【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年11月19日

【帰着レポート】二岐温泉「大丸あすなろ荘」と会津周遊の旅

2021年11月16日~11月19日 4日間 添乗員:東京支店 矢澤高宜

<11/16発 添乗員:東京支店  矢澤高宜 >

 秋の会津へ行ってきました。東北を染め上げた紅葉前線も11月中~下旬ともなると福島県南部まで来ており、ピークは過ぎていたものの秋景色も楽しむことができました。今回は秘湯宿で知られる大丸あすなろ荘に2連泊し、表玄関である会津若松と共に「奥会津」と「南会津」、様々な顔を持つ会津地方をつぶさに見てまいりました。

大丸あすなろ荘の名物・渓流露天風呂 二岐川がすぐそこです

秘湯の古参・二岐温泉あすなろ荘に連泊

 「日本秘湯を守る会」会員宿は現在165軒を数えます。中でも東北地方は59軒と全国の三分の一強を占める充実ぶり。その中にあって今回の宿、二岐温泉あすなろ荘は古参の宿として知られます。
 最寄りの新幹線駅からバスで90分かかる南会津の山中にあり、周りは山と川以外何もありません。温泉は充実しており、湯船の真下から源泉が湧き出る自噴式甌穴岩風呂、二岐川沿いの名物渓流露天風呂、内湯と温泉三昧。今回は連泊でしたので、皆様も心行くまでお湯を楽しんでいらっしゃいました。日常の忙しさから一時解放され、山と川の音を聞きながらただ何もしない時間を過ごす― 地味なことのように思えますが、明日への活力を養う山の宿の時間は、忘れがちな何かを見つめ直す大事な機会なのだと思います。

宿の暖簾をくぐり、入口へアプローチ
かりんやカエデ等、木のぬくもりがあたたかいラウンジスペース
宿泊棟から階段を降り、温泉へ
山と川以外、本当に何もありません
足元からこんこんと湧き出る名物の自噴泉甌穴式岩風呂 お湯がとても新鮮です

奥会津の魅力①屈指のローカル線・只見線に乗車

 鉄道雑誌や旅雑誌で何度も「好きなローカル線」1位に輝き、四季の車窓の美しさで知られる只見線のハイライト区間(会津柳津~会津川口間)に乗車しました。2011年夏の豪雨被害で橋が3本流され、一部区間は未だ代替バスでの運行を余儀なくされていますが、復興にむけて着実に歩みを進めています。聞けば従来のレトロな車両は昨年、千葉の銚子電鉄に払い下げたとのこと。新型車両となったことに一抹の寂しさを覚えましたが、地域の足として只見線は今日も走ります。

会津柳津駅から乗車
只見川を左右に見ながら進みます
窓も大きく取られています
一帯にはたくさんのダム、発電所が

昨年、新型車両が導入されました

奥会津の魅力② 有名フォトスポットと現代に甦った渡し船

 只見線にかかる橋のうち、写真スポットとして最も有名な場所が只見川第一橋梁展望台。道の駅みしま宿から山道を15分登ると絶景が拝めます(3分登った所からでも充分絶景です)。周囲の紅葉のピークは過ぎていましたが、奥会津に来たら立ち寄るべきポイントです。
 また、早戸駅近くでは霧幻峡遊覧も楽しみました。今から57年前、放置された硫黄鉱山が原因で山崩れが起き、ひとつの集落が飲み込まれました。この集落との往来に使われていたのが霧幻峡の渡しで、観光用として現代に甦りました。今は穏やかな風景を眺めながら、のんびりと只見川遊覧を楽しみました。

3分登るだけでこの絶景
さらに10分ほど上に登るとより眺めがよくなります
一番上から見た景色
道の駅みしま宿 で食べた桐灰ソフト!
無人駅、早戸駅近くから霧幻峡の渡しが出発
手こぎでのんびり川面を進みます

南会津の魅力 国指定天然記念物と日本唯一の茅葺屋根の駅舎

 南会津では何といっても大内宿が有名ですが、他の多くのレポートで触れられていますので、今回は別の魅力をご紹介します。
 まずは塔のへつり。「へつり」、とは聞きなれない言葉ですが、地元の言葉で断崖を意味します。百万年以上かけて浸食と風化により形成された奇岩群は国指定天然記念物。吊り橋を渡り、ちょっとした探検気分で散策しました。
 次に、湯野上温泉駅。会津鉄道の駅で、日本唯一の茅葺屋根の駅舎です。大内宿の最寄り駅としても知られており、珍しい駅舎は隣接の足湯と合わせて是非立ち寄りたいスポットです。

吊り橋を渡って奇岩に近付きます
阿賀川と奇岩の組み合わせは絵になる風景です
湯野上温泉の駅舎  足湯が隣接しています
駅舎内も囲炉裏があったり、古民家然とした佇まい

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