【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2025年06月16日
【帰着レポート】能登半島地震復興公演 無名塾「肝っ玉おっ母と子供たち」観劇の旅 6日間
<2025年6月9日~6月11日 添乗員:東京支店 福森 崇 、宇佐見侑子>
<2025年6月9日~6月11日 添乗員:東京支店 福森 崇 、宇佐見侑子>
90歳を超えてなお精力的に活動されている仲代達也氏が主宰する「無名塾」は、毎年秋に能登観劇堂を舞台に定期公演を行っておりますが、昨秋は震災の影響もあり公演が延期となり、この5~6月に上演がされることになったのが「肝っ玉おっ母と子供たち」で、この度は能登半島復興支援も目的にご案内してまいりました。
金沢では近郊の大野町を訪ねました
金沢を訪れたことのあるお客様は多いことと思います。日本三大庭園の兼六園や金沢城公園、戦火を免れたことから古い町並みが残るひがし茶屋街、名だたる美術館や博物館など見どころはこと欠きませんが、金沢の海の玄関口でもある港町・大野町を訪れる機会はあまり多くないようです。この大野町は加賀藩3代目の前田利常の命を受けた大野町の町人、直江屋伊兵衛が醤油の製造法を学び、広く伝えたことを起源に、今でも日本の醤油の五大産地といわれています。古くから北前船の寄港などもあり、賑わった大野の町は、明治から大正時代にかけての趣ある建物が並びます。訪ねたのは醤油・味噌を製造しながらその歴史を伝えるヤマト糀パーク。醤油・味噌づくりの行程や、糀についてを学ぶツアーに参加、ユニークな手湯体験なども楽しみました。長い歴史を誇る町並みは2017年に文化庁より日本遺産にも指定されました。住所も「金沢市」で、駅からバスでわずか20分。金沢の奥深さを窺い知る見学地でした。


能登半島地震を今に伝える「語り部列車」に乗車
記憶に新しい2024年1月1日に起こった能登半島地震。のと鉄道は被害に遭いながらも多くの支援を受けて3カ月後には運行を再開。町の様子は刻々と変わりますが、震災を今に語り継ぐ「語り部列車」を運行しています。復興途中であることから、列車は「里山里海号」の2両の観光専用車両を連結。今回は「里海号」で穴水駅~和倉温泉駅間に乗車しました。里海号は海をイメージしたブルーの車体に、車内のシートもブルーに統一。列車は定刻通りに出発、やがて被災を経験されたスタッフによる「語り」が始まります。運行再開=復興ではなく、まだまだ長い年月を必要としますが、大切なことは現場を訪ね、現状を知り、それを周囲の方に広く伝えることと改めて感じました。機会があればぜひお訪ねいただきたいと心から思う鉄道旅でした。



自然と一体になる舞台が特徴の能登演劇堂での観劇
能登演劇堂は演劇専用の舞台で、毎年秋には仲代達也氏が主宰する「無名塾」が定期公演を行っています。今回の公演は、昨秋の定期公演が震災の影響で延期となったもので、多くの人たちが待ちわびた公演でもありました。開場よりもやや早めに着いたのですが、すでに外で待つ方々も多く見られるほどでした。


今回の公演は能登半島地震からの復興を支える舞台となりましたが、これからも能登への思いを抱き続けながら私たちはツアー造成を行い、一人でも多くのお客様をご案内しながら支援を継続していきたいと思います。
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