視察レポート
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2024年02月07日
【視察レポート】遂に就航!日本航空の誇る新機材 エアバスA350-1000初就航 搭乗レポート
日本航空がエアバス社の最新鋭機材A350-1000型機を導入し、2024年1月24日(水)より、羽田からニューヨーク線の運航を開始しました。ワールド航空サービスはアメリカ路線などでJALを積極的に利用しており、そのご縁もあって初便のご招待をいただきました。今回は皆様に初就航時の様子や刷新された機内の様子をお伝えいたします。
大阪支店 信濃貴宣
白く輝く機体が国際線の新時代の幕開けを予感させる
朝、羽田空港の112番ゲートに到着すると、既に多くの報道陣や関係者で賑わっていました。窓からはスレンダーで真っ白に輝く新機材が見え、期待に胸が高鳴ります。
実に20年振りとなる日本航空の新機材。オープニングセレモニーでは、その特徴が紹介されました。機内デザインは安全面を第一に考慮しつつも、JALの伝統美に則って室内にゆとりを持たせることにこだわったとのこと。トータル座席数239席という適度な規模で、軽量化によりSDGsに沿った設計により二酸化炭素排出量も25%削減の性能向上が見込まれており、環境にも十分考慮されているそうで、まさにこのデザインは機能美を追求したものだと感じました。
また、トゥールーズからここ羽田に新機材を運んできた南機長が、操縦室の様子を紹介してくれ、新しく装備された機能もあるが、マニュアルで事前に確認しており、いつもと変わらない感覚でフライトに臨めた、とのお話でした。
そして歓声と共に赤坂社長、エアバスジャパンのステファン・ジヌー社長、国土交通省航空局 大沼次長によるテープカットがおこなわれました。高揚した気持ちで機内へ向かう途中、赤坂社長自ら記念品を搭乗客へ配っておられました。4月からは新社長が就任するというニュースを見たばかりでしたが、赤坂社長のおもてなしに心から感動しました。
すべての座席を刷新。ストレスフリーなキャビンを徹底追求!
客室乗務員に案内され機内に入ると、落ち着いた色合いの空間が広がっていました。ほっそりした外観に対して、内部は今までの国際線使用機材に比べると、特にビジネスクラスエリアが幾分か広くなった気がしました。客室乗務員に伺ってみると、それもそのはず、現行機材(ボーイング777-300ER)のビジネスクラスの座席が2-3-2のシート配列に対し、1-2-1の座席に。更にビジネスクラスの座席の真ん中部分は上の棚を排除したことで、すっきりとした空間になっていました。
ゆったり快適なエコノミークラス
エコノミークラスの座席に腰かけるといままでと違うゆったり感に驚きました。乗務員に伺ったところ、通常の座席よりも1インチ寝かせた姿勢になっているとのこと。JALのエコノミークラスはSKYTRAX社より「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」を6期連続受賞の高評価を受けていますが、新機材も期待以上の快適さだと納得しました。
座席の周辺機器も気になります。スマートフォンを置くだけでOKのワイヤレス充電は便利ですし、最新の4Kモニターは前の座席の幅いっぱいの13インチ画面と、その大きさに驚きました。モニター画面に触れてみると、最新機能ではあっても難しい操作が必要なものはなく、使いやすいのもありがたいもの。離陸シーンをモニターで見ていると、高画質のため窓から眺めているような臨場感でした。
離陸の際、窓の外には多くの空港スタッフが駐機場で手を振って見送ってくれました。ロールスロイス製のエンジンを採用しているそうで、今までにないような静けさは旅をより快適なものにしていました。
安定飛行に入ったところで化粧室をのぞいてみました。新しくきれいなのはもちろんですが、便座シートだけでなくウォシュレットまで設置されていました。こんなところまで日本の技術とサービスがと実感した瞬間です。
大きく進化したビジネスクラス
弊社でも特にお客様の利用が多いビジネスクラスでは、半透明の扉が特徴で、開放感ある空間が演出されていました。座席上の収納棚は窓側に配置され、プライバシーの確保にも配慮されています。
試しに座らせてもらいましたが、座席はフルフラットで体圧分散構造の快適なクッション。大型24インチ4Kモニター、JALオリジナルアメニティキットなども魅力的でしたが、特に感心したのがヘッドレスト内蔵スピーカー。ヘッドホンやイヤホンはずっと装着していると辛くなりますが、これなら寝ながら音楽を聴いていても違和感もなく、長距離移動に便利です。
機内食にもJALのこだわりが
同じく長いフライト時間でお食事はとても重要です。JALのこだわりはこの機内食にもありました。ファーストクラスとビジネスクラスでは、和食やフレンチなど有名シェフの監修によるメニューが用意され、アラカルトメニューも最大13種類揃えられています。ビジネスバーラウンジでもショコラ界の巨匠ジャン=ポールエヴァンのオリジナルショコラが用意されていて特別なひとときを演出してくれているのも日本航空のおもてなしのひとつです。
いよいよニューヨークへ到着
13時間弱のフライトを経てニューヨークが近づいてきました。真っ暗な状態にしたモニターでも、左下に残りのフライト時間が表示されていますが目に優しい光のため、眠りの妨げにならず、ぐっすりと睡眠もとれ、あっという間に到着したような気分で、疲れも感じませんでした。
これからニューヨーク線を皮切りに、この機材は各方面に広がっていくようです。JALを利用したツアーは今後も随時発表予定です。是非、JAL利用ツアーにご注目ください。
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