【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2026年08月13日

【帰着レポート】鳴門の阿波おどりと徳島、香川の伝統文化を訪ねて

<2026年8月11日(火)~8月13日(木)添乗員:大阪支店 八百屋健太>

<2026年8月11日(火)~8月13日(木)添乗員:大阪支店 八百屋健太>

阿波踊りシーズンの到来を告げる「鳴門の阿波おどり」を見てきました!阿波踊りといえば何と言っても徳島市のものが有名ですが、三好市や美馬市、吉野川市など徳島県内の市町村でも行われています。鳴門市の阿波おどりは県内トップを切って開幕し、およそ20の連が繰り出す、徳島の夏をいち早く告げる華やかなお祭りです。今回は鳴門うずしお観光協会の協力のもと、本部席に近い見やすい席からご覧いただきました。阿波おどりを楽しんだ後は、阿波藍や讃岐漆器、庵治石など、徳島と香川に受け継がれる伝統文化にもふれました。

待ちに待った阿波踊りシーズンの口火を切る「鳴門の阿波おどり」!

午後7時、鳴り物の音が会場に響き、待ちに待った阿波おどりが始まりました。華やかな女踊り、腰を落として力強く進む男踊りに加え、子どもたちも元気いっぱいに登場。踊り手との距離が近く、笛や鉦、太鼓の響きだけでなく、表情や掛け声まで間近に感じられました。徳島市の阿波おどりより規模は小さいものの、ご年配の方から子どもまでが同じ連で踊る姿には、地元で大切に受け継がれてきた祭りならではの温かさがあります。最後は観客も手を上げて応え、会場全体が「踊る阿呆に見る阿呆」の熱気に包まれました。

しなやかな手さばきと足運びが美しい女踊り
編笠を深くかぶり、息の合った踊りを披露
太鼓の響きに合わせて進む力強い女法被
子どもたちも元気いっぱいに演舞場へ
演舞場いっぱいに広がった華やかな隊列
色とりどりの和傘が踊りに彩りを添えます
揃いの衣装で軽やかに進んで行きます
指先まで神経の行き届いた優美な舞
にわか連には観客も飛び入り参加できます
笑顔と掛け声があふれる、地元ならではの一夜

阿波の伝統産業「藍染め」を体験

徳島の伝統産業をより身近に感じていただこうと、「藍染工芸館」でハンカチの藍染めを体験しました。布を折って輪ゴムで留め、それぞれに模様を考えてから染液へ。浸しては空気にさらす作業を繰り返し、最後に水洗いすると、茶色や緑色に見えていた布が鮮やかな藍色へと変わっていきました。模様は広げるまでわからず、出来上がりを見せ合うのも楽しい時間です。同じものは二つとない、旅の記念となる一枚が完成しました。

工房の方から絞り方や染め方を教わりました
染液に浸しては空気に触れさせる作業を繰り返します
白い輪模様がくっきりと浮かんだ作品
淡い濃淡が美しい、世界に一枚だけのハンカチ

吉野川と阿讃山脈の山並みを借景にした本楽寺

美馬市穴吹町の本楽寺では全国でも珍しい、川を借景とした石庭「鶴亀の庭」を拝観しました。縁側に腰を下ろすと、石庭の向こうに吉野川がゆったりと流れ、その奥には阿讃の山並みが幾重にも連なります。鶴と亀に見立てた石が長寿を表し、川と山までを一幅の絵のように取り込んだ雄大な構成です。先代のご住職から庭の由来をうかがいながら、風の音に耳を澄ませ、時間を忘れて景色を眺めました。

吉野川を望む場所に建つ本楽寺の山門
先代のご住職の説明を聞きながら庭園を拝観
石庭の先に吉野川と阿讃山脈が連なります
庭の石は鶴と亀、長寿を表しているとのこと

うだつの上がる街並み、重伝建の脇町を散策

吉野川の水運と阿波藍の集散地として栄えた脇町では、ガイドの案内で「うだつの町並み」を歩きました。約430メートルの通りには、江戸中期から昭和初期に建てられた白壁の商家が並びます。屋根の両端に設けられた「うだつ」は本来、防火のための壁でしたが、造るには多くの費用がかかったため、家の豊かさを示す象徴にもなりました。寛政4年創業の藍商「吉田家住宅」にも入り、広い屋敷や蔵から、藍商人が築いた往時の繁栄を感じました。

ボランティアガイドとともに白壁の町を散策
約430メートルにわたり商家が続く脇町
青空に映える重厚な商家と「うだつ」
防火と富の象徴を兼ねた立派な袖壁

栗林公園は観光客が訪れる前に訪問、園内のお食事処で茶粥をいただきました

最終日は開園直後の栗林公園へ。まず園内の「花園亭」で茶粥をいただき、体にやさしい朝餉で一日を始めました。その後は二班に分かれ、ボランティアガイドとともに園内を散策。観光客がまだ少ない時間帯のため、朝の光と静けさの中で、池や築山を配した庭をゆっくり味わいました。長い年月をかけて手入れされてきた松の枝ぶりも見事で、早起きしたからこその清々しいひとときとなりました。

朝の静けさに包まれた南湖と偃月橋
見事な枝ぶりを見せる園内の松並木

讃岐の伝統産業にも着目

香川では、土地の素材と技から生まれた工芸文化にも目を向けました。高松市美術館では現代美術と讃岐漆器の展示を鑑賞。続いて庵治石の産地、五剣山の麓にある高松市石の民俗資料館を訪れ、石切りや加工に使われた道具、職人の仕事について学びました。午後は五色台の瀬戸内海歴史民俗資料館へ。石積みを生かした建築そのものも印象深く、木造船や漁具、船大工の道具などから、海とともに暮らしてきた瀬戸内の人々の知恵を知ることができました。

庵治石の産地に建つ高松市石の民俗資料館
石切り場を再現した展示から職人の仕事を学びました
石積みの外壁が印象的な瀬戸内海歴史民俗資料館
漁船や船大工の道具など海の暮らしを伝える資料を見学

阿波と讃岐の海の幸、山の幸を楽しみました

旅の楽しみの一つが、その土地ならではの食事です。美馬の「四季料理 森友」では、徳島の山間部に伝わるそば米雑炊を含む昼食をいただきました。高松の老舗料亭「二蝶」では、瀬戸内の魚介を取り入れた会席料理を堪能。最終日の昼食は高松港近くのレストラン「Aura」で瀬戸内フランス料理を楽しみました。阿波と讃岐の海の幸、山の幸を、和食から洋食までさまざまな形で味わう3日間となりました。

栗林公園内のお食事処でいただいた茶粥の朝食
老舗料亭「二蝶」では瀬戸内の旬の魚を
高松港近くのフレンチレストランのメインは鯛でした

鳴門の阿波おどりの熱気に始まり、阿波藍、本楽寺、脇町のうだつの町並み、そして讃岐漆器や庵治石へ。徳島と香川の風土に育まれ、今も大切に受け継がれる祭りや伝統文化にふれた3日間でした。各地で温かく迎えてくださった皆様に感謝しながら、阿波と讃岐の味覚とともに、心に残る旅を締めくくりました。

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