視察レポート

視察レポート

2020年08月09日

待ち遠しい年に一度の特別企画「仁和寺観月会」

社長・松本佳晴が視察に行って参りました。

8月9日(日)、猛暑の中、「仁和寺」を視察、打ち合わせをして参りました。「徒然草」(吉田兼好)に登場する「仁和寺の法師」の段の、あのお寺です。
888年(仁和4年)、第59代宇多天皇が真言宗御室(おむろ)派の総本山として、弱冠21歳の若さで創設開山し、そして、30歳で退位し法皇となると、今度は出家して、本人自身が「御室」と呼ばれる僧坊を建て、ここで生涯を閉じております。その後も、代々の天皇が退位後は住職(門跡もんぜき)を務めた「門跡寺院」であるからこそ、数ある日本中のお寺の中でも「最高位の格式」を保ちました。本尊が納められている「金堂」は国宝です。もちろん、仁和寺全体は世界遺産に登録されています。

このたびは、年に一度の中秋の観月会(中秋の名月のお月見)を、ワールドの限られたお客様だけにご案内させていただくことになりました。仁和寺の僧侶たちがずらりと白砂の庭に立ち並び始まる「真言声明(しょうみょう)」の、おごそかながら迫力のある、うねりのような声の響きに圧倒されながら、京の歴史物語に耳を傾け、そして目の前の南庭の「勅使門」の上空に浮かぶ(天気によりますが)中秋の満月は、きっと生涯の忘れが難い「特別なお月夜」となることでしょう。
お夕食は、一般公開されていない御殿の「宸殿」(しんでん)にて。昨秋10月、将棋の竜王戦第2局の舞台として大きな話題を集めました。年に一度の特別企画ですので、お早目のご予約をお待ち申し上げております。

仁和寺、御殿の白書院が観月会(10月1日)の会場。ここから目の前に南庭の白砂が広がり、そのむこうの勅使門の上空に中秋の満月を眺めます。もちろん、お天気を祈るばかりです。
こちらが白書院の外観。一般参拝客は外廊下のみで、座敷内には踏み入れることはできない特別の会場で、当日の観月会が催されます。
こちらは、北庭を夕食をおとりいただく宸殿(しんでん)から眺めています。右は仁和寺の五重塔です。この宸殿は、昨秋初めて、将棋の竜王戦(豊島vs広瀬)の第2局の会場となり、話題を集めました
霊明殿です。こと仁和寺を建立した宇多天皇をはじめ、代々の天皇が退位後に、住職(門跡)を務めたことで、門跡寺院として「最高位の格式」を保ちました。この代々の天皇の位牌が納められている、小さいながらも極めて高貴なお墓で、思わず手を合わせてしまします。

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