【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年05月18日
【帰着レポート】春めく道南 桜咲く函館・松前といさりび鉄道の旅
2021年5月5日(水)~5月8日(土) 4日間 添乗員:東京支店 下平 裕史
<5/5発・添乗員 下平 裕史>
北海道は道南の桜の名所を巡る旅ということで、松前や北斗桜回廊、そして函館より北に約1時間の場所にある森町などへご案内してまいりました。桜の開花が早かったのは北海道も例外ではなく、観測史上最も早く桜が開花し、すでに五稜郭などは葉桜でしたが、場所によっては満開の桜を見ることができ、今年最後の桜を満喫できた旅でした。


今年は遅咲きの桜が早咲きに。北前船と桜の町松前。
桜にも様々種類があり、松前では約250種(ガイドの話によると今では270~280種ほどに増えているそう)1万本を超える桜に出会うことができます。品種によって「早咲き」、「中咲き」、「遅咲き」と開花時期が異なることから、例年であればゴールデンウィーク前から約一か月にわたって長期間桜をお楽しみいただけます。色・形とりどりの桜がリレーをするかのように順番に咲いていきます。さすがに染井吉野はほぼ葉桜でしたが、「関山」、「普賢象」などは満開でした。
また、松前はかつて北前船の寄港地。その面影を見ることができたのが松前寺町にある松前藩士のお墓。お墓は「石廟(別名:覆いや)」と言われる屋根で覆われています。実はこれは北陸の文化。全国でみられるのはここと北陸のみだそうです。墓石にも特徴があり、ここ松前からは昆布などの水産資源を積んで日本海側を下り、帰るときには船を安定させるために現地から石を積んできました。その石を墓石として使ったわけですが、北陸から持ってきた石は凝灰岩が使われ、その後、船が改良されるにつれて北陸以遠、瀬戸内あたりまで航海ができるようになると瀬戸内で採れた花崗岩が使われるようになりました。このことから墓石を見れば、このお墓に眠るお殿様はいつ頃の時代に活躍したかがわかるとのことでした。


桜の隠れた名所・森町
今回の旅では、函館や松前の桜だけでなく、通常のツアーではあまり訪れることがない桜の穴場、森町に足を延ばしました。函館から北に約一時間、秀峰・駒ヶ岳のふもとにある森町の桜はちょうど満開を迎えていました。これまでの行程では満足に桜を見ることができなかったので、ここではじっくり時間を取って現地ガイドと共にゆっくりと公園を周りました。染井吉野はもちろん、ここでは森町固有の桜「堀井緋桜」が満開を迎えていました。あたり一面に咲き誇った桜に大満足。天気も良く、桜並木の背後には駒ヶ岳をはっきりとご覧いただくことができました。


道南いさりび鉄道
2016年、北海道新幹線の開業と同時に切り離され、今は第三セクター運営のいさりび鉄道にも乗車しました。今回は体験乗車でしたので、海岸線までは行きませんでしたが、住宅街を抜け、街の様子や周りの自然景観などをご覧いただきました。今回は特別にいさりび鉄道のアテンダントにも乗車していただき、イヤホンガイドを使いながら周囲の景観や駅舎の説明など詳しくしていただきました。


全国有数の朝食で有名。函館国際ホテルに宿泊。
函館駅まで徒歩10分、函館朝市まで徒歩6分、金森赤レンガ倉庫まで徒歩7分。周辺にはお食事するレストランも多い函館国際ホテルに3連泊しました。立地がいいこともさることながらぜひお楽しみいただきたいのが朝食です。トリップアドバイザーの「朝食のおいしいホテル」ランキングで全国ベスト5の常連となっています。和食洋食はもちろんですが、このホテルの名物は「のっけ丼」。函館名物のイクラ、トロ、甘えび、サーモンなどが朝から食べ放題。自分で好きなだけのっけて食べることができます。
またライブキッチンにもこだわりがあります。オムレツはもちろん、函館名物塩ラーメンや、ステーキ、麻婆豆腐まで内容が豊富。なぜ麻婆豆腐?と思いましたが、実はここのレストランの中華のシェフは北海道で最初に国際薬膳調理師の免許を取った方。お越しいただいたら是非お召し上がりいただきたい一品です。週末の土曜日の朝は宿泊していない方も朝食だけを食べに来ていた方もいらっしゃいました。


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