をジョムソンに戻ります。

■帰りは、アンナプルナ連峰の北側を望みながら、6000メートル級の山々の間を走る、絶景の眺めが楽しめます。(注)

■途中、ツァラン村にて早めの昼食。

■その後、ネパールの村の原風景を残すガミ村の散策を楽しみます。

■午後、ヒマラヤの絶景を楽しみながら、ジョムソンに戻ります。

(ジョムソン泊)

8日目
ジョムソン朝発 ポカラ朝着 (ホテル アンナプルナ・ビュー)

■朝、航空機にてポカラへ戻ります。

※航空機が欠航の場合は、陸路移動となります。(8~9時間)

宿泊は、サランコットの丘にある「ホテル アンナプルナ・ビュー」です。ヒマラヤの優雅な滞在をお楽しみください。

(ポカラ泊)

9日目
ポカラ午前発 カトマンズ午前着 (ホテルにて休憩) カトマンズ空港22:15発

■午前、国内線にてカトマンズに戻ります。

昼食は、評判の日本そばの店「ヒマラヤ蕎麦処」にて、久しぶりの日本の味をお楽しみください。

■昼着後、自由行動。

夕食前までホテルをお取りしております。ゆっくりとお休みください。

■夕刻、ホテルをチェックアウトし、ホテルのレストランにて夕食。

■夕食後、カトマンズ空港へ。

■夜、ネパール航空直行便にて、帰国の途へ。

(機中泊)

10日目
成田空港07:50着

■午前、成田空港に到着。

(注)天候によりご覧いただけない場合もございます。予めお含みおきください。

※現地国内線の時刻は変更となる場合があります。

※ポカラ〜ジョムソン間の国内線航空機は小型飛行機のため、1人15kgに制限されております。荷物は軽装で、大型のスーツケースは持参いただけません。

※天候により、ポカラ~ジョムソン間の航空便が欠航となる場合は、ポカラまたはジョムソンより四輪駆動車にて移動します(片道約8~9時間)。

 

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは10日間のコースです。

出発日 旅行代金
10月18日(土)発

旅行代金:¥788,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥1,088,000

ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥100,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

■燃油サーチャージ:¥12,000:3月1日現在

■ビジネスクラス利用区間:日本発着の国際線区間に適用(成田〜カトマンズ間往復)

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。
(ただし、成田空港の施設使用料及び保安サービス料合計3,160円ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■別途、2023年9月よりネパールを航空機で出国するすべての旅客に対し導入されたネパール付加価値税¥11,000~¥17,000(航空機のクラスにより異なる)はお客様のご負担となります。(料金は3月1日現在の目安となります)

■地方発着追加代金
大阪・名古屋〜東京 片道・・・¥5,000
福岡・札幌〜東京 片道・・・¥10,000

但し付帯条件がございますので各支店へお問い合わせください。

 

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