【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート

2023年01月04日

【帰着レポート】屋久島・種子島と菜の花の指宿 5日間

〈12月13日発・5日間 東京支店:萩原洋子〉

〈12月13日発・5日間 東京支店:萩原洋子〉

世界自然遺産屋久島、そして鉄砲伝来で知られる種子島と、鹿児島本土では指宿・知覧を訪れる旅より戻りました。種子島の様子は過去同ツアーの報告にもございますので、今回は屋久島、知覧の様子をお伝えします。

一度は訪れたい屋久島の魅力

世界自然遺産、屋久島。周囲130kmほどの屋久島は、九州最高峰の宮之浦岳(みやのうらだけ=標高1935m)はじめ標高1000mを超える山が46座も連なる山塊の島です。山々がそびえ立つ様子は「洋上のアルプス」と称されます。樹齢1000年を越す「屋久杉」がみられること、亜熱帯植物から亜寒帯植物が、海岸線から山頂部にかけて分布していることが評価され、世界自然遺産に指定されています。

屋久島には、本土ではあまり見られない杉の天然林があり、それが「縄文杉」をはじめとする屋久杉の生育を支えています。推定樹齢7000年の「縄文杉」は往復10時間のハイキングが必要なため組み込んでおりませんが、屋久島には往復1時間〜2時間程度のハイキングで見られる屋久杉もたくさんあります。本ツアーでは、屋久島で唯一車窓から見学できる「紀元杉」や、こぶの様子がお釈迦さまの螺髪のように見えることから名付けられた「仏陀杉」、弥生杉などの屋久杉を巡りました。写真でその様子をお伝えします。

樹齢3000年の紀元杉
ヤクスギランド内の仏陀杉
ヤクスギランドの入り口 杉の天然林 
江戸時代に伐採された切り株

今回は屋久島に2泊したので、屋久杉やコケ以外の魅力にも触れることができました。

「1ヶ月に35日雨が降る」という屋久島では、島の東西南北で天気がころころと変わります。午前中は白谷雲水峡で霧の中散策したと思えば、午後は快晴に恵まれ、アカウミガメの産卵地永田いなか浜では、絶景を堪能しました。天候が幸いし、島の人もなかなか見ることのない、永田岳(標高1,886m)の山頂を拝むこともできました! (普段は雲で覆われ、頂上部を目にする機会はほとんどないそうです。)稀な光景に、バスガイドさんや運転手さんも思わず・・といった感じで撮影されていました。

永田岳(標高1,886m)山頂部には積雪が確認できました!
永田いなか浜 右手奥には鹿児島本土の指宿・開門岳も見られます。

薩摩の小京都 知覧の武家屋敷と特攻平和会館

鹿児島本土の知覧は薩摩藩の武家屋敷庭園が残り、その街並みは重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。7つの庭園は国の名勝で、石垣と生垣が美しく調和しています。ちなみに、ほかの地域では見られない、くねくねとした生垣は、知覧の山々を模しているため曲線を描いています。母ケ岳を借景とした庭園は、それぞれ趣があり、京都や琉球、中国の文化が混ざったつくりになっていました。数ある重伝健のなかでも、日本の文化のみならず、文化交流がみられる点は非常に珍しく感じられました。

また、私たちが忘れてはならないのが、知覧は特攻隊員の出撃基地でもあったということです。今回訪ねた知覧特攻平和会館は、第二次世界大戦末期の沖縄戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした、陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料を展示しています。特攻隊員が二度と帰らない出撃をしていったことを思うと、命の尊さや尊厳、平和について深く思いを巡らす貴重な時間となりました。

7つの庭園の中で一番広い敷地を持つ佐多美舟庭園
唯一の池泉式庭園 森重堅邸庭園

ゼロ戦 歴史をものがたります

この記事に関するキーワード

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111