【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年01月04日

【帰着レポート】奇跡の清流・仁淀ブルー探訪と高知「得月楼」の正月料理【5日間】

<12/30発 添乗員:東京支店 池田 昂陽>

 2021年、当社のツアーで最も人気の高かったのが「仁淀ブルー探訪の旅」です。その仁淀ブルーの旅を今回は、高知の老舗料亭でのお正月料理を組み込むなどの年末年始バージョンとして添乗してまいりました。元旦に「にこ淵」の仁淀ブルーを見学し、翌日には「中津渓谷」と「安居渓谷」を見学。どちらもお正月ということもあり、観光客は少なく、ゆっくりと仁淀ブルーを堪能できました。寒さの厳しい中ではありましたが、透明度は抜群に高い冬の仁淀ブルーは、年の初めに心を癒してくれました。

 今回は、仁淀ブルーとともにツアータイトルにしていた旅のメイン、高知の「得月楼」をリポートします。

明治三年創業 土佐を代表する名料亭「得月楼」

 2022年1月3日。11月から1月は日曜・祝日と年末年始は高知市内の路面電車が無料ということで、高知城と高知城歴史博物館を見学してから、路面電車に乗り、高知の中心地、はりまや橋の袂へ向かいました。電車を降りると目の前に立派な料亭が。これが明治3年創業の「得月楼」です。「陽暉楼」として創業し、宮尾登美子の小説、そして映画化もされた『陽暉楼』の舞台として広く知られていますが、明治11年に現在の「得月楼」に改名されました。江戸時代、土佐藩では芝居や料亭といった豪奢な文化・娯楽は厳禁とされていたため、明治に入りすぐに創業されたこの料亭は土佐を代表する歴史ある料亭として知られています。実際、午前に見学した高知城歴史博物館の中にも、得月楼を描いた作品が展示されており、その歴史の深さを感じました。 数奇屋造りの佇まいが南海第一楼と謳われた当時の姿を偲ばせていることから、国の有形文化財に登録されています。

立派な佇まいの「得月楼」入口
博物館に展示されていた「得月楼」を描いた作品
自由民権運動の集会なども開かれていたという説明も。
料亭内の雰囲気

お正月らしい「土佐の新春懐石」をいただきました。

 「得月楼」では、初代板前より受け継いだ技の粋を集めた「土佐会席」を中心に、山海の幸や旬の素材を生かした土佐ならではの味を楽しめますが、この日は1月3日ということで、お正月らしい「新春懐石」をいただきました。数の子や金箔付きの黒豆などお正月らしい料理にはじまり、土佐の食材を使用した品々が出てきました。懐石料理というと量が多すぎることもあるのですが、得月楼は丁度良い量で、皆様完食されていました。ご飯とともに最後に出てきたのが「ツガニ汁」でした。ツガニは四万十川や仁淀川に生息するモクズガニのことで、前日までの仁淀ブルーの観光でガイドさんから「美味しいんですよ!」と説明があったものでしたので、旅の締めくくりとしてふさわしいメニューで嬉しかったです。「得月楼」は、お食事とともに、春が近づく季節に開催される、盆栽に仕立てた梅「盆梅(ぼんばい)」の催しも有名です。1900年ごろから集められているそうで、現在ある約200点の樹齢は200~300年だとか。1月中旬より食事をする大広間などに飾られるということで、その準備がなされていました。間もなく蕾をつけ始めるであろう盆梅を眺めながら、ほっこりした気分で料亭をあとにしました。

素敵なおせち料理
お正月らしい「開運椀」
フォアグラの茶わん蒸し
量も丁度良かったです。
お食事した部屋の掛け軸
「盆梅」の準備がされていました。

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