佳景・名景・絶景

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2020年12月12日

来日岳のご来光と城崎温泉

『旅のひろば』編集部 上釡一郎

見事な雲海。太陽そのものを見ることはできませんでしたが、雲の隙間から差し込む神秘的なまるで宗教画のようで、神秘的でした

日本で、雲海の美しい場所は数々ありますが、今回は11月に訪ねた城崎温泉(兵庫県)がある城崎町の「来日岳」をご紹介します。

数日、雨が降ったりやんだりのあいにくの天気で、雲海もかなり諦めていたんですが、撮影当日は雨が上がり、思い切ってタクシーを頼んで山頂へ向かいました。運転手さんに「来日岳」(らいにちだけ)をお願いしますというと、地元では「くるひだけ」とか「くるいだけ」と言うそうで勉強不足が露呈。ともかく標高567メートルの山頂を目指し、城崎温泉から真っ暗な山道を約30分。運転手さんも、「この天気だから無理なんじゃないの」と。とにかく10月下旬〜11月上旬で、山頂と下の町の温度差が7度以上ないと見られないとのこと。まさに運が良ければ見られると言うことでした。

山頂に着き徐々に明るくなるにつれ眼下に姿を現したのは見事な雲海。とてもラッキーでした。
上空にはさらに雲がかかっていて、太陽そのものを見ることはできませんでしたが、雲の間から差し込む光の筋は、まるで宗教画のような神々しさでした。

この雲海の下は円山川が流れていてます。さらに条件が整うと上空の霧(雲)が、その河口の城崎温泉や、日和山海岸へ動いていきます。日和山海岸には後ヶ島(のちがしま)という無人島があるのですが、その霧に包まれると、まるで竜宮城を思わせる幻想的な光景が。今回はダブルで見ることは無理でしたが写真好きには、ぜひチャレンジして欲しい絶景です。

刻々と表情を変える雲海。
後ヶ島。今回は霧に浮かぶ姿は撮影できませんでしたが、条件が整うとこんな感じに。まるで竜宮城です

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