【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年08月26日

【帰着レポート】乗鞍山麓五色ヶ原ウォーキングと奥飛騨風景街道の旅 4日間

<8月23日(火)~8月26日(金)添乗員・本社営業部 渋江 恭子>

長野県と岐阜県にまたがる乗鞍岳の自然を満喫する旅に添乗しました。弊社会報誌『旅のひろば』4月号で発表した際に多くのお客様にお申込みいただき、2本の追加設定を含めて、今夏6本催行となった大人気ツアーです。今回はコースのハイライト、五色ヶ原の森のハイキングを中心にご紹介します。

コース前半はせせらぎを聞きながら、心地よくウォーキング

 五色ヶ原の森は乗鞍岳の岐阜県側に広がる森林地帯です。約9000年前に乗鞍岳の噴火により流れ出した溶岩が冷え固まり、その上に植物が育ち、森林が形成されました。今回の旅でご案内したのがシラビソショートコースで、標高差約300m、約4.5kmの道を終日かけてウオーキングしました。前半は岩魚見小屋からシラビソ小屋までで、沢沿いの道をせせらぎを聞きながら、気持ちよく歩くことができました。ガイドさんの話では、沢の水は溶岩大地が蓄えていた伏流水で、数十年前に降った雨水とのこと。そのため、五色ヶ原の森では洪水や干ばつの恐れがないとのことです。コースでは時折、沢の流れが美しく見える絶景ポイントがあり、耳と目に心地よい刺激を受けながら、森林浴をお楽しみいただきました。

天候にも恵まれ、陽光を受けて煌めく沢の風景をお楽しみいただけました。
スタート地点となる岩魚見小屋でガイドさんからコースの説明を受けて、いざ出発!
トリカブトの花。そのほか、山荷葉(サンカヨウ)、御前橘(ゴゼンタチバナ)など植物のレクチャーを受けながら、歩きました。

ハイキングの疲れを吹き飛ばす! 圧巻の風景・布引滝

 コース後半は沢のせせらぎが絶え、蒸し暑さを感じながら、アップダウンの多い道を歩きました。足も疲れ、水の音が恋しくなる頃、遠くに勢いよく水が落ちていく音が聞こえてきました。ガイドさんが「もう少しで、ご褒美が待っていますよ」という声に励まされながら、峠を越え、下りの道を終えると、ものすごい勢いで水がほとばしる横手の滝、レースのように幾筋にも分かれて流れる布引滝に出会いました。横手滝の迫力、布引滝の美しさを正確に表現する言葉を私は知りません。コースについて「予想以上に大変だった」とおっしゃるお客様もいらっしゃいましたが、この2つの滝をご覧になり、「頑張ってよかった」と思っていただけたことと思います。とても力のある風景でした。

コースの有終の美を成す布引滝 
滝の白い筋と苔の緑のコントラストが絶妙
繊細な美しさの布引滝と好対照をなす、雄々しい勢いがある横手の滝
後半コースの休息ポイントでもあった雄池
五色ヶ原の森は溶岩大地に苔が生えており、幻想的な世界が広がります。

福地温泉の湯と湯元長座のお食事に疲れが癒されました。

ツアーの前半は奥飛騨温泉郷内にある福地温泉の旅館「湯元長座」に2連泊しました。五色ヶ原の森を終日かけて歩いた疲れも温泉にじっくりつかって、癒されたことでしょう。また、飛騨の伝統野菜、飛騨牛など地元の食材を丁寧に調理した朝夕のお食事が活力を与えてくれました。乗鞍山麓の自然を満喫するだけでなく、飛騨地方の食文化をお楽しみいただける旅でした。

囲炉裏を囲んでのお食事。炭火を使って、焼き物を温めたり、しゃぶしゃぶやすき焼きをしたりしました。
湯元長座の玄関。思わず「ただいま」と言ってしまいそうな懐かしさを感じる旅館です。

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