【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年04月21日

【帰着レポート】旧帝国ホテルの宴と国宝犬山城の旅

2021年4月14日~4月16日 3日間 添乗員:名古屋支店 磯田 啓太

<4/14発・添乗員 磯田 啓太
 

20世紀初頭、世界の賓客を迎えた帝国ホテル。グッゲンハイム美術館や落水荘で知られる建築家フランク・ロイド・ライトが心血を注いで設計した通称旧帝国ホテル「ライト館」は、現在、愛知県犬山市の明治村内に移築保存されています。この度は、旧帝国ホテル内でプライベートコンサートを楽しむオリジナルプログラムを交えた旅をご案内して参りました。

往時の華やかさが甦る!旧帝国ホテルでの音楽のひと時

旧帝国ホテルで、ライトは『光をデザインした』と言われます。あえて天井が低く設計された玄関から、階段を数段上がって屋内へ。ロビーに入ると、途端に3階まで吹き抜けの空間に視界が広がり、驚きとともに解放感が訪れます。まずは明治村の学芸員から、ライトがこの建物にかけた熱意と日本への想い、旧帝国ホテルの細部にわたり施された意匠について解説を聞きました。その後、ロビー広間にてプライベートコンサートを開催。バイオリン・萩原合歓さん、チェロ・野田祐子さんの二重奏が響き、当時の賑わいを取り戻したような華やかな雰囲気の中、音楽をお楽しみ頂きました。

吹き抜けのロビー空間にバイオリンとチェロの音色が響きます。
レンガタイル一つ一つにも、細かいスクラッチ模様が施されます。
照明や、投影される影にも、ライトのこだわりが感じられます。

聖ザビエル天主堂にてピアノコンサート。

旧帝国ホテルに続き、京都から移築保存される聖ザビエル天主堂にてピアノコンサートをお楽しみ頂きました。フランス人神父の監督のもとに、本国から取り寄せた設計原案に基づき建てられました。バラ窓やステンドグラスから差し込む色とりどりの光が、壁や床に投射され、言葉にせずとも神を感じるような空間。ピアノ・松田みゆきさんの演奏は時に優しく、時に情熱的に。様々な表情の音色が教会内に反響し、とても神秘的な時間でした。

白亜の教会内部でのコンサート
時間によって差し込む光の角度が変わり、違った雰囲気を感じます。

太田宿では本陣跡のお宅で貴重な品を拝見しました

観光では、岐阜市に連泊し、美濃地方の魅力ある町々を巡りました。中山道の宿場町・太田宿は、皇女和宮が14代将軍徳川家茂に輿入れの際、ここに滞在しました。嫁入り行列はなんと2万人を越え、一行が通り過ぎるのに4日を要したそうです。当時から、本陣の管理を任されていたのが福田家です。今回はご厚意で一般家庭内にお邪魔し、太田宿にまつわる貴重な品々を拝見しました。添乗員の私を含め、ツアーの参加者には地元、東海地方在住の方も多かったのですが、これまで知らなかった地元の歴史と物語を発見する機会となりました。

福田家にお邪魔しました。
和宮滞在時に、もてなしに使った食器類。
葵紋の入った文箱と菊の御紋の盃
大河ドラマ「青天を衝け」にも登場。天狗党の武田耕雲斎が残した兜。

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