＜12月11日発・添乗員：本社営業部 吉田将也＞

大政奉還の舞台ともなった二条城と千利休の菩提寺である大徳寺聚光院、京都の2つの特別公開にご案内する旅に添乗して参りました。2020年にオープンした京都の5つ星ホテル・HOTEL THE MITSUI KYOTOに3連泊することで、いつもと一味違う特別な京都滞在となりました。

世界遺産・二条城の二の丸御殿広間に特別入室しました

江戸幕府初代将軍・徳川家康が築城した二条城は、大政奉還がされた場所としても有名です。3代将軍・家光の時代に後水尾天皇行幸のため城内は大規模な改修がされました。今回は、日本で唯一現存する二の丸御殿をガイドとともに特別なご案内をしました。一般のお客様の観光が終わるころに御殿に入り、狩野派による障壁画や多彩な欄間彫刻によって飾られた内部を独り占めできました。また通常は廊下からしか見ることができない二の丸御殿広間に入室し、障壁画を間近にご覧いただいたり、記念撮影をしていただいたりと、とにかく贅沢な時間となりました。

5年半ぶりに里帰りした障壁画。大徳寺聚光院も本来の姿を特別にご覧いただけました。

全国各地の大名や商人、貴族と幅広い層から支持を得ていた大徳寺では、特別公開されている聚光院をご案内しました。狩野永徳・松栄という二人の天才絵師によって描かれた国宝の障壁画が、普段展示されている博物館から5年半ぶりに里帰りするという大変貴重な機会で、繊細なタッチで描かれた狩野派の絵の数々が寺院内のあるべき姿を特別に見ることができ、感動を覚えます。他にも千利休の菩提寺でもあることから、わび茶の世界を表す茶室や庭園、また現代日本画家の千住博画伯の描いた「滝」など、この時期にしか見ることができない本来の聚光院の姿を満喫することができました。

（内部は撮影禁止となっておりましたので、下の画像は過去の添乗員が撮影したレプリカの画像です）

京都の5つ星ホテル・HOTEL THE MITSUI KYOTOはアートと伝統に包まれた贅の空間です。

ツアーでは二条城の目の前に佇む5つ星ホテル・HOTEL THE MITSUI KYOTOに3連泊。福井藩邸や三井総領家の邸宅の跡地という由緒正しき地に建てられており、ゲストは三井家所有していた歴史ある梶井宮門に出迎えられます。落ち着いた品のあるロビーでは、大きく開けた窓から四季を彩る中庭をご覧いただけます。またホテル内には、意匠を凝らした様々なアート作品やインテリアがちりばめられており、京都滞在がより華やかに彩られます。お食事もホテル内のレストランにてご紹介。最後の夕食には、リッツパリで活躍した浅野哲也シェフによる京都らしいフレンチをお召し上がりいただきました。

弊社でも数ある京都の旅の中ですが、その中でもホテル・観光内容ともに特別感のある旅でした。