中央アジア最後のフロンティアへ

タジキスタン周遊とテルメズの旅【8日間】

  • 集合場所:成田空港
  • 出発日: 7月26日(金) 、 8月30日(金) 、 9月27日(金)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用¥398,000〜ビジネスクラス利用¥748,000

旅のポイント

Point 1
シルクロードの名商人、ソグド人の足跡をたどります
Point 2
山岳シルクロードの絶景を楽しみます
Point 3
三蔵法師も立ち寄った中央アジア有数の仏教遺跡の残るテルメズも訪問

ツアープランナーより

かつてはソグディアナと呼ばれ、ペルシャ系のソグド人が暮らす地として6~8世紀に栄え、シルクロード交易の代名詞ともなっていたタジキスタン。国土のほとんどをゼラフシャン山脈やパミール高原が占める山岳国で、首都ドゥシャンベと第二の都市ホジェンドを結ぶ道は山岳シルクロードとも呼ばれます。以前は中央アジア5か国のなかでも交通の便や陸路国境が遠いなどの理由からご案内しにくい訪問地でしたが、北から南へ抜けるルートをとることで、コンパクトな日程でご案内することが可能になりました。往時の遺跡や山岳シルクロードをご覧いただきながら歴史を味わい、旅の最後には三蔵法師も立ち寄ったとされ、中央アジア有数の仏教関連遺跡が残ることでも知られるテルメズを訪問します。古代シルクロード浪漫たっぷりの旅です。

見どころのご紹介

訪れやすくなったタジキスタン

中央アジアを構成する5ヶ国(タジキスタンの他、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタン)の中でも、諸外国からの就航便が極めて限定的で最も訪れづらかった国がタジキスタンです。しかし、2018年になるとウズベキスタン~タジキスタンの主要な国境が解放され、首都や主要都市のある国の西部エリアの渡航状況が改善されてきました。ウズベキスタンを起点にタジキスタンへの出入国をしますが、越境時に2時間~3時間を要していた税関申告や出入国審査も、1時間程度で済むほどに省略可され、さらには2022年から日本人に対しては査証免除と、秘境のイメージの強かったタジキスタンも、格段に訪れやすくなりました。

このたびは北から南へ縦断するルートをとりますが、山岳シルクロードとも呼ばれる地で、シルクロードロマン感じられる歴史遺産とともに、山岳の美しい景観も旅のハイライトです。

■タジキスタン共和国
首都 ドゥシャンベ
主要言語 タジク語、ロシア語
主要宗教 イスラム教
独立宣言 1991年9月9日 ロシアより
周辺国 中国、アフガニスタン、ウズベキスタン、キルギスに国境を接する内陸国。

ドゥシャンベ市街の夜景(イメージ)

ソグド人ゆかりのタジキスタンを訪ねて

シルクロード全盛期、現在のサマルカンドからタジキスタンに至るザラフシャン川流域は、かつてソグディアナと言われる要衝ともいえる地域でした。東西交易の交差点のこの地において商才を発揮し、6~8世紀に交易を一手に担ったのがこの地に住むソグド人です。中国では胡人と言われ、西方の最先端の文化を伝える役割を担いました。現在でも「胡椒」「胡坐」「胡瓜」などにその名が残るソグド人の足跡をたどります。

ソグド人の邸宅に残されていた壁画、左手にはハープ奏者、右手には戦闘の場面が描かれています
ドゥシャンベの博物館で見ることのできる鮮やかな色彩の壁画

ソグド人の夢の跡、ペンジケントとサラズム遺跡、2つの世界遺産を訪ねる

ザラフシャン川近くの丘の上にあるペンジケント。シルクロードの要所であり、隊商を主な収益源としていたソグド人は高度な都市文明をこの地に残しました。8世紀に住民が都を放棄したままになっていることから、東アジアのポンペイとも呼ばれる遺跡内には仏教、ゾロアスター教、ヒンドゥー教の寺院の遺構が残っており当時の豊かな国際色が窺えます。ペンジケントに宿泊し、2010年にタジキスタン初の世界遺産に登録されたサラズム遺跡と2023年にシルクロード:ザラフシャン=カラクム回廊の一部として世界遺産に登録されたペンジケント遺跡の2つの世界遺産を訪れます。

ペンジケント遺跡、当時はマーイムルグと呼ばれた都市でした
タジキスタン初の世界遺産に登録されたサラズム遺跡も訪問します

中央アジア最大の仏教センター テルメズ

ウズベキスタン最南部にあるテルメズは、「鉄門」と呼ばれる峡谷地帯にあり、古来より南北アジアを往来する際には、必ず通過しなければならない要衝の町でした。仏教の大保護者として名高いクシャーナ朝カニシカ王の時代には、中央アジアの仏教の中心地として栄え、数多くのストゥーパや仏教寺院が建立されました。ツアーでは約1800年前のストゥーパが現存するファヤズ・テペ遺跡、中央アジアで唯一残る岩窟僧院跡カラ・テペを訪れます。

ドームの中には約1800年前の仏塔ストゥーパが現存します
ファヤズ・テペ遺跡から出土した最高傑作、仏陀と弟子の像もウズベキスタン歴史博物館でご覧いただけます

アレキサンダー大王ゆかりの都であるホジェンドへ

タジキスタン第二の都市であるホジェンドは、2500年前にアレキサンダー大王によって征服され、都がおかれて以来交通の要衝であり続けている地です。城砦には往時作られた部分を見ることができ歴史を感じます。今もなお中央アジアでも有数の規模を誇るバザールが開かれており、民族衣装アトラスを着た女性の姿も見られ、異国情緒満点です。

ソグド州立博物館
中央アジアにずっと続いているバザールを歩いてみましょう

山岳シルクロードの絶景も楽しみます

タジキスタンは中央アジア諸国の中でも、ドライブルートの車窓からの景観が美しいことで知られています。今回はタジキスタン・シルクロードと呼ばれるこの絶景ルートをバスで巡ります。特にペンジケントからドゥシャンベへと至る道は、ゼラフシャン山脈のダイナミックに切り立った渓谷を走る景勝ルートです。

ドゥシャンベヘ向かうアンゾーブトンネルを抜けるとそこには絶景が待っていました
深い峡谷沿いを進みます

無形文化遺産チャカン刺繍

タジキスタンでよく目にするのが、色とりどりの立体的な刺繍が施された織物の数々。これはチャカン刺繍と呼ばれ2018年にはユネスコ無形文化遺産に登録されています。モチーフは様々でザクロの花、柳といった草花から雄鶏のトサカ、孔雀の尾、また太陽や月といった天体まで様々で楽しいです。ぜひ旅行中にはご注目ください。

壁掛けはスザニと呼ばれ有名な伝統工芸品です©Dan Lundberg

ツアー日程

8日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
成田空港 11:05発 タシケント 16:10着

■午前、成田空港より、ウズベキスタン航空にてタシケントへ。

■着後、バスにてホテルへ。

(タシケント泊)

2日目
タシケント ホジェンド

■午前、●ウズベキスタン歴史博物館を見学します。

■その後、国境を越えてホジェンドへ。

■着後、ホジェンドの観光●ソグド州立博物館○パンジシャンベ・バザールなどを見学します。

(ホジェンド泊)

3日目
ホジェンド ペンジケント

■午前、ホジェンドよりペンジケントへ。

■着後、ペンジケントの観光。ソグド人の遺跡、世界遺産○ペンジケント遺跡、世界遺産○サラズム遺跡を見学します。

(ペンジケント泊)

4日目
ペンジケント ドゥシャンベ

■午前、ペンジケントより首都ドゥシャンベへ。

■夕刻、●タジキスタン国立博物館を見学します。

(ドゥシャンベ泊)

5日目
ドゥシャンベ テルメズ

■午前、●古代民族博物館を見学します。

■その後、ドゥシャンベより国境を越えてウズベキスタンへ戻ります。

■午後、加藤九祚氏が発掘に携わった●ダルベルジン・テパを訪れ、テルメズへ。

【2連泊】(テルメズ泊)

6日目
テルメズ

■終日、テルメズ周辺に点在する仏教遺跡群などを訪れます。
○スルタンサオダット廟付属施設○カラ・テペ、○ファヤズ・テペ、アフガニスタンを望む○カンプル・テペ城塞、仏教関連の展示物が充実している●考古学博物館を訪れます。

(テルメズ泊)

7日目
テルメズ 08:30発 カルシ15:20発 タシケント 16:50着 タシケント 22:05発

■午前、バスにてカルシへ。かつて「鉄門」と呼ばれ、アレキサンダー大王や玄奘も通ったと伝わるエリアを走ります。

■午後、航空機にてタシケントへ。

■着後、タシケントにて夕食。

■夜、航空機にて帰国の途へ。

(機中泊)

8日目
成田空港 09:40着

■午前、成田空港に到着。

※日程表の時刻は、ウズベキスタン航空の成田空港発着を想定したものです。他航空会社利用の場合、発着空港および時刻、日程は異なります。

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは8日間のコースです。

出発日 旅行代金
7月26日(金)発

旅行代金:¥398,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥748,000

ビジネスクラス利用

8月30日(金)発

旅行代金:¥398,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥748,000

ビジネスクラス利用

9月27日(金)発

旅行代金:¥398,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥748,000

ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥50,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

ビジネスクラス利用区間:成田~タシケント間往復

■燃油サーチャージ別途目安:¥50,000:1月1日付

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。

(ただし、成田空港の旅客取扱施設利用料3,010円ならびに燃油サーチャージ(SAF持続可能な航空燃料追加代金を含む)、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■国内線割引料金
大阪・名古屋〜東京 片道・・・¥5,000
福岡・札幌〜東京 片道・・・¥10,000
但し付帯条件がございますので各支店へお問い合わせください。

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