【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年07月05日

【帰着レポート】奥京都ガストロノミー 美山荘の摘草料理と京丹後「伊根の舟屋」【3日間】

<7/3発・添乗員:本社営業部 岩田 尚之>

例年より早い梅雨明けを迎え、夏の奥京都を舞台に3日間の旅へ添乗してきました。公共交通機関でのアクセスの不便さからも、奥京都へ訪れたことがある方は少なく、今回は代表する見どころはもちろん、由緒ある歴史的建造物や町並みをご紹介。そして何よりガストロノミーの旅ということで、和・洋のふたつの名店を組み入れ、観光良し食事良しの充実した3日間の旅となりました。

世界も認めた高品質のお酢とイタリアンの融合

創業120年を超える老舗のお酢屋を改装したレストランイタリアン「aceto」(アチェート)。ここのお酢は原料の米作りに始まり、酢の元となる発酵作業にいたるまですべてを自前で完成させる、まさに職人技といえる高品質の酢が持ち味です。全国の寿司職人をはじめ、海外の名門ホテルからも高い評価を得ています。料理名にこそ出てこないものの下味にお酢や麹を使うなど、ほぼすべての料理にお酢が絡んでおり、一品一品を引き立てていました。

古民家を改装して2017年オープンの店構え。宮津の旧花街にあります。
前菜4種盛は、地元の海の幸とともに。カルパッチョ、ブラッドオレンジソース、カプレーゼ。食べた瞬間の「おいしい!」との皆様の喜びのお声が響いていました。

ズワイガニのタリアテッレ。麺に絡んだカニの風味が口いっぱいに広がります。
焼き加減が素晴らしかったスズキの炭焼き。焼き目の香ばしさと魚の旨味が絶妙でした。

これぞ名店の味。独自の料理を追求し続ける「美山荘」へ。

1895年、山腹にある峰定寺の宿坊として建てられたのが始まりの美山荘。山奥にあり周囲を自然に囲まれていることから、今でも主人自ら野山に入り、山菜や野花を摘み、川魚を捕まえ、自然の恵みをふんだんに用いた料理を提供しています。最小限の味付けで素材そのものの味を最大限に引き出す調理を追求され、これが独自の摘草料理を形成しているのです。
まさにここでしか食べられない、わざわざ遠出してでも食べたくなるようなお食事に出会え、感動を覚えました。お食事好きな方はぜひ一度、足を運んでみてください。

一献「氷室羹 丹波ポーク添え」。お箸は栗の木の自家製で、箸置きは索餅(さくべい)といい、七夕の季節に食べられるお菓子です。一品目からオリジナリティ溢れる料理でした。
向付「岩魚の冷燻仕立」。備え付けの花も食べられます。器も可愛らしいです。
焼物「地鮎の塩焼き」今が旬の鮎。小振りですが頭からバリバリと食べられます。おいしくてあっという間に完食でした。
水物「青梅ゼリー岩梨と黄苺」。最後は夏らしくさっぱりとしたデザートで締めくくりました。

独特の美しい景観が残るふたつの町へ。日本三景天橋立も訪問しました。

奥京都には外せない観光スポットが点在しています。全国に126カ所ある重要伝統的建造物群保存地区の中でも稀有な町並みとして、今回2カ所ご案内しました。そのひとつが美山です。茅葺屋根の家は全国津々浦々残され保存されていますが、集落としてここまで残っているのは珍しく、今でも住民たちによって大切に守り受け継がれています。
もうひとつは、舟屋の町伊根です。1階部分が舟のガレージ、2階部分が住居スペースとなっていて、他ではあまり見られない町並みです。海側からその特徴が良く見られるので、今回は遊覧船に乗ってご紹介しました。
また、奥京都を代表する景勝地で、日本三景に数えられる天橋立も訪ね、徒歩、遊覧船、展望台と様々な角度からご案内しました。

約40棟の茅葺屋根の家が残る美山。これほどの規模の集落は珍しく、日本の原風景として、コロナ前は特に外国人に人気の観光地でした。今回は他にグループ旅行はおらず、快適な散策ができました。
伊根の町並みは船からが一番景色良く見られます。遊覧船の出発とともに、近辺のカモメもたくさん飛んできて餌を求めていました。
日本三景のひとつ天橋立をまずは徒歩にて観光。立派な松林が広がっています。
次にケーブルカーを使い傘松公園より天橋立の眺め。有名な股のぞきはこの地で誕生しました。皆様記念にと股のぞきに挑戦しました。

おかげさまで7月に設定した2出発日はともに催行することができました。なかなか予約が取りづらい名店ですが、このたび、12月に再度追加設定してご案内できることになりました。お食事を楽しむ人気のツアーです。まだ、行かれたことのない方は、是非この機会にご検討ください。

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