【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年11月05日
【帰着レポート】靜かな森の庭で別格の価値に浸るアマンを愉しむ京都の旅【4日間】
2021年10月4日(月)~10月7日(木)、10月11日(月)~10月14日(木)4日間 添乗員:東京支店 山田 周
<10/4発、10/11発・添乗員:東京支店 山田 周>
左大文字山から続く鷹峯山中の森に40年の歳月をかけて作庭された見事な庭園を西陣織名家のオーナーより譲り受け、2019年11月にアマン京都は誕生しました。苔むす石畳の道や幽玄の森、湧き水や滝、小川が流れる静寂に包まれた広大な敷地に作られたアマン京都の空間は、まさに別世界でした。前半の2日間は京都の中心地に建つオークラホテルに滞在、京都最古の世界遺産・下鴨神社「秋の特別公開」、龍安寺の石庭見学、木屋町通りや高瀬川沿いの「幕末歴史散歩」などもお楽しみいただきました。今回の滞在中の自由時間に訪れた京都の見どころもあわせてご紹介します。
靜かな森の庭で別格の価値に浸るアマン京都での特別な時間を愉しむ
観光タクシーにて世界遺産・龍安寺石庭の見学を終え、午後、アマン京都にチェックイン。到着後はレストラン「鷹庵」でウエルカムドリンクをいただいてから部屋ごとに付くアマンスタッフの誘導でお部屋にご案内。お客様のプライベートな時間を大切にするアマン滞在中は全員で集まる時間はほとんどなく、「鷹庵」の夕食もお部屋ごとのご案内が可能です。食材、調理方法など様々なアイデアが凝縮された京懐石フルコースを一品ずつ、ゆっくり時間をかけて味わい、アマンスタッフとお客様間の会話を交えたマン・ツー・マンでの特別な時間をお愉しみいただきました。アマン京都滞在中におすすめしたいのが、ナチュラリストガイドによるアマン京都自慢の庭園散策です。紙屋川の瀬音が聞こえる中、鷹峯の歴史、庭園の歴史、森の植物の解説を受けながら、喧騒を離れた静かな森の中で特別な時間をお過ごしいただけます。また、アマン京都のアクティビティ・プログラムで非公開の寺の訪問、座禅体験なども可能です。贅を尽くしたスイートルームでゆっくり寛ぐ時間を愉しむほか、左大文字山の麓の世界遺産・金閣寺の訪問、ウエルネスエリアの天然温泉入浴(予約制)など、12時のチェックアウトまで思い思いの時間をお過ごしいただきました。






オークラ京都の2連泊で過ごす 京都中心部の歴史散歩を楽しむ
オークラ京都は数多くの国内外の賓客を迎えてきた名門ホテルです。京都市内の最高層建造物でもあり、高層階の部屋からの眺望の良さ、快適で広々とした部屋、和食、洋食とも高評価のレストランを備え、京都市内の数多の名所、旧跡、寺院などのアクセスも最高レベルです。オークラ京都に滞在するお客様にぜひ、おすすめしたいのがホテル周辺の木屋町通り、先斗町、三条大橋、河原町通り周辺の歴史散歩です。坂本龍馬、桂小五郎、新選組ゆかりの史跡、幕末の歴史的事件の舞台が点在するエリアをホテルから1時間程度の散歩で網羅することができます。






観光タクシーで巡る京都観光 2つの世界遺産「下鴨神社」と「龍安寺」
京都市内に数多ある名所の中で、今回は京都最古の神社「下鴨神社」、見事な石庭が有名な世界的人気観光地「龍安寺」を訪れました。下賀茂神社では宮司さんの説明で本殿、期間限定で特別公開されている神様の台所「大吹殿(おおいどの)」を見学しました。龍安寺は、あの英国エリザベス女王が枯山水・石庭を絶賛したことで、外国人旅行者の人気トップ3にランクインする世界的有名観光地となりました。いずれも季節を問わず外国人を含む大勢の観光客が押し寄せる人気観光地ですが、10月の好適シーズン中にも関わらず、修学旅行生、個人客以外のお客様は少なく、まったく混雑することもなく快適な観光がお楽しみいただけました。また、観光タクシーのドライバーガイドさんの一味違うユニークな解説もご好評いただきました。


おすすめ自由行動プラン 京都最古の茶と禅の寺 建仁寺と霊源院の特別公開
京都東山・祇園にある建仁寺は中国・宋よりお茶と禅を日本に初めて紹介したことで有名な「明庵栄西禅師(みょうあんえいさい)」により1202年に開山。広大な敷地には現在も14院の塔頭(たっちゅう)が残る、鎌倉時代からの名門寺院です。本坊の見事な襖絵、国宝の屏風絵「風神雷神図」、法堂の天井画「双竜図」など、質、量とも美術館並みの作品群を鑑賞ことができます。また、京都の寺院では珍しく、ほとんどの作品の写真撮影可能なのもうれしいポイントです。2021年6月には細川護熙元首相が自作の見事な襖絵を献上しました。この作品も公開中で見ることができます。また塔頭の「霊源院」は一休さんと今川義元が青春時代を過ごし、禅の修行をしたお寺です。今川義元、織田信長直筆の書状、一休宗純の掛け軸などの寺の秘宝、見事な枯山水(石庭)がご覧いただけます。霊源院の拝観では住職による寺の歴史、今川義信、一休さん、織田信長のエピソードや石庭の隠されたテーマなどの見事な解説付きでたいへんご好評いただきました。






京都の4つの世界遺産 大徳寺、醍醐寺、広隆寺、高山寺を視察してまいりました。
晩秋、冬の特別拝観で訪れる4つの世界遺産の寺院を視察してまいりました。通常は非公開の期間限定の特別拝観など、みどころをご紹介します。
大徳寺は京都でも有数の大規模な寺院で境内には法堂、本堂、2つの別院、21院の塔頭が現存しますが、そのほと んどが非公開です。通常拝観可能な塔頭は4つ(霊源院、瑞峯院、大仙院、高桐院)ですが、2022年の千利休生誕500周年に大徳寺聚光院の特別公開が決定。通常は非公開の聚光院で狩野永徳「花鳥図(複製)」、利休150回忌に寄進された茶室、千利休墓塔などを見学します。また奈良で創建された豊臣秀長(秀吉の弟)の菩提寺の一部が移築された大光院は今冬が初公開となります。
醍醐寺は京都市内南に位置する醍醐山中・山麓に200万坪以上の広大な敷地を持ち、国宝、重要文化財の宝庫です。醍醐山麓の下醍醐の境内にある平安時代創建の金堂(国宝)、京都最古の五重塔(国宝)、10万点もの国宝・重要文化財を収蔵する霊宝館(宝物館)、三宝院などがみどころです。三宝院の庭園は豊臣秀吉が基本設計、小堀遠州の弟子、賢庭によって作庭され、全国で8つしかない特別名勝・特別史跡に指定されました。長谷川等伯一派の見事な襖絵、秀吉が亡くなる5か月前に醍醐山中腹で催した「醍醐の花見」で使われた建物を移築した「純浄観」も必見です。三方院の特別公開では秀吉愛用の「金の天目茶碗」、通常非公開のご本尊「弥勒菩薩」など限られた時期にしか見られないみどころも多数あり必見です。
広隆寺は飛鳥時代の603年創建で京都最古の寺です。境内にある国宝、重要文化財の建物内部のほとんどが非公開ですが、最大のみどころは霊宝院にある教科書でもおなじみの国宝第一号「弥勒菩薩」などの17の国宝、重要文化財の仏像群です。
高山寺は栂尾(とがのお)山中にある禅とお茶で有名な古刹です。創建は奈良時代ですが鎌倉時代に明恵上人(みょうえしょうにん)が後鳥羽上皇の支援を受け、現在まで続く高台寺の基を築きました。宇治茶発祥の寺といわれ、最古の茶園が現存します。鎌倉時代から現存する石水院では現在の漫画の起源となったともいわれる「鳥獣人物戯画」などの数多くの国宝を見学します。またテラスから見る紅葉は京都随一の絶景との評判です。










3泊4日という限られた時間の中でアマン京都での非日常空間でのひとときを過ごし、数多ある京都の見どころからご自分で選び、ご参加の皆様に思い思いの時間を過ごす、濃密で有意義な京都滞在の旅をお楽しみいただくことができました。京都では四季折々の祭事、風景、特別拝観、旬の味覚などをお楽しみいただくことができます。何度訪れても、その都度、新しい発見がある京都の魅力を再認識することができました。
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