【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2022年11月16日
【帰着レポート】ソフトアドベンチャー 九州三大秘境の旅
2022年10月31日~11月3日 4日間 九州支店 山﨑 大輔
〈10月31日発 添乗員・九州支店 山﨑大輔〉
九州中央山地に位置する秘境の里、五家荘や椎葉村、そして本州最南端に位置する佐多岬と、熊本県から宮崎県、そして最後は鹿児島県へと、交通の便が悪く、なかなか訪れることがないエリアを巡りました。山々の美しい風景に、錦江湾や桜島の雄大な姿など、歴史や文化とともに、自然美を楽しんだ4日間でした。
平家落人伝説の里、五家荘
標高1,000mを超える山々に囲まれた5つの集落からなる秘境の里、熊本県の五家荘。大型バスでは訪問できない地域なので、今回は25名乗りの中型バスで訪ねました。車一台しか通れないような細い道で、移動だけでも「秘境」を感じさせてくれます。ようやく到着した五家荘では、この地に伝わる平家落人伝説や昔の暮らしを紹介する「平家の里」を訪ねました。タイミングよく紅葉した木々と茅葺屋根の古民家は本当に絵になる風景でした。
次に訪れたのが、かつて山と山を結ぶ生活道として利用されていた樅木のつり橋。上段の「あやとり橋」、下段の「しゃくなげ橋」の2層からなり、実際に渡ることができます。ちょうど紅葉の始まった山々の景色が印象的でした。そして最後に訪れたのが、源氏に敗れた平清経の末裔が姓を「緒方」と変え住んだといわれる「緒方家」。築300年の茅葺の古民家は風格があり、落ち着いた佇まいでした。こんな秘境の地まで落ちのびた平家に思いを馳せながらの散策でした。
日本三大秘境のひとつ、椎葉村
岐阜県の白川郷、徳島県の祖谷渓谷とともに、日本三大秘境のひとつとされるのが、宮崎県にある椎葉村です。九州中央山地に位置し、なんと村の土地の96%が森林で占められるというまさしく秘境です。
また、椎葉村も五家荘と同じく平家落人伝説の残る里として有名です。その伝説をひとつを紹介します。壇之浦の戦いに敗れた平家一門は、椎葉村にも住みついたといわれています。やがてそれは幕府にも知れるところとなり、討伐軍として那須大八郎宗久(那須与一の弟)が派遣されますが、大八郎は椎葉山中での平家残党の叛意なき姿を深く哀れみ、平家が厚く信仰していた厳島神社の守護神を勧請し椎葉厳島神社を建立したとされます。そして平清盛の末裔とされる鶴冨姫と恋に落ち、ふたりの間に生まれた娘とともに那須の姓で生き続けたそうです。この平家落人伝説のように椎葉村の歴史や文化は興味深いものばかり。民族芸能博物館でもその歴史や今でも続く神楽などの伝統文化にふれることができました。
そして何よりも圧巻だったのが、険しい斜面に棚田と石垣、そして7つの伝統家屋が残る十根川重伝建保存地区です。坂道には遊歩道が整備されていて、少しずつ登りながら散策を楽しみました。頂上からは十根川地区全体を眺めることができ、周囲の深い山の中にひっとりと佇む集落の姿をみると、秘境に来たことをあらためて実感しました。山間部のおいしい空気を吸いながら、充実したひとときを過ごすことができました。
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