【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2025年08月25日
【帰着レポート】秘湯・新玉川温泉と絶景・不老ふ死温泉の旅
<8月17日発 添乗員 東京支店:相澤 満弘>
<8月17日発 添乗員 東京支店:相澤 満弘>
お盆の影響で通常より混雑した日曜日の東京駅を出発し、「爽涼の夏旅」として東北へ。青森と秋田にある、日本海の海辺と八幡平高原、ふたつの秘湯を訪ねるツアーの添乗に行ってまいりました。
各地で猛暑となる昨今ですが、東北に吹く風は幾分涼やかで、特に標高740メートルの八幡平はずれにある玉川温泉郷は、朝晩の気温が20度を下回り、ひと足早い秋の到来を感じました。

日本海を見渡す「黄金崎不老ふ死温泉」
今回の旅で宿泊したお宿は、青森県深浦町にある「黄金崎不老ふ死温泉」と秋田県仙北市にある「新玉川温泉」。どちらも決して交通の便は良くなく、なかなかアクセスすることが難しい一軒宿です。
日本海に面した黄金崎にある一軒宿「不老ふ死温泉」は、日本海のすぐ傍らにある露天風呂とそこから望む絶景が有名なお宿です。新青森から出発した「リゾートしらかみ」4号は、時折降る雨に打たれて徐行運転をしながら、日本海の荒波を眺める五能線を走り、深浦に到着。夕刻、天候は回復したものの、残念ながら日本海に落ちる夕日は、雲に隠れてしまいご覧いただけませんでした。夜は、深浦で獲れた新鮮な海鮮をお召し上がりいただきました。




玉川の名湯を、「新玉川温泉」に2泊して満喫
翌日、五能線沿いを南下して、青森より秋田へ。最深部423.4メートル、日本一の水深を誇る田沢湖を経由して、玉川温泉を目指しました。晴れた日の田沢湖は、「田沢湖ブルー」と称えられるほど美しい青で、これは玉川から流入する酸性の水に含まれるアルミニウムの細かい粒子が青い光を散乱させるため。前日と打って変わって晴れたこの日は、深い青の田沢湖をご覧いただけました。

その後、山間を走り、玉川温泉郷に入りました。宿泊は「新玉川温泉」。湯治場として有名な「日本一の強酸性」の玉川温泉と同じ源泉を持ち、伝統的な湯治宿の風情を残す「玉川温泉」に比べて気軽に湯治の体験ができる施設として、1998年に開館した施設です。数多くの浴槽がある大浴場や屋内岩盤浴のほか、看護師が常駐する「入浴相談室」まであり、温泉の施設が充実。気軽に湯治を体験していただけます。


「新玉川温泉」と「玉川温泉」は、路線バスや送迎バスで結ばれています。滞在中には、伝統的な湯治宿である「玉川温泉」を訪ねて、ガイドさん案内のもと「玉川温泉園地自然研究路」を散策しました。
1キロほどの散策路には草津の湯畑を思わせる「湯樋(ゆどい)」、ラジウムを含み微量の放射能を放つ「北投石」の高台、毎分約9,000リットル、温度98度、pH1.1前後の日本一の強酸性水が噴き出す源泉「大噴(おおぶき)」、数多くの「噴気孔」があり、自然の力強さを肌で感じます。噴気孔からは100度もの高温ガスが噴き出し、噴気孔にはイオウ成分が付着して、黄色く輝いていました。
研究路の傍には、この険しい環境に適合したイオウゴケが、深紅の花を咲かせていました。とても小さな花で、その見た目から「モンロー・リップ」と呼ばれているそうです。他の場所ではなかなか見ることのできない、珍しい植物です。
研究路からはゴザを敷いて湯治中の逗留者の姿が見え、遊歩道沿いや焼山へ向かう途中のテントエリアで岩盤浴をおこなっていました。




旅の最後は「盛岡フレンチ」を味わって帰路へ
旅の最終日は、秋田県から岩手県へ。盛岡といえば「じゃじゃ麺」「冷麺」そして「わんこそば」の「盛岡三大麵」が有名ですが、このたびは趣向を変えて「盛岡フレンチ」をご用意しました。
ご案内したのは、隠れ家的なレストラン「シェ・ムラ・ブル・リス」。岩手県の食材を活かしたガスパチョ、ポタージュ、お肉か魚のメインディッシュ、2つの選べるデザートと、彩り豊かな料理をお楽しみいただきました。





ツアー中は、雨の影響により、鉄道で行く旅が一部変更となるなど、ご参加の皆様にはご協力をいただきましたが、ふたつの秘湯でゆっくりと寛いで、無事に東京に到着しました。
夜、東京駅に戻ると熱気が漂う熱帯夜で、もうすぐ訪れる秋が待ち遠しく感じられました。
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