【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年11月12日

【帰着レポート】越後の秘湯と磐梯三つの紅葉ルートの旅

2021年11月8日(月)~11月11日(木)4日間  添乗員:東京支店 下平 裕史

<11/8発・添乗員:東京支店 下平 裕史>

秋の越後・磐梯の旅に行ってまいりました。残念ながら、ツアータイトルにある三つの紅葉ルートの秋景色はすでに見ごろを過ぎてしまっておりましたので、今回は宿泊した三つの温泉地に関してレポートしてまいりたいと思います。

街中の旧邸宅の庭園は見事な紅葉でした。
最終日は天候が良く、気持ちの良いドライブでした。

強食塩冷鉱泉 朝の温泉粥が絶品。越後長野温泉・嵐渓荘

越後長野温泉と名前がついておりますが、宿は嵐渓荘のみ。周囲は山里と渓流に囲まれた一軒宿です。秘湯を守る会にも所属しており、守門川に面した秘湯は今からおよそ100年前の大正末期に温泉を掘り当てたのが始まりで、本館「緑風荘」は国の登録有形文化財に指定されています。この宿の特徴はその「水」にあります。スタッフの方によりますと、この宿には水道水が通っておらず、料理などすべての水は宿の正面にある湧き水「真水の清水」を使っているとのことです。また、温泉の「水(湯)」にも特徴があり、ここの泉質は日本屈指の「強食塩冷鉱泉」。1リットル当たり16グラムもの食塩が含まれています。かつてこの周辺が海の底だったことが影響しています。ラウンジでは、日本の茶葉の産地の北限である村上茶を、この温泉水で淹れたほうじ茶をお飲みいただけます。一口飲んでみて今まで飲んだことのないしょっぱさがクセになる味でした。そして、この宿の名物はこの強食塩冷鉱泉を使った朝食の「温泉粥」。出汁やその他の味付けを一切使用しておらず、源泉だけで炊いたやさしい食感と味わいが絶品でした。お代わりをする方もおりました。

嵐渓荘のシンボル「緑風館」は国登録有形文化財に登録されています。
「真木の清水」。館内の水はすべてこの湧水を使用。なんと水道水は通っていません。
料理は山里の旬の素材を湧水で調理。鯉の洗いは絶品です(画面左)。
お部屋でも湧水を飲むことができます。
ラウンジでは村上茶を宿自慢の強食塩冷鉱泉であわせたほうじ茶で一息
ほんのり昆布茶のような味わいの温泉粥が絶品の朝食。

日本海に沈む夕日と対峙するひと時。瀬波温泉・大観荘せなみの湯

開湯100年を超える歴史を持つ瀬波温泉は別名「熱の湯」と呼ばれるほど熱い93度の源泉が湧き出る温泉です。歌人・与謝野晶子が訪れた際、二日で45首もの歌を残したことで知られている温泉地です。今回宿泊した「大観荘せなみの湯」は日本海側に面しているため、日本屈指の夕日が見られる人気の宿。館内の至る所が夕日スポットとなっています。お部屋も日本海側に面しておりますが、おススメはやはり露天風呂から眺める夕日。この季節の日没は16:30頃のため、今回は早めにホテルへチェックインしました。ところがあいにくの雨。残念ながら夕日を眺めることは叶いませんでした。しかし日本海の潮風に当たりながら露天風呂につかれたのは幸せなひと時だったとお声をいただきました。

日本海に沈む夕日は残念ながら見られず。
本来であればこのような日本海に沈む夕日をご覧いただけます。

会津藩の湯治場。東山温泉・くつろぎ宿 新滝

今から約1300年前、名僧・行基によって発見された歴史ある東山温泉。会津若松の中心地から車で10分ほどの場所にあるため、観光にも非常に便利な立地です。今回宿泊した「くつろぎ宿 新滝」はかつて竹久夢二や与謝野晶子などの墨客がこよなく愛した宿で館内には夢二の絵画が飾られていました。肝心の温泉はかつて新鮮組の土方歳三が戊辰戦争での傷を癒しに湯治したといわれる源泉を使用した源泉かけ流しの温泉、会津藩の湯治場であった岩風呂など計4種類のお風呂がありました。うれしいことにラウンジにはジュースやコーヒー、地元の焼酎や日本酒が自由に飲むことができ、湯上りに一休みされている方もいらっしゃいました。

土方歳三も湯治をした源泉が引かれた温泉。
竹久夢二や与謝野晶子もこの宿に宿泊しました。

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