【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2021年02月16日
【帰着レポート】会津・米沢ガストロノミー 会津・大内宿の冬景色と米沢の旅
2021年2月8日~2月11日 4日間 添乗員:藤沢営業所 長谷栄作
<2/8発・添乗員 長谷栄作>
会津・米沢ガストロノミーの旅に行ってきました。福島県会津若松から山形県米沢へ美しい雪景色を楽しみながら名店「CHEZやまのべ」と「馬場乃町はやし」でのお食事を満喫していただきました。
■風情ある雪景色の大内宿を歩きました
江戸時代、参勤交代の際に通行する街道として重要な役割を果たしていた大内宿は、会津若松の鶴ヶ城から比較的近い場所なので、参勤交代の大名などの宿泊施設「本陣」がここに建てられ、活気ある宿場町として大いに発展いたしました。明治以降は新しい幹線道路ができたことで宿場町としての役割はなくなり、寒村へと変化し、人々から忘れ去られてしまいました。今から40年前に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されたことを契機に、今では年間100万人を超える観光客が訪れる一大観光スポットになりました。
日本の原風景とも言える茅葺き屋根の集落はやはり冬がいちばん美しい
私たちが訪問した2月は一番積雪が多く、毎年雪祭りが行われる時期ですが、今年は見合わせることになったせいか、ほかの観光バスで見学に来るグループとは出会うこともありませんでした。私達が雪を踏みしめて歩く足音だけが聞こえる中、ときおり小雪が舞い散る大内宿でしたが、高台からの景観も美しく本当に江戸時代にタイムスリップしたかのような風景に出会えました。ご案内いただいた地元のガイドさんも当時の旅人の格好で旅を盛り上げてくれました。
今回、昼食がフレンチレストランの名店「CHEZやまのべ」でしたので、大内宿の名産である、一本のネギでそばを食べる「一本そば」をご賞味いただく機会がなかったことを知ったガイドさんが、わざわざご親戚が営む食堂からネギを持参いただき、プレゼント!ささやかなプレゼントでしたが心もあたたまりました。
昔ながらのすべり止めを巻くお客様。冬ならではの体験となりました。
予約の取れない店として知られる「CHEZやまのべ」でのランチ
大内宿からさらに車で15分。人口わずか5000人足らずの町で25年フレンチレストランを営む山野辺宏さん。この地で古民居が取り壊されることを聞き、その建材を用いて建てられたそうです。ご家族で営んでおりアットホームな雰囲気の中で、まるで知人宅に招かれたようなリラックスした中で絶品のランチをいただきました。
座席が13名様までしかご用意できないので、今回私たちだけのランチとなりました。暖炉に燃え盛る炎、外に目を移せばひらひら舞い降りる雪。物腰の柔らかなシェフのお話もうかがえました。お食事だけでなく心も満たされるひと時を過ごしました。
戦国武将の中でも有名な上杉謙信。米沢ではその上杉家ゆかりの地を巡りました。
米澤藩主上杉家廟所(びょうしょ)
家祖である上杉謙信公の墓所です。私たちが訪問する前、かなりの積雪があり、いたるところで雪おろしをする光景が見られました。ここ廟所も雪おろしの真っ最中でした。私たちが一か月ぶりのグループ見学ということもあり、管理人の方自ら案内していただき、お客様が来ない時期に地元の婦人会の方が作った折り紙の兜をいただきました。
米沢の季節を感じさせる懐石料理を存分に堪能 知る人ぞ知る名店「馬場乃町はやし」
米沢で大切なお客様をもてなすとき、必ずと言っていいくらい名前が挙がるお店が「馬場乃町はやし」です。料理長の経歴はもとより、地元の方いわく色々なジャンルの料理人が自ら食べに来て勉強されるくらいレベルの高い料理を出すとのこと。このお話を聞いて期待が高まりました。
今回の懐石料理のメニュー(献立の名前)が「黄鶯見睨頃(うぐいすなくころの)」となっており、春を先取りした食材で中でもあまり流通していない野菜も使っており、盛り付けも春を感じさせる技には脱帽です。
米沢では鯉を食べる習慣があります。春を待ちわびる情景を薄くスライスした蕪を氷に見立てています。お椀を空けたとき本当に氷が張ったようなインパクトがありました。白梅・紅梅に見立てた人参とウドが蕪の下に隠れています。
控えめなお人柄ですが、食材、切り方や調理方法、盛り付けに至るまで、料理に対する取り組み方には非常に深く、1品ごとの説明にも皆様感銘を受けておられていました。「旬」を味わう意味で、違う季節に訪問したい、個人的に米沢まで食べにきたいといったお声をいただきました。印象深い食事となりました。
約千三百年前、名僧・行基によって発見された会津の奥座敷・東山温泉で宿泊いたしました。
会津若松市の中心地から車でわずか10分。豊かな美しい自然と数々歴史が残る東山温泉。中でも竹久夢二ゆかりの宿と知られる「くつろぎの宿 新滝」に2連泊し、名湯をお楽しみいただきました。江戸時代には会津藩主松平氏の別荘であり、新選組の土方歳三も戦争の傷を癒したとされます。館内の感染症対策も今まで以上に、内外共に消毒・検温・マスク等の対応もされていました。朝食会場もテーブル配置も非常にゆったりと組んであり、ビュッフェ方式の料理でしたが、アクリル板で囲うなど配慮されており、使い捨て手袋も用意されていました。
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