【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2021年04月27日
【帰着レポート】庄内ガストロノミー 鶴岡・酒田の旅
2021年3月23日(火)~3月25日(木)3日間 添乗員:東京支店 松﨑浩
<3月23日発・添乗員 松﨑浩>
昨年発表したローカルガストロミーの中でも一、二を争うほど好評いただいている庄内平野、鶴岡と酒田へ行って参りました。その食文化の高さとその多くが失われつつある古き良き江戸文化がそこかしこに残されていました。一方で、古き中にも近代建築の価値も取り上げられてきている昨今、話題のスイデンテラスに連泊し、その魅力を堪能してきました。
田園広がる長閑な風景に突如として現れるスイデンテラス
過去に丹下健三、安藤忠雄が受賞し、「建築界のノーベル賞」プリッカー賞に輝いた世界的な建築家、坂茂(ばん・しげる)氏が初めて手掛けたホテルとしてその名が知られるスイデンテラス。3年前のオープン当初は、なぜ庄内平野であったのか話題にもなりましたが、実際に訪れてみるとその魅力は、ホテル周辺を取り巻く庄内平野の自然美とその風景の中に溶け込みながら過ごす時間や空間であるような気がいたしました。遠くには晴れると雪渓をいただく山形の主峰月山や母苅山、金峯山を田園越しに眺めることが出来、レストランのテラスや田園に面したお部屋(当社では数少ない田園ビューを確保)から眺める風景は贅沢そのものでした。
まず目に入るのがそのデザイン。
ホテルとしてよりも近代建築としてみた場合、到着して最初に目につくのは個性的な屋根。蛇腹のような形で、大きな窓がはめこまれ、木を主とし温かみがありながらも、ホテル内部に入ると打ちっぱなしのコンクリートと何も空間を遮るものがない開放的デザインに目がゆきました。老舗ホテルや伝統建築とは真逆の位置に相対するものの、光が多く取りこまれているその空間は、のんびりとコーヒーや紅茶片手に寛ぎたいようなロビーエリアになっています。水が張っている時のスイデンのような景観が知られていますが、1年の中でもごくわずかな時期なので、今回のような田園が広がる牧歌的な風景も四季折々の景観のひとつでした。大窓に入る筋交い、さらに材木をふんだんに使用し、光のオブジェのようで観光からホテルに戻る時間や出発前の朝の時間帯など、光の入り方でまた印象が異なりました。
「いつまでも眺めていたい」お部屋から眺める庄内平野の田園風景。
このホテルは海外にあるロッジ型ホテルのように、ロビー、レストランなどが入る共用棟と宿泊棟が分かれており、各棟がブリッジでつながれています。3箇所の宿泊棟の中でも田園を目の前にするお部屋はごくわずかで、当社ではお部屋にいる時間もまたこのホテルの醍醐味として捉え、毎回、そのお部屋をご用意しております。朝早く観光に出て、夜遅くに戻るような観光内容ではなく、2泊といえどもホテルでの時間を過ごしていただけ、かつ観光もしっかりとご覧いただくようにプログラムしております。同じ敷地には地下から引いた天然温泉もあり、特に女性は露天になっているらしいので、田園風景や山々を眺めながら温泉でのんびりすることができ、とても好評でした。
「おいしかった」の一言に尽きる朝食。
スイデンテラスでは自社にて庄内平野で有機栽培し、その時採れた野菜をレストランで提供してくれます。野菜は実に豊富でまたどれをとっても新鮮でおいしく、建築のデザイン性だけではなく、過度な味付けや盛り付けではなく、シンプルながらも食材の美味しさをしっかりと出すお料理は、朝食夕食ともに皆様に大変好評でした。毎朝レストランに入ると、どの有機栽培した野菜をその日に使っているかが置いてあり、それを見ながらまた味わう楽しさがあるとご参加者の方からのお言葉でした。皆様、庄内米「つや姫」とあわせたその朝食がお気に召したらしく、私もついつい購入し毎日「つや姫」を食しています。
また、米所には美味しいお酒がつきもの。ホテル内にはSAKEバーがあり、夜は宿泊者たちがそこに集まってきて色々お話ししているようでした。お料理に合う地酒を飲みながら、庄内平野の野菜とシンプルでも極上のお料理を楽しみながら、スイデンテラスの2泊は過ぎてゆきました。
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