【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年03月01日

【帰着レポート】早春の河津桜と日本平ホテル宿泊の旅 3日間

2022年2月17日(木)~19日(土) 添乗員:東京支店 植松祐太

<2月17日発・添乗員:東京支店 植松祐太>

一足早く、春を先取りする旅に添乗してまいりました。今年はラ・ニーニャ現象による厳冬で開花が遅めになっていましたが、隣り合っていても1本1本進み具合が異なる点は興味深かったです。

青空に映える河津桜

「開国の町」下田にて、了仙寺住職の分かりやすい講義

1853年に浦賀へ来航し、開国を要求したペリー。しかし江戸幕府が回答を翌年まで延期したため、1854年1月に9隻で江戸湾へ再び現れました。こうして3月3日、神奈川条約(日米和親条約の大枠)が結ばれます。

江戸城から遠ざけたい幕府は函館と共に下田を開港し、アメリカ人が一定区域内を自由に歩き回れる「遊歩権」を認めたことは画期的でした。ペリーは住民との交流を楽しみ、5月22日に日米和親条約付録下田条約が締結されます。話し合い・饗応・演奏会など、様々なイベントの会場となったのが1635年創建の了仙寺です。

そんな日本の歴史に大きく関わる古刹で、最もサプライズだったのは住職その人です。よくありがちな「ありがたいお話」を正座で拝聴するのではなく、パソコン・プロジェクタを駆使しながら秘蔵の資料などを交えて非常に分かりやすく解説してくれました。終了後に伺ってみると、コロナ禍前は年間200回以上こうした講話を行っていたとのこと。外国人には英語で説明するとのことで、その多才に脱帽しました。これを聞くためだけでも、下田まで足を運ぶ価値が有ると感じました。

ペリー上陸地に立つ像
了仙寺住職による、黒船の実態や世界地図の変遷など解説

海を渡る県道223(ふじさん)号線

伊豆市の土肥(とい)港から静岡市の清水港までは、バスごと駿河湾フェリーに乗り込み約30キロメートルを70分で渡ります。観光に特化した海路では全国で初めて、2013年に県道指定されました。雲一つ無い青空に、冠雪の富士山。文句無しのベストコンディションに恵まれ、皆様たくさん写真を撮っていました。船酔いを心配していたお客様も、そんなことは忘れてしまうほど熱中したようです。清水港が近づく頃には、世界文化遺産に含まれる三保松原や宿泊する日本平ホテルを眺められました。

日本一深い駿河湾は近年、深海魚水族館などで人気上昇しており、まだまだ謎が多く魅力的な海です。今回は漁期外でしたが、国内水揚げの100パーセントを占めるサクラエビを生で味わってみてください。あわせて、沼津市戸田(へだ)で味わえる世界最大のタカアシガニもお勧めです。

バスごと乗れるサイズなので、揺れの心配は少なめ
県道223号線から、雪化粧の富士山を満喫

「風景美術館」を自称するのも納得の日本平ホテル

静岡市東部の「日本平」は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際、頂上から四方を眺めた伝説に由来します。中心となる標高307メートルの有度山(うどさん)からは、霊峰富士・伊豆半島・南アルプスを望め、ロープウェイで繋がっているのは徳川家康が祀られた最初の久能山東照宮(国宝)です。有数の観光地として、国の名勝や観光分野で様々な栄冠を獲得し、木材を多用する世界的建築家の隈研吾さん設計「夢テラス」などが人気スポットとなっています。

その景色が素晴らしい高台にて、1964年から半世紀近い歴史を有するのが日本平ホテルです。2012年には環境へ配慮した国際水準の施設としてリニューアルされ、モダンで使いやすく生まれ変わりました。

今回確保していたのは、バルコニーも付いたカテゴリー「日本平ツイン」です。45平米なので広々と、部屋の正面にそびえる富士山を心ゆくまで観賞していただきました。

駿河湾フェリーから遠望した、日本平の特等席に鎮座する日本平ホテル
部屋の正面に望める大パノラマ
日本平ホテルのフレンチ夕食
隈研吾さん設計の「夢テラス」

私は静岡県で生まれ育ちましたが、まだまだ知らない魅力を発見し、今まで以上に故郷が好きになりました。

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