【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年12月10日

【帰着レポート】クリスマスイルミネーションも楽しむ歴史ロマン平戸と長崎の旅 4日間

<12/6発・添乗員:東京支店 渋江恭子>

16世紀半ばから異文化交流の玄関だった長崎。キリスト教もいち早く浸透し、多くの人々がキリスト教を信仰しました。江戸時代、約270年にわたる禁教の時期を世代を経て、乗り越えた長崎の人々は多くの教会を建てました。今回のツアーではそれら教会群を巡るとともに、長崎市と平戸市では12月のみご覧いただける教会のクリスマスイルミネーションをお楽しみいただきました。

長崎での国宝教会のクリスマスイルミネーションと世界新三大夜景ドライブ

1日目の夕刻、長崎市内の宿泊ホテルを出発し、最初に向かったのが国宝の大浦天主堂です。16時45分頃、入場締め切り時刻に合わせて入場し、教会と付属の博物館をご見学いただいた後、17時30分頃、外から教会堂を望むとイルミネーションが灯っていました。その後、中町教会、浦上天主堂と長崎市内の教会のイルミネーションをご覧いただき、夕食をお召し上がりいただいた後、長崎市郊外の伊王島まで足を延ばしました。
民家も少なく、街灯もあまりない静かな地の高台に佇む馬込教会は、教会堂自体がライトで照らし出され、闇夜に浮かび上がり幻想的な光景でした。最後に標高169mの鍋冠山展望台から長崎の夜景をご覧いただきました。長崎の夜景スポットとしては稲佐山が有名ですが、標高は333mあり、鍋冠山展望台の方が標高が低い分、夜景を間近に望むことができます。この日は天候に恵まれ、冬なので空気も澄んでおり、「宝石をちりばめたような」夜景を存分にお楽しみいただきました。

鍋冠山展望台から望む、長崎の夜景
黄昏時、大浦天主堂のイルミネーションが輝き出します。

闇夜に浮かぶような白亜の教会、伊王島の馬込教会

洋の東西と古今の文化が競演する町、平戸

平戸を歩くと、不思議な気持ちになります。というのも、平戸は戦国時代から江戸時代にかけて、この地を治める平戸藩、松浦家の城下町であり、16世紀半ばには南蛮船が来航し、早くから西洋との玄関口でもあった町です。そのため、平戸城や多くの寺院などの日本古来の建築と、教会やオランダ商館など西洋風の建築が同居しています。さらに1977年建造の朱色一色に染められた平戸大橋が架かり、時代を超え、国を超えた世界感があり、それが不思議な気持ちにさせてくれます。平戸郊外にある春日集落や生月島は、交通が不便だったため、禁教の時代には多くのキリシタンが潜伏していた地であり、隠れキリシタンの文化が現在も残っています。今回の旅は平戸に2泊し、それらの地も訪れ、平戸の奥深さを感じていただくことができました。

平戸の名景「寺院とザビエル教会が見える風景」

棚田が広がる春日集落 安満岳は隠れキリシタンの信仰の山でもありました。 

生月島博物館展示のマリア観音 隠れキリシタンの文化を今に伝えます。
生月島西部の海岸、塩俵の断崖。高さ20mの柱状節理が500m続く奇観です。

平戸を代表する教会、田平天主堂。鉄川与作によるレンガ造りのロマネスク様式の教会。威風堂々たる佇まいに圧倒されました。
宝亀教会のクリスマスイルミネーション。信者の手による素朴な装飾に心温まりました。

多彩な長崎グルメもお楽しみいただきました。

古くから異国との交流の窓口であった長崎は諸外国の食文化を取り入れた料理、海に囲まれた平戸は新鮮な魚介が自慢です。今回の旅では、長崎の中華料理、平戸では海鮮丼や平戸牛の焼肉など多彩な料理をお召し上がりいただきました。

長崎グルメの代名詞長崎ちゃんぽん 右:平戸牛は「焼肉市山」にて。温暖な気候と潮風は黒毛和牛も育みます。
平戸・豊鮨のひらめ御膳(左)。平戸は全国有数の天然ひらめの漁獲量を誇ります。
平戸瀬戸市場でお召し上がりいただいた海鮮丼(右)。通の間では「伊勢海老よりも美味しい」という人も多い「うちわエビ」もご賞味いただきました。

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