佳景・名景・絶景
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2020年12月19日
宮古島3つの海上橋
『旅のひろば』編集部 上釡一郎
車のCMなどで度々登場する海上橋。美しい海を眺めながらの疾走感は旅好きなら一度は体験したいところです。世界各地に「絵になる」橋は多いのですが、今回紹介するのは沖縄、宮古島の3つの海上橋です。私が初めて宮古島に撮影で訪れた20数年前は、宮古島と離島の池間島を結ぶ1992年に開通した「池間大橋」だけでしたが、その後95年には宮古島と来間島を結ぶ「来間大橋」が、そして2015年に下地島へ渡る待望の「伊良部大橋」が完成しました。
3つの橋はどれも美しく甲乙付けがたいのであえて、順位は付けません。どの橋も、珊瑚礁が織りなす「宮古ブルー」の海を貫き、絶景で爽快です。あえてそれぞれの特徴を言うなら、ドライブでの疾走感を味わうなら全長3540メートル(サンゴショウと覚えてください)の「伊良部大橋」。目の前の真っ白な砂浜が東洋一の美しさといわれる「与那覇前浜ビーチ」とのコントラストが美しい「来間大橋」(全長1690メートル)。宮古から渡った来間島の橋のすぐそばにある展望台からの眺めも絶景です。他の島より水深の深い場所があるので、そのグラデーションが美しさを引き立てます。そしてもう一つ、最初にできた「池間大橋」(全長1425メートル)。日本離れ?した周辺の海の美しさは宮古島の中でも随一とされていて、宮古ブルーと呼ばれる感動的なエメラルドグリーンの海が広がっています。
海上橋の絶景は、沖縄本島から300キロも離れた宮古島のもう一つの見どころです。朝か昼か夕か、干潮か満潮か、訪ねる時間によって、表情が全く違った写真が撮れるのも面白いところです。
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【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。
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