視察レポート
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視察レポート
2021年03月10日
太平洋フェリー 名古屋から仙台まで試乗してきました
名古屋支店 深澤義博
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2月7日(土)から2月8日(日) 1泊2日乗船
金城ふ頭フェリーターミナルに到着した。
今回乗船するフェリー「きそ」(または姉妹船の「いしかり」)をみてその大きさに驚いた。
海外でも、数多くの客船に乗船きたが、間近に見たからか、それともこの規模のものを久しく見ていなかったからか不思議な気分を感じながら乗船手続きへ、カウンターの係員は手際よく手続きすすめてくれ、わずか数分で乗船。
今回の乗船を案内は、大平洋フェリー西日本支店の副支店長兼旅客部長 佐竹 晃典氏がかってでてくれた。ツアー設定段階で何度も膝をつき合わせた相手で、安心感がある。
「とにかく大きいですね。」佐竹氏との挨拶をかわすかかわさないほどのタイミングで思わず私の口から出てしまった言葉。
佐竹氏からは、「1万トン超えの国内最大級のフェリーですからね。
きっちりメンテナンスもしていますよ、大きさだけでなく結構綺麗でしょ!」
顔をほころばせながら二人で蛇腹を歩きながら、その窓から「きそ」の雄姿を見ながら乗船口へ進んだ。
フェリーに乗り込んだ途端、私を驚かせたのは、その空間の広さというよりは、大きさである。そして、スタッフ(乗組員)達の気取らず、元気のいい挨拶「ご乗船ありがとうございます」も非常に心地よかった。
佐竹氏からの説明を引用すると、「エントランスは、船の顔ですからね。」
3層吹き抜けの大きな空間は、昼は大きな窓からの自然光を取り込み、夜は、光壁やムービングにより華やかさを演出しますと。
個人的には、木材をそこかしこにあしらっており、木のぬくもりを感じました。
船旅には、この広々空間は、乗船した瞬間にリラックスできるので非常にいい印象を得ました。
エントランスの天井から目線をロビーに落とし、先ほどの元気な挨拶をしてくれたスタッフ達に挨拶をしようと、足を進めたところ、スタッフ達は皆若く20代から30代の方々ばかり、しばらくしてから、スタッフの一人に質問をしました。「あなたは、どうしてこの仕事を選んだのですか?」と。
すると、嬉しそうに、「みんなこの仕事がしたくて入社してますよ。」と
その後、船内ではレストランやカフェそして、レセプションでスタッフと接することがありましたが、恰好いいサービスとはいきませんが、一所懸命な感じで接してくれました。
さて、この度の視察は、5月からのツアーで利用するスケジュールと全く同じ行程。名古屋港から仙台港まで、1泊2日3食付き、約770キロの行程を約19時間かけての航行です。
いよいよ、案内人の佐竹氏に別れを告げて出航です。
率直なところ、航行中のすべてをお伝えしたいのですが、掲載のスペースなどの件もあり、船のパブリックスペースの様々と実際に皆様にお使いいただく船室のことに関して、お伝えしていきます。
迫力のあるエントランスが気に入り、出港までなんとなく、エントランスロビーで過ごしてしましたが、まずはそのエントランスを簡単に説明しておきます。
エントランスは、5階で、6階そして7階へは、もちろんエレベーターもありますが、写真のような階段があり、乗船客の大半は、階段で移動をされていました。
はやり、運動不足になるのもありますが、吹き抜けで気持ちいいですし、主な客室、そして、レセプション、レストラン、カフェ、ラウンジ、売店そして大浴場やパソコンエリアなどの公共設備に行く場合の構造上の動線になっています。 大きな船の場合は、「今、どこに?」と迷いますが、看板などもあり、迷うこともなく、スムーズに移動することができるのも、このフェリーの便利さだと感じます。
広いラウンジもあり、ウインドサイドには、座り心地のよいソファーも十分な数、設置されており航行中は、のんびりと読書をしたり過ごせるスペースがあります。
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レストランは、船尾に配置されており、1泊ではありますが、夕食、翌朝食、そして昼食の計3回お世話になります。
すべての席がほぼ窓側になりますので、日中は自然のあかりを感じながら海を見ながらの食事を楽しめます。夜も外国のレストランなどにありがちな暗いライトニングではなく、十分な明るさがありました。
食事内容ですが、3食すべて、和洋バイキングとなります。ごはん、味噌汁、そしてお漬物はいつも用意されております。決して豪華な料理ではありませんが、過不足のないお食事だと感じました。
この船は、仙台到着後、さらに苫小牧へ向かう、つまり2泊する乗客もいるはずなので、興味本位でレストランのスタッフに聞いてみた、明日の朝の料理は同じですか?」と。すると、笑顔で「メニューは変わりますよ」と。食事にも配慮をしているのがうかがえまました。
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その他、売店や自動販売機もありますので、不自由を感じることはありませんでした。
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弊社が予約しております客室は、お風呂(シャワーは可倒式)、トイレは当然完備されておりますが、人数制限中の大浴場もございます。
船内に入る間、入浴はいつでもできます、大きな窓もありますので海を眺めながらの入浴も可能です。
最後に客室ですが、この度は、1等客室の海側(2名利用)と内側(1名利用)をご用意しております。
私は、1等客室の内側を利用しました。
ホテルの客室とまではいきませんが、きれいに整えられた船室で2つのベッドとテーブルと椅子、ハンガーラックのスペ-ス、船にはあまり設置されない沸かし器と粉末のお茶も用意されており嬉しいサービスです。
夜は、大浴場で温まり船室へ、船の揺れも気にならず熟睡し、水平線から昇る朝日をカメラに収めようとサンデッキへ。 この時期(2月)デッキが凍ることもあるそうですが、この日は問題なく、朝日を拝むことができましたが
私のカメラが壊れまして、慌ててスマホで納めたのが下の写真ですが映りはいかがでしょうか?
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◆名古屋港から仙台港への航行のフェリーは全部で3隻ですが、当社ツアーは大型姉妹船2隻、「きそ」、「いしかり」を利用します。
全長 199.9M
総トン数15.795総トン
乗客店員 768人
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