【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2021年12月01日
【帰着レポート】高級町屋ホテル「講」で楽しむ紅葉の琵琶湖畔と疏水クルーズの旅
2021年11月28日(日)~11月30日(火)3日間 東京支店 志釜亜矢子
<11/28発・添乗員:東京支店 志釜亜矢子>
秋も深まる11月末に、旧東海道の宿場町、大津の高級町屋ホテル「講」に宿泊、疏水クルーズで大津の三井寺から京都の蹴上まで秋景色を堪能する旅に添乗で行ってまいりました。宿泊した町屋ホテル「講」を運営しているのは、株式会社「自遊人」。偶然にも10月に添乗でご案内した里山十帖と同じ運営会社。今回はどのようなコンセプトのホテルかと期待が膨らみました。
相互扶助の精神「講」が息づく町屋ホテル
そもそも「講」というのは、つい半世紀ほど前まであった相互扶助組織のひとつで、代表的なものに「伊勢講」「熊野講」などがあります。庶民の旅行が禁じられていた江戸時代に、村人たちが互いに資金を出し合い、代表者が伊勢へ詣で、みんなで土産話を聞く…そんな人々の繋がりを大切にした仕組みがありました。
この「講」も、旧東海道沿いに面した町屋を「メディア型ホテル」とし、「大津の魅力を発信する場」することで、商店街との繋がりを大切にしているということを、そこかしこに感じることができました。小さな老舗の和菓子屋のお菓子やお茶屋のお茶がウェルカムドリンクとして提供され、夕方のバータイムには大津の地酒を無料でお楽しみいただき、その美味しさから翌日の自由行動の時間には実際にお買い求めにいかれた方もいらっしゃいました。特に好評だったのは朝食で、地元の漬物やお惣菜、そして商店街の魚屋「タニムメ水産」から卸してもらっているというウナギを使ったお茶漬けにほっこりと温まったご様子でした。「講」に宿泊することで、大津の食文化の豊かさを感じることができました。


明治時代の大事業、琵琶湖疏水クルーズからの秋景色を堪能
旅の最終日には、ハイライトともいえる疏水クルーズをお楽しみいただきました。琵琶湖の水を京都に引き入れるという明治時代の大事業「琵琶湖疏水」は明治23年の開削後、ピーク時には年間22万トンもの資材が行き交ったそうですが、昭和26年を最後にその役割を終えていました。しかし、2014年、観光資源としての意義が見い出され、その舟運が復活しました。


今回は秋の紅葉を楽しむ疏水クルーズ運航日の最終日、この日を最後に春まで運行はされないということで、それを惜しむかのように疏水沿いを歩く地元の人々も手を振ってくれました。夕方からの雨予報をものともせず、青空と紅葉のコントラストが大変美しく、軽妙なガイドさんの案内に耳を傾けながら、右に左にとカメラを向けながらの約1時間のクルーズはあっという間でした。
下船後には疏水の水を引き入れた庭園で知られる無鄰菴のカフェで、美しく色づく庭園を眺めながらのひと時をお過ごしいただきました。


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