【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年10月23日

美山・伊根と城崎温泉の旅

2020年10月7日~10月10日 4日間 添乗員:東京支店 渋江恭子

京都府の日本海側、丹後地方や兵庫県の城崎温泉周辺を4日間かけて巡りました。京都では美山のかやぶきの里、加悦(かや)のちりめん街道、伊根の舟屋群、天橋立、兵庫県は出石(いずし)をご案内し、各地で個性が際立つ景観をご覧いただくことができました。そのなかから美山、伊根、そして出石をご紹介します。

「初めてなのに懐かしい」美山 かやぶきの里

京都駅からバスに1時間半乗車して到着した美山、かやぶきの里には39軒の茅葺きの家屋が並び、日本人であれば誰もが「懐かしい」と感じる風景が広がります。集落の周囲には白いそばの花、赤い彼岸花やオレンジやピンクのコスモスの花が咲き、茅葺きの家屋とコントラストを成していたのが印象的でした。現地のガイドさんがおすすめのビュースポットとして案内してくれた長除橋からは、かやぶきの里を一望することができました。

美山かやぶきの里 彼岸花の「赤」とそばの花の「白」が美しい

海に浮かぶように見える伊根の舟屋群

2日目の午前には海の京都を代表する観光地、伊根の舟屋を訪ねました。伊根湾に面して、古くは江戸時代から昭和初期にかけて造られた舟屋が約230軒並んでいる光景が魅力です。舟屋の1階は海に開かれたガレージになっており、家屋が海に浮かんでいるように見えます。

到着後、まずは遊覧船に乗り、船上から舟屋群をご覧いただきました。伊根湾には青島という名前の小さな島があり、これが防波堤の役割を果たしており、伊根湾は風の影響を受けにくい、良港となっています。

下船後は舟屋が並ぶ通りを散策しました。海に面した軒を連ねる舟屋の向かいには、メインの居住スペースである母屋が建ち並んでいます。年季の入った木造家屋が並ぶ通りを歩いていると、懐かしい気持ちがするから不思議です。

舟屋のひとつ、幸洋丸を見学

舟屋の多くは個人の家なので見学できませんが、「幸洋丸」という86年前に造られた舟屋は見学することができました。ガレージのすぐそこに海が広がる独特な家の光景を眺めることができます。館主さんから伊根の人々の生活についてお話を伺うこともできました。

昼食は「舟屋日和 割烹・海宮」にてかさごの煮付け、刺身、お鮨など伊根の海の幸をお召し上がりいただきました。

街歩きが楽しい但馬の小京都・出石(いずし)

天橋立近郊のホテルで2泊した後、県境を越えて兵庫県の豊岡市の出石に立ち寄りました。ここが想像以上に魅力的な町だったので、たっぷりと時間を取ってご案内しました。

日本最古の時計台ともいわれる出石の辰鼓楼(しんころう)

とくに印象深かったのが近畿地方最古の芝居小屋といわれる永楽館です。ここではスタッフの方が劇場の歴史や舞台装置について説明をしてくださいました。

明治34年に開館した近畿最古の芝居小屋「永楽館」

木造の家屋が建ち並ぶ通りでは風情が感じられ、人通りも少なかったので、お客様も落ち着いて散策を楽しまれていました。観光の後は但馬牛のすき焼きと出石そばの昼食をお召し上がりいただきました。

ツアーを通じて、変化に富んだ町や景色をご覧いただくことができ、京都や兵庫の魅力を再発見していただく旅となりました。

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