視察レポート
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視察レポート
2024年01月26日
【視察レポート】第二回視察レポート 「エリア別に楽しむ 食の街、職人の街リヨン巡り」
【視察レポート 東京支店 酒井康行/2024年1月26日】
エリアそれぞれに特色があり面白いリヨン。エリア別の街歩きが楽しい。
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第二回視察レポートではリヨンの街について詳しくご紹介したいと思います。
リヨンはソーヌ川(写真手前)とローヌ川(中央の)の2本の川と、フルヴィエールの丘とクロワ・ルースの丘という2つの丘に囲まれ、古来より交易によって発展したことは「第一回視察レポート」でお話いたしました。
今回の視察を通して強く感じたのが、リヨンの街は地区(エリア)ごとに特色がはっきりしていて、街歩きが非常にしやすく、面白いという事です。イタリアとの交易で発展したルネッサンス調の建物が建ち並ぶ旧市街、職人の丘として絹織物職人が働いたクロワ・ルースの丘、ローマ人が入植しルグドゥヌム(神の丘)と名付けたリヨン建設の始まりの場所、フルヴィエールの丘、そして多くのお店やレストランが建ち並ぶ新市街と、パール・デュー地区など、エリアごとにそれぞれの魅力があると感じました。
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中世の趣きを感じる旧市街(写真:緑丸のエリア)
フルヴィエールの丘の麓に広がる一帯が世界遺産にも登録されているリヨンの旧市街です。16世紀以降、イタリアからの影響でルネッサンス様式の建物が沢山造られました。ルネッサンス様式の建物の下には通りから通りに抜けることのできるトラブールが設けられ、今では観光名所となっています。メインのサン・ジャン通りにはリヨン料理屋のブション、リヨンの伝統芸能の人形劇であるギニョールの博物館、リヨン名物のプラリネ・ブリオッシュのお店などが建ち並びます。
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リヨン発祥の場所‟ルグドゥヌム(神の砦の丘)”と呼ばれたフルヴィエールの丘へ(写真:青丸のエリア)
リヨン市内のどこからでも見えるのが、最も高いフルヴィエールの丘にあるノートルダム大聖堂です。フルヴィエールの丘は‟ルグドゥヌム(神の砦の丘)”と呼ばれたリヨン発祥の地。ローマのガリア(現フランス)征服時代に中心地となり発展しました。かつては城壁で囲まれ、神殿、住居、劇場などが建てられました。ノートルダム大聖堂はツアーでも訪れますが、ご興味のある方は是非2000年の歴史を持つローマ遺跡エリアを訪ねてみてください。大小ローマ劇場、ガロ・ロマン文明博物館などがおすすめです。
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絹の街リヨンの象徴、クロワ・ルースの丘地区(写真:赤丸のエリア)
視察をして感じたのはリヨンが「職人の街」であるということです。‟食の街”を象徴するレストランはもちろんですが、リヨンはクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー(製菓の大会)が2年に一度開かれるほど、お菓子やチョコレートの街としても知られ、街にはChocolaterie Philippe BelやBernachon Chocolats、そしてPâtisserie Bouilletと日本にもお店のある名店が多く並びます。また、16世紀以降の養蚕の本格的な発展により「絹の街」としても発展しました。現在でも多くの職人が工房で絹製品を製造しており、素晴らしい絹織物と出会うことが出来ます。特にクロワ・ルース地区は18世紀以降「職人の街」として発展し多くの絹織物工房が建ち並びました。甘いもの好きの方ならご存じだと思いますが、有名パティシエのセバスチャン・ブイエ氏(Pâtisserie Sebastian Bouillet)の本店もこのエリアにあります。
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新市街・パール・デュー地区(写真:オレンジ丸のエリア)
他の地域に遅れて発展したのがソーヌ川とローヌ川の中州地区として発展した新市街や、リヨンのメイン駅のパール・デュー駅があるパール・デュー地区です。このエリアでは、ショッピングやカフェでの休憩も可能。また、何といっても中央市場にあたるポール・ボキューズ市場もあり、見ているだけで楽しいです。
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リヨン滞在のほか、プロヴァンス、アルザス、フランシュ・コンテ地方、ローヌ川クルーズなど東南 フランスを舞台とした7つのコースをご用意しました。
皆様のご参加を担当者一同、お待ち申し上げております。
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