【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年01月21日

【帰着レポート】お正月 京の歳時記 5日間

2022年1月17日(月)~1月21日(金)添乗員:東京支店 土屋渉

<1/17発 添乗員:東京支店 土屋渉>

 お正月を迎え、多くの催事でにぎわう京都を訪ねる旅へ行ってまいりました。1月4日発の京の歳時記の旅の帰着レポートもページ下部にリンクを貼っておりますので、併せてご覧ください。

多くの観光客が訪れる伏見稲荷大社の千本鳥居

悪霊退散、ではなく悪霊をおもてなし。「石清水八幡宮 青山祭」

 石清水八幡宮は859年に清和天皇の命により平安京の裏鬼門(南西の方角)を守護する神社として建立され、京都と大阪の境に位置していることから、古来より京城を疫病や災厄から守る王城鎮護の社とされてきました。また、清和天皇が源氏一族の祖、八幡大神が武神であったことから勝負事の社としても名高く、織田信長をはじめ名立たる武将が参拝に訪れました。今回の観光でもご本殿をはじめ、歴史とのつながりを感じる鬼門封じや信長塀などをご覧いただけました。
 境内の観光後、男山の麓に位置する頓宮で青山祭をご覧いただきました。青山祭は石清水八幡宮最古の祭りであり、始まりは鎌倉時代の頃まで遡ります。明治以前は道饗祭(みちあえのまつり)または疫神祭(えきじんさい)とも言われておりました。この祭りは、本来お祓いをして追い払う悪い神をおもてなしして引き返してもらう、ひいては良い神に変わっていただくという日本人らしい祈りを込めた全国でも珍しい祭りです。私たちのグループは特別に椅子席を用意していただき中で鑑賞することができましたが、一般の見学者は門の外からしか見ることができない特別な雰囲気の中執り行われました。

徳川三代将軍家光によって修造された御本殿
石垣の一角が切り取られている鬼門封じ

悪い神へのお供えがはじまりました。
ご祈祷が行われ、終了です。

湯滴に触れることはできるのか。「城南宮 湯立神楽」

 城南宮は平安神宮の南を守護する神社として創建されました。古くから方除の大社とされ、全国からお祓いのため多くの参拝者が訪れます。そんな城南宮で厄払いの祭りとして毎年行われているのが湯立神楽です。城南宮の神水「菊水若水」で満たされた大釜が火にかけられ、笹の束を釜の中へ浸して勢いよく湯を散らします。この湯滴に触れると無病息災で過ごすことができるといわれております。
 当日は平日にもかかわらず多くの見学者が集まり、用意されていた60席ほどの椅子席も満席となり立ち見の方も多くいらっしゃいました。4人の巫女による舞や、笹の束から勢いよく湯が散らされる瞬間にはシャッター音が鳴り響き、多くの見学者が無病息災などを祈りました。

春になると梅や椿など80種類以上が咲き乱れる神苑
巫女による扇の舞と鈴の舞
勢いよく散らされた湯と湯けむりからは神々しさを感じました。
最後は見学者にも湯が撒かれ、無病息災が祈られます。

冬の京都でも珍しい雪景色「東寺 初弘法」

 東寺は平安遷都とともに建立された国立の寺院(官寺)で、796年に創建されました。平安京の遺構として唯一現存するものとなります。正式名称は教王護国寺と呼び、弘法大師空海によって日本ではじめての密教寺院になり、真言密教の根本道場となりました。今回の観光では、京の冬の旅で特別公開されていた五重塔の初層内部や、迫力ある立体曼荼羅を鑑賞できる講堂などをご覧いただきました。
 初弘法とは、宗祖弘法大師の月命日にあたる21日に毎月東寺で行われる「弘法さん」の中で、1年の最初に行われる弘法さんを指します。また、1年の最後12月21日に行われる弘法さんを「終い弘法」といいます。焼きそばやいちご大福などの食べ物系の屋台をはじめ、陶器や衣類、採れたての京野菜の販売など様々な種類の屋台が並び、当日は朝から雪が降っておりましたが、観光客のみならず地元の方々も大勢お買い物を楽しんでおり賑わいを見せておりました。

雪化粧をした五重塔
五重塔の内部が特別公開でご覧いただくことができました。
初弘法 両脇にずらりと露店が並びます
雪が止むと多くの人で賑わいました。

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