世界遺産のハンザ都市ベルゲンから北極圏の町キルケネスへ。ノルウェー西岸の34の港町を結ぶ「沿岸急行船」。もともとは僻地の村々への物資供給や、特産のタラを運搬するための定期航路に始まり、いつしかその絶景が世界の旅好きに知られてゆき、一度は乗ってみたい憧れの航路となりました。入り組んだ海岸線を巧みに操船し、海峡を抜け、小さな港から港へゆく定期便ならではのルートは、大型船では味わえない旅のロマンに満ちています。

オーロラも楽しめる　沿岸急行船の最適なシーズン

　今回ご案内する2月中旬は昼と夜の時間帯のバランスがよく、日中の観光と夜のオーロラのどちらも楽しめるシーズンです。日が沈み切って夜が訪れ、そして朝日が昇るという時期は、一年でわずか40日ほどしかありません。夏は日が沈まない白夜や、反対に夜が明けない冬の極夜はご存知でしょう。この2つの季節の境目となる春と秋それぞれ20日ほどの期間だけ完全に太陽が沈み、夜と昼がはっきりと分かれます。

　フィヨルドの絶景とオーロラの当たり年となる今シーズン最後のオーロラチャンスが待っています。どうぞお見逃しなくご参加ください。