佳景・名景・絶景

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2021年01月02日

日の出の絶景 大洗磯前神社

『旅のひろば』編集部 上釜一郎

神磯の鳥居の先、太平洋から昇る朝日

 皆様 明けましておめでとうございます。

新年最初の「佳景・名景・絶景」は茨城県、大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)です。初日の出スポットとして有名ですが、今回はあえて密を避ける意味で1月2日のご紹介です。

1100年以上の歴史を誇る大洗磯前神社ですが、戦国時代にすべてが焼かれてしまったため、江戸中期までは小さな祠があるだけだったそうです。そんな神社を再建したのが、水戸藩主、徳川光圀でした。「歴史ある大洗さまがそのような状態では申し訳ない」と、建物と森の造営を命じたことから、現在のような立派な神社ができたそうです。

神社の階段を降りると、海上の岩の上に鳥居が立っています。神磯といい、大御降臨の地だそうです。徳川光圀公が神社を参拝の折に、この景観を称え、

あらいその 岩にくだけて散る月を 一つになして かへる浪かな

と詠まれたそうです。

毎年元旦、宮司以下神職は神磯に降り立ち、太平洋に昇る初日の出を奉拝します。神々しい日の出を皆様もぜひご覧ください。なお、この時期感染症予防対策で、拝観に関して状況が変わる場合がありますので、ホームページ等でご確認ください。
http://oarai-isosakijinja.or.jp/

神磯の鳥居へはこの階段を降りていきます。
大洗磯前神社拝殿
大洗磯前神社の大神様は大黒様と恵比須様。2021年皆様に「大福」が訪れますように。
【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。

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