【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2025年10月15日

【帰着レポート】宗像大社「みあれ祭」観覧と世界遺産・大島の旅

<9月29日発・9月30日発 添乗員 東京支店:大石橋弘明 九州支店:光武千穂>

<9月29日発・9月30日発 添乗員 東京支店:大石橋弘明 九州支店:光武千穂>

古より、玄界灘に面する「福岡」は日本の海の玄関口として朝鮮半島・中国大陸と交易、交流を行ってきました。1世紀に中国(後漢)皇帝から賜ったという金印が発見された志賀島、大陸へ向かう安全祈願の場所として宗像三女神を祀る宗像、神功皇后の朝鮮半島遠征の伝説が残る宮地嶽神社、九州と本州の狭間にあり重要な歴史の舞台となった門司など、玄界灘に面する福岡北部を訪ね、その歴史を辿りました。福岡に住んでいても訪ねたことがない人も多く、九州からの参加者も多かったのも印象的でした。

志賀海神社(志賀島)
宮地嶽神社の参道(福津市)

玄界灘に受け継がれる壮大な海上神幸「みあれ祭」

今回の旅の最大のハイライトは、鎌倉時代から続く宗像大社の秋季大祭「みあれ祭」です。毎年10月1日から3日間にわたって執り行われる秋季大祭の初日を飾るこの神事を、玄界灘を一望する漁港屋台村「玄海横丁」の観覧席から見学しました。

みあれ祭が開催される玄海灘に臨む「玄海横丁」から見学

朝、海上には大漁旗を掲げた漁船が遠くに集まり始め、やがて始まる海上神幸は圧巻の光景でした。約100隻もの漁船が色鮮やかな大漁旗をなびかせながら、玄界灘の荒波を越えて大パレードを繰り広げます。神職を乗せた船が、沖ノ島の沖津宮に鎮座する宗像三女神の長女・田心姫神(たごりひめのかみ)と、大島の中津宮に鎮座する次女・湍津姫神(たぎつひめのかみ)の御分霊を、本土の辺津宮に鎮座する三女・市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)のもとへお迎えする神聖な儀式です。五穀豊穣と海上安全、大漁を祈願する伝統行事として、地域の人々に大切に受け継がれてきた歴史の重みを肌で感じることができました。

中心の青い船が御神体をのせた御座船(ござぶね)
約100隻の漁船が大漁旗を掲げて一斉に向かってきます
海を上がって神湊港からは辺津宮へ陸路を進みます

世界遺産・宗像と大島を巡る

世界文化遺産に登録された宗像の三宮を巡ることができたのは、この旅の大きな収穫でした。神湊港からフェリーで約25分、玄界灘に浮かぶ大島へ渡り、宗像大社の一社である湍津姫神(たぎつひめのかみ)を祀る「中津宮」、そして田心姫神(たごりひめのかみ)を祀る「沖津宮遙拝所」を訪れました。沖ノ島は神職以外の立ち入りが禁止され、「海の正倉院」と称されています。地元の人もほとんど訪れたことがないその神秘性と、古代から守られてきた信仰の形に驚かされました。

大島の北側にある沖津宮遥拝所
中津宮本殿の屋根の「鰹木」は宗像三女神を表す3つの丸を束ねた珍しい形です

そして、本土側の宗像大社「辺津宮」では、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が鎮座しています。併設の「神宝館」では、沖ノ島から出土した国宝の数々を見学することができました。4世紀から9世紀にかけて沖ノ島で行われた祭祀の際に奉献された、金製指輪、銅鏡、勾玉など貴重な展示をご覧いただきました。本土の辺津宮、大島の中津宮、沖ノ島の沖津宮という三宮が一体となって守ってきた信仰の形を、改めて実感しました。

宗像大社辺津宮本殿 宗像市提供
沖ノ島から発見された宝物が展示される神宝館 宗像市提供

今回の旅のキーパーソン、出光佐三翁の足跡を辿る

今回の旅では、出光興産の創業者・出光佐三氏の足跡を辿りました。宗像大社の復興や沖ノ島の発掘調査に貢献した人物であり、この旅のテーマと深く結びついています。出光佐三氏が生まれ育った唐津街道の重要な宿場町として栄えた赤間宿、門司港の出光美術館や出光創業史料室の見学を通じ、出光佐三氏の人物像がよりイメージできました。宗像大社や沖ノ島の文化財が今日まで守られてきた立役者です。

出光佐三なくして、世界遺産登録はあり得なかったといわれるほど宗像の発展に大きく寄与した人物です
赤間宿にある出光佐三の生家

作家、松本清張に関する資料を展示する「松本清張記念館」

作家・松本清張の記念館は、小倉城のすぐそばにあります。今回は館長の古賀厚志さんが私たちを迎えてくれ、解説をしてくれました。かつて清張が暮らした、東京都杉並区の家が再現された展示は圧巻で、建物の中に置かれている書物や家具、原稿用紙にいたるまで、すべて東京の家から運ばれてきたもの。置き方もすべて忠実に再現されており、まるで今も松本清張が暮らしているかのような雰囲気でした。

約700冊と言われる清張の著書を紹介するモニュメント
今回は特別に館長室にお招きいただき、館長の古賀さんが解説をしてくださいました

九州の「美味しいもん」を堪能

宗像「FRANCEYA」

宗像では、玄界灘の海の恵みを堪能できる「FRANCEYA」にてご夕食をお召し上がりいただきました。大島や地島、鐘崎、津屋崎といった宗像周辺で採れた食材ばかりで、旅で巡った場所を思い起こしながら皆様の会話にも花が咲きました。お食事の最後は、船越シェフと支配人の高尾さんがご挨拶に来てくれました。

新鮮なイカと野菜を使った一品
その日の仕入れによってメニューは変わるそう
支配人の高尾さん(左)とシェフの舩越さん(右)がお見送りに出てくれました

門司港「マリーゴールド門司港迎賓館

門司港での夕食は、門司港駅内にある「マリーゴールド門司港迎賓館」にて。九州各地の食材を活かした洗練された料理に舌鼓を打ちました。行き交う列車を窓から望みながら、大正ロマン漂う門司港レトロ地区の雰囲気を満喫できました。

現役の駅舎では初めての国指定重要文化財・門司港駅の中の「マリーゴールド」にてご夕食
大正天皇も訪れたという記録がある旧貴賓室にて
前菜:福岡サーモン茸タルト カモ胸肉大分葱
マリゴ鮨 関門真鯛、二丈黒米、本まぐろ

大島「ふじ島」

大島では、民宿「ふじ島」にて昼食をお召し上がりいただきました。旅館のご主人が朝釣り上げてきた新鮮な海鮮を使った料理は、まさに島ならではの味わいでした。玄界灘の豊かな海の幸を、その場でいただける贅沢を実感しました。

新鮮なマグロやイカを使ったお料理

4日間の旅を通じて、玄界灘に浮かぶ神々の島々、世界遺産・宗像の歴史と文化、そして「みあれ祭」の荘厳な海上神幸を体験することができました。福岡の奥深い魅力を存分に味わう、充実した旅となりました。

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