【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年08月31日

【帰着レポート】カシオペア紀行 

2021年8月27日(金)~8月29日(日)3日間 東京支店 志釜亜矢子

<8/27発・添乗員:東京支店 志釜亜矢子>

「カシオペア号」は1999年に運行開始した後、東北新幹線の開業に伴い、わずか17年間で2016年に定期運行を終了した、幻の寝台特急。現在では、団体旅行などの特別運行でのみご乗車いただけます。このたびは、このカシオペア号の乗車1泊2日の乗車レポートです。

全12両の客車を牽引する先頭車両。
こちらは展望室タイプのカシオペアスイート。
当日は、カシオペア乗車のお客様だけが立ち入ることができるよう、上野駅13番ホームが封鎖されました!
JRスタッフのお見送りも嬉しい。

在来線のようにのんびりと流れる景色
カシオペア号に驚く人の姿も車窓から見えるほど

 上野を出発したカシオペア号は、大宮駅や宇都宮駅に停車しながら北上、日没が迫るころには北関東エリアに差し掛かり、ラウンジカーからは美しい緑の水田風景を眺めることが出来ました。
 新幹線とは違い、在来線の特急電車と同じくらいの、のんびりとした速度で進みますので、水田の中に立つ少年が珍しい寝台特急に向かって手を振る姿、犬の散歩中にカシオペア号を見て立ちすくむ人の姿も目にすることができました。
 在来線との時間調整の関係上、駅に停車することが何度かありましたが、そのたびこの珍しい寝台特急にホームに立つ人たちが注目し、写真を撮っている姿や、手を振る人の姿があり、乗車する人にとっても、目にする人にとっても、まさに夢の寝台特急だということを実感しました。

車窓の田園風景はとてものどかでした。

車内で過ごす時間も、快適そのもの

 車内はどこか懐かしさを感じる雰囲気もありますが、快適そのもの。通常のカシオペアツインも今回は皆様2階の客室をご用意しましたので、高い目線から眺望をお楽しみいただけたようです。
 客室は東側に大きな窓があるだけですが、ラウンジカーは左右に大きな窓が設置されていますので、開放感のある景色をお楽しみいただけます。ソーシャルディスタンスを保つための案内も設置されておりますので、ゆったりとしたソファに腰掛けながら、皆様安心して景色を楽しまれていました。

2階客室は展望も開けて快適そのもの

ラウンジカーではソーシャルディスタンスを保って談笑

カシオペア号特製の夕食は、東北の魅力が詰まってました。

 ご夕食はスイートルームのお客様はダイニングカーにて、それ以外のお客様はカシオペアのスペシャル弁当が各客室に配布されます。三段重には、岩手佐助豚のネギみそ焼き、仙台の牛タンや、山形のラフランスなど、東北各地の名物料理が詰め込まれ、まさに「東北料理の玉手箱」。楽しさ満点のお弁当を堪能しました。

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玉手箱のような包み紙に期待が膨らみます。
カシオペア号が通過する関東から東北の食材がびっしりの三段重。

 夜になると夕闇の空にぽっかりと月が浮かび、時々停車する小さな駅の人気のないホームも何か懐かしさを感じる風景で、今や貴重になった、寝台列車でないと味わえない郷愁を感じることができる旅となりました。

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